真田丸感想38話「昌幸」②幸村、やっぱり苦労するの巻


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前回、昌幸と幸村達の九度山生活が開始されました。

昌幸に信之から手紙が届きます。幸村もそれを見せられ驚きながら手紙を見ます。
しかし昌幸は何処か浮かない顔です。幸村が手紙を読んでいると以前の「信幸」から「信之」に名前が変わっていることに気が付きます。

昌幸は「儂が与えた幸の字を捨ておった」と言うと幸村が「徳川に対する忠義を示したのでしょう」と信之の事情を話します。淋しそうな昌幸は「源次郎。源三郎が捨てた幸の字もろうてくれんか」と聞くと「私がですか」と幸村が答えると、昌幸は「真田・・・」と貰うという返事の前に幸村の名前を考え始め「真田・・・。幸信繁」と名前の案を出すと幸村は「考えておきます」と遠回しに断ります。

残念ながら昌幸にはネーミングセンスに欠ける所があるようです。幸信繁です。ガンダムじゃあるまいし名前の頭か後ろに何か付ければ良いと言う訳には行きません。
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上野、沼田城では三十郎が九度山という所は寒いのでしょうかと信之に話し掛けると「紀伊の国だからな。寧ろここよりは暖かいのではないか」と書き物をしながら答えます。
三十郎は「大殿や源次郎様はそこで何をしておられるのですか」と聞くと「何もせずゆっくりして居られるようだ」と信之が答えると茂誠が「良い事尽くめではないですか」と言いますが「丸一日、誰かに見張られて居るのだぞ。とにかく今は内府様にご赦免を願い続けるより他に道はない」と言いながら信之は書きかけの文を書き上げると三十郎はそれを「直ぐに伏見へ届けまする」と受け取り出発します。
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その後、信之が薫の部屋を訪れると布団に伏せって食事も満足に取っていない様子です。薫は「何も食べたいとは思わないのです」と弱気なことを言うと信之は「早うお元気になって下され。母上には父上たちが戻って来られた時に元気なお姿でお迎えする役目がございます」と励まします。そう言うと薫が食べるように新しい粥を持って来るように手配します。そうして信之が薫の部屋を後にすると松が信之の出て行ったことを薫に教えると身体を起こし「何かお腹の中に入れておかないと死んでしまうから」と言うと布団の中で抱えていた饅頭を頬張るのでした。それを見ている松は「甘いものばかり召し上がっているから御食事が取れないのでは」と皮肉混じりに言います。

なんだかその内に信之の手紙で薫は一ヶ月もの間、昌幸の帰りを待ち食事も碌に取らずに帰りを待っていましたが、おやつに饅頭を百個くらい食べているので血色良く太りましたといった報告が為されそうで怖いです。
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九度山村では春が慣れない薪割りに苦しんでいると、偶然に通り掛ったきりがそれを見つけます。見かねたきりは「源次郎様にやって頂いたら」と声を掛けると「これは私の仕事です」と春はすげなく断ります。きりは春に近寄ると「私もね、そんなに知らないんだけど腰がね。腰が大事」と言いながら春から薪に刺さったままの鉈を受け取ると、自分の腰をトントンと叩きながら腰を落とすと「フンッ」という掛け声と共に薪を一刀両断にします。目を丸くして見ている春にきりは鉈を返して「がんばって」と声を掛けると春は多少はきりを受け入れる気になったのか「これからも源次郎様の事よろしくお願いしますね」ときりに頼みますが「それはあなたの役目でしょ」ときりの返事に春は安心したのか「不安なんです。一緒に居られて嬉しいけど、いつか嫌われてしまうんじゃないかって」と胸中を話しますが「大丈夫。あの人は貴方のこと大好きだから」と言うと、春はきりに一歩近付くと「お梅さんに似ているからですか」と聞きます。

あなたは私と違って芋臭いから大丈夫!!あのひと焼酎も芋が好きな位なんだから

あなたは私と違って芋臭いから大丈夫!!あのひと焼酎も芋が好きな位なんだから

きりは「似ているって言うか、お梅ちゃんも、貴方も、こう、私みたいに垢抜けていないでしょう。源次郎さんはそういう人が好みなの。自信もちなさい」と軽く同情したように言うと自分が叩き割った薪を春に手渡して満足そうな顔をしてきりは去って行きます。一人取り残された春は勢い良く手に持った鉈を薪置きに感情に任せて切りつけると鉈は見事に突き立ち、手渡された薪を投げ捨てます。
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あの勢いで鉈を振り下ろせば薪も真っ二つになると思うので、春は見事に薪割りを習得できたようです。てっきり春ときりの間に友情でも芽生えるのかと思ったのですが気の所為でした。
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春は部屋に戻り幸村と二人になると「悔しいんです」と言います。幸村が何事かと聞くと「源次郎様は私の夫です。私は源次郎様の妻です」と必死に訴えます。「きりに何か言われたのか、気にする事は全くないから」と幸村はきりとの付き合いの長さから原因をあっという間に突き止めますが、それが返って春を傷つけることになり春は黙って項垂れてしまいます。それを見た幸村は困った顔をしながら「きりには上田に帰って貰おう。内記の世話の為に居て貰おうと思ったがお前の気持ちの方が大事だ」と元から飼っている猫だが、君が猫アレルギーでは仕方ないから実家に帰そうといったような風情で言うと、春は「あの人はどうでも良いんです。私、負ける気がしないから」と強気な発言をします。春が敬語を使わなかったのはこれが初ではないでしょうか。
動揺しながら幸村が「では・・・」と続きの言葉を促すと、春は立ち上がると「お梅さんです。源次郎様の心の中で今でもお梅さんは生きている。勝てる訳がありませぬ」と言います。幸村が何も言い返せずにいると春はそれを肯定と受け取り障子の前に立ち指で障子を突き刺して穴を空け始めます。

北斗、指断裂!!

北斗、指断裂!!

突然の事態に動揺した幸村は「や、やめなさい。隙間風が」と早くも貧乏が板に付き始めた台詞を口にして春を止めようとしますが、春は穴を増やし続けます。幸村は春の背後に立つと抱き寄せます。春は漸く大人しくなるのでした。まぁ、儂が既婚者で良かったな 「苦労するぞ」と言っていた三成を思い出しました。三成があの世で見ていたら「やっぱりな」とニヤリと笑っていることでしょう。

真田丸38話「昌幸」感想つづきます。
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