真田丸感想38話「昌幸」①九度山村での生活が始まる


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前話では、関が原の戦いで勝利した家康に信之が昌幸と幸村の助命嘆願を行った末、紀州の九度山に幽閉される事となります。

慶長六年(1601)正月
紀州、紀ノ川の奥にある高野山の山裾に九度山村に昌幸と幸村の真田一行が入ります。
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屋敷に入った昌幸と幸村の親子を訪ねて来た浅野家家臣の竹本義太夫は「御屋敷の隣に番所を設けた。お手前方が村から一歩でも出れば、こちらに報せが来ることになっておる。抜け出す事など考えずにごゆるりと余生を送られよ」と告げます。
昌幸は「承知致した」と了承します。
続けて竹本は「九度山村の長は長兵衛という男。挨拶に参るよう申し付けておるが、いっそこちらから出向かれては如何かな」と提案します。
竹本たちを見送る際に昌幸は「おまえ行って来い」と村長への挨拶を幸村に押し付けます。

幸村は春に身支度を整えて貰うと「行って参る」と言い出掛けます。
途中で幸村は泥だらけになっている内記を見て驚きます。
内記は周囲を見て回っていたと答えると、ついでに取ってきた大量の山菜を見せます。幸村は「何れゆっくりと周囲を歩いてみよう」と言うのでした。
そして幸村が出掛ける所を見つけたきりは村長の土産用にと小箱を手渡します。きりが大阪から持ってきたものでした。これを幸村は痛み入ったように受け取り出掛けます。しかし、一人よりかは二人のほうが良いと思ったのか、きりも挨拶に帯同する事となりました。
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二人が村長の前に出ると幸村は土産の小箱を開いて中身を見せると「ボーロという南蛮菓子でござる。これから世話になる良しなに頼みます」と挨拶します。
村長はこれを礼も言わずに受け取ると「何でここに来なすった。何でこの村に」と聞きます。後ろできりが「こっちだってすき好んで」と小声で漏らしますが幸村は「迷惑を掛けてすまぬ」と答えます。
村長は「一日も早う、ご赦免となってここを去って頂きたいと皆、祈っております」と言うと幸村は「我等もそれは望む所」と答えますが、村長は「でなければ一日も早う、あの世へ行って下され」と言います。

村からしてみれば突然、殿様から村に人が来るから監視しろと命じられた挙句、もし逃げられる事があれば村人全員に処分を下す位のことを言われいるのでしょうから、幸村たちが来たお陰で仕事が増えていい迷惑だとでも思っているのでしょうね。しかし昌幸が来ていてあの世へ行って下され等と言われていたら激昂して、いきなり村と対立する事になっていそうなので、幸村が来たのは正解だったかもしれません。

挨拶の帰り道、きりは「どれ位ここにいるんでしょうね」と言うと「それは兄上次第」と幸村は答えます。きりは「一年くらい」と聞き返しますが「私はもっと長くなると踏んでいる」と家康に死ぬまで其処に居ろと言われた何て事はおくびにも出しません。
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二人は屋敷に戻ると並んで縁側に腰掛けるときりは「蟄居って縛られたり牢屋に入れられたりするのかと思ってた」と言います。幸村は「村からは出られないが、それでも山歩きは出来る。一日なにもせずにぼ~っと過ごせると思うと寧ろ楽しみだ」と暢気な感想を述べます。幸村は真田の郷を思い出したと等と言い二人で昔話をします。
そして幸村は「お前は、いっつもいるな」と言うと、きりはあかんベーと舌を出して答えます。

春は見た

春は見た

そんな様子を春は無言で見ています。
これに気付いたきりは立ち上がると「歩いてこよう、ふふ~ん」等と言って退散します。どうでも良いですが今日のきりは昭和テイストで彩られています。
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そのまま春は幸村の隣に腰掛けます。幸村は「真田の郷の話をしていた」と言い訳するように言います。春は「一度、行ってみたいものです」と答えます。「私が生まれ育った土地をお前にも見せてやりたい」と言うと「すえちゃんにも会いたいです」と言います。これに幸村は少し沈黙してすえはただでさえ、父親は作兵衛だけと言っている所に幸村が春を新しいお母さんだよ等と言って連れて行った日にはどうなるか分かったものではないとでも考えて頷いて「いずれ」と答えて問題の先延ばしを測ります。これに春は笑顔を浮べると昌幸が呼んでいることを伝えるのでした。春が幸村を困らせる為にすえに会いたいと言って予想通りの動揺を見せたのが可笑しかったのか、それとも困った幸村の顔が面白くて笑ったのか、はたまたその両方なのかは不明です。

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へー、あたしは隙間風だらけの所には住めないけど佐助さんなら良い住まいよね。

きりは佐助の元へ訪れると佐助へ「落ち着きましたか」と尋ねます。佐助は自分の住む場所を作っていたのか「なんとか住めるようになりました」と答えます。村に着いてから一日で住める状態にするのですから大したものです。きりが「何でも出来るんですね」と褒めると「素っ破ですから」と佐助が答えます。それを受けてきりが「佐助さんて頼りになるわよね」とお世辞を言うと佐助は顔を背けますが満足そうな顔でにんまりと笑うと「あの。これ」と懐から紙を取り出してきりに渡します。

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ふーん、あたしと知らない人が書かれているわね


そこにはきりと佐助が描かれていました。それを見たきりはやや引き攣った顔をして「絵も上手・・・」と言うと、佐助は横目できりの様子を窺いながら座ると曖昧な笑顔を浮べながら手作業をしながら「素っ破ですから」と言うのでした。
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怖いです。得意の忍び技術を活かしてストーカーにならないか心配です。ある日きりが自室に戻ると佐助が全裸で居て、きりが「佐助さん、なんで全裸なの」と聞いたら「すっぱだかですから(笑)」とか言わないか心配です。

兎にも角にも昌幸と幸村たちの九度山村での蟄居生活が始まりました。

真田丸38話「昌幸」感想つづく
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