真田丸感想37話「信之」③上田での別れ


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前回、信幸が昌幸と幸村の命乞いを行い、それが受け入れられました。

大阪城、西の丸

ここに信幸は母親の薫に会いに行きます。
信幸を見た薫は「怖い目に遭いました」と泣きながら抱きつきます。
未だ泣き止まぬ薫を一旦、春に頼みます。
きりが状況を報告します。
・初めは吉継の屋敷に保護されていた
・家康が大阪に入り連れて来られた
・薫が精神的に参っている

一通り報告の終わったきりは継続して守ると伝えます。

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上田の真田屋敷では、昌幸と幸村それぞれ徳川の監視役と将棋を打ちます。
いつの間にやら随分と打ち解けたようです。
そんな二人を信幸は訪ねます。
信幸は監視役の二人に「我等だけにしてくれ」と頼みますが監視役の大井が「それは為りませぬ」と断ります。これに信幸は「某とて今や徳川の家臣である」と命令の正当性を主張しますが大井は「必ず立ち会うようにと申しつかっております」とこれも断ると信幸は諦めて二人の前に座ると家康に命乞いをした報告を行います。
信幸は先ず命までは取られない事を伝えます。
これに幸村は「ありがとうございます」と頭を下げ、昌幸は「そんな事は当たり前じゃ。後は」と続く条件を促します。信幸は小県の領地は全て召し上げられるが、その後に入るのは恐らく信幸自身になる事を伝えます。これに幸村は真田の地が守れると喜びます。
昌幸は「・・・で、儂等はどうなる」と自らの処遇を聞きます。
信幸は二人が高野山麓の九度山村に流罪となった事を伝えます。
これに昌幸は信幸に対して「この役立たずが、何の為に徳川に付いた」と激昂して怒鳴ります。幸村は昌幸に「兄上は精一杯、骨を折って下さいました」と言って取り成そうとします。
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信幸は目線を下げたまま上げることが出来ずにいます。昌幸はその姿を見て見開いた目を閉じると視線を伏目がちに落として小さく頷くと「すまん。言い過ぎた」と小さく謝ります。

2016-09-24-01-31-46その姿は尚更に信幸を責め立てます。信幸は監視役がいるのも忘れて「これからも力を尽くします。どうかお許し下さい」と深く頭を下げます。昌幸は黙り考え込みます。

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その後、信幸が部屋を出た後に昌幸と幸村が主だった家臣達に今後の処遇を伝えます。
茂誠は城の明け渡し役を行った後に信幸の家臣となる。
作兵衛は幸村の娘すえの父親代わりとして村に戻る。
内記は昌幸について行く。
以上の事が決まりました。

昌幸は最後に告げます。
「よいか、これは永久の別れではない。何れ会えることを楽しみにしてるぞ。では各々、抜かりなく」

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昌幸は昌相が忠勝に切られた傷から回復する事が出来ず床に臥せっている所へと赴きます。
昌幸が来た事に気付いた昌相は身体を起こそうとしますが昌幸はそれを止めます。
昌幸は「明日の朝、出立じゃ。お主は源三郎に託した」これに昌相は口を動かし何事かを伝えようとしますが、昌幸に声を届けることが出来ません。昌幸はそのまま「沼田に移り養生せい」と告げます。昌相は側に控える佐助の耳を口元に寄せて何事かを告げると、佐助はその内容を昌幸に伝えます。「大阪城は掘割りが込み入っている。九鬼水軍と密かに結び素っ破を水の取口から忍び込ませれば徳川内府の寝首を掻ける」と佐助の口を借りて伝えた昌相は微かに笑います。昌幸は昌相の手を取って握ると「相分かった」と答えると笑顔を浮べます。昌相はその言葉に頷き、それを見ていた佐助は目をしばたたかせると堪えるように顔を伏せます。
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幸村の元へ作兵衛に連れられたすえが訪れます。
幸村が話題を数瞬探して「いくつになった」と聞きます。すえは目を伏せたまま「十六になりました」と答えます。幸村は答えを継ぐことが出来ず「これからは源三郎伯父上を父と思うように」と言います。これをすえは上目遣いで見ていますが、やがて幸村を見据えると「すえにとって父は一人でございます」と答え、幸村が目を見張りますがすえは「作兵衛小父上だけでございます」と続けます。横で聞いていた作兵衛は「こらっ」と叱り言葉を続けようとしますが、幸村は「父親らしき事は何一つしておらぬ故、仕方がない」と言います。その言葉に作兵衛は頭を下げます。口を引き結んだままのすえに幸村は「そなたの幸せを遠い西の空から祈っているぞ」と声を掛けます。すえは一瞬だけ目を見開き伏目になり「またお会いできる日を心待ちにしております」と軽く礼をして答えます。幸村は微かに充血させた目で娘を見るのでした。
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慶長5年12月13日
上田城は正式に徳川に明け渡されました。
迎えの使者が来ると昌幸と幸村の二人は上田城を出る為に部屋を出ます。二人が通る渡り廊下の向かい側には城内に残る面々が立ち見送る為に並びます。それを見た昌幸は小さく頷き、幸村は頭を下げて応えます。
そのまま城外へと向かう二人の背中に松は「いってらっしゃいませ、後はお任せを、母上様によろしくお伝え下さいませ、道中ご無事で」と声を発します。これに昌幸は僅かに足を止めますが二人は振り返らぬままに歩みを進めます。
外では雪が降り続けます。

真田丸37話「信之」感想つづきます。
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