どうもっす!出井っす!!

課長から研修大会の参加を促されて渋って行かないことに出来たら良いなって思ってたら、
最終的にこれは強制参加だからって言われて研修に参加する事になったっす。
そういうのは最初から言って欲しいっすよね。
本当にあのおっさんは大事なことだけいつも言わないんすよ。
いない方が仕事がスムーズに進むって言われる所以すよね。

でもこういうのって行くのは面倒すけど、
来るとちょっとテンション上がっちゃうんすよね。
正直、不安7割で期待が3割って感じっすね。
林間学校とかの行くと絶対に面倒だって分かるけど、
ちょっと楽しみみたいな感じっすかね。

今日は朝6時に会社前に集合っす。
お!まだ15分前なのに結構みんな集まってるぽいすね。

受付の総務部の人に挨拶して名簿に出席のチェックを入れて
並んで待ちます。
そして6時になると前にハゲ。
もといチビ。
いやチビてハゲてデブったオッサンが現れたっす。
「私がこれから研修の間、教官をする井角だ。
私も研修の指導教官をするのは初めてだ。
至らぬ部分もあるかもしれない。
しかし私と研修大会を乗り切って
ひいては会社を一緒に盛り上げていこうじゃないか」
研修の指導教官でした。
ぶっちゃけ倒しても経験値は少なそうっすね。

簡単な挨拶のあと駅前にみんなで移動することになりました。
あれ?バス移動って聞いてたけど電車の間違いだったんすかね?

しかし朝の通勤ラッシュで一番人通りの多い時間に
大勢で固まって待っているのはちょっと恥ずかしいっすね。
道行く人が自分らを邪魔そうに避けて通り過ぎてくっす。

正直、自分らは迷惑以外の何者でもないっす。
ただ悲しいかな立場の低い新入社員に過ぎないので
「あ~、井角君、この時間の駅前だと
周りに迷惑な上に社名が出ていると出勤している人々に
非常識な会社だって覚えられちゃうから、
他の時間帯と場所に変えてみたらどうかね?
ウォッホン」
てなことを言う訳には行かないんすよ。

しかし事態は予想の斜め上に進むっす。
朝の通勤時間帯の駅前に到着すると
教官がまた前に出て来て言いました。
「それじゃあ、皆さん集まったので歌いましょう!!」
そう言うと歌詞の書かれた紙が配られたっす。

歌うっすか?
ここで?(゜o゜)
巨人のなんとかの替え歌をここで?
しかも巨人を会社名に替えた上に
著作権とか諸々の問題を完全に無視したコレを?
言っちゃなんすけど自分は埼玉生まれの埼玉育ちっす。
小さな頃は白いライオンの星になると決めていた自分に?
と言うか皆さんの迷惑にしかならないこの時間この場所で?

いつの間にか竹刀を持ったおっさんが叫ぶっす
「歌えー!!」

道行く人に顔を覚えられないように
必至で俯きながら声を絞り出す一同。
隣の奴、顔が猪木みたいになってて
ちょっと面白いっす。

すると竹刀を一叩きして小さいおっさんが叫ぶっす。
「声が小さーい!!」

少しだけ声が大きくなります。
すると堪え切れないみたいに井角のおっさんが合唱に加わりました。

正直、通勤途中の皆さまの冷たい視線が痛いっす。
薄笑いを浮かべてこっちを指さして笑う高校生もいるっす。
でも、ぶっちゃけ同じ光景を見たら自分も笑うっす。
これはバカ以外の何者でもないっす。
と言うかバカです。
仕方ないっす。

そして勝手に一人でヒートアップするおっさん。
竹刀が折れそうな勢いで地面を叩きます。
「おまえら~!恥ずかしがってんじゃねぇぞオラぁ!
会社舐めてんのかゴルァア!!」

本当マジ勘弁す。

「あ~、君ちょっと良いかな?
君がここの責任者?
苦情が入ったんだけど署に来て貰えるかな?」

なんと警察官登場!!
日々、この人たちによって日本の治安は守られてるっす。
苦情を入れてくれた人、マジごめんでマジ感謝っす。

小さいおっさんは警官二人に両脇を抱えられて連行されたっす。
そして、耳を澄ますと声が聞こえて来るっす。

「私は彼等の教育の為に今日行く所があるのだー」

ダメだこりゃ。

悲しい笑い(だじゃれ)に合掌

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投稿者: 悲しい笑い

ブラック企業を渡り歩き、どさくさに紛れて営業のマネジメントや新規事業の立ち上げをやったりしていました。