真田丸21話感想「戦端」④婿養子は大変だの巻

前回は秀次がきりを愚痴りついでに上手いこと口説こうとして失敗していました。
その後に秀次が見ていたらやっていられんなぁという、ラブコメで言う、些細な諍いから離れることでお互いの本当の気持ちに気が付くアレですか?のやり取りを行った後に舞台は上田城へと移されます。

家のご飯まずい?

家のご飯まずい?

ここでは信幸が稲に対して上田城に来てから食事に手を付けない理由を聞いています。「味が濃く塩味がきつい」からだという回答を得ます。

それに対して信幸は

味付けについて
・信州は三河よりも寒い
従って、
・三河と比較すると味付けが濃くなっている
対策として
・今後は料理の味を薄めに作らせる

と提案しますが、
クライアントである稲は「わがままな嫁と思われたくありません」と却下します。

ここで信幸は、それが我儘じゃんとでも言いたそうな表情を見せますが、稲には父から持たされた薄味の梅干しがあるので放って置いてくれと言われる始末です。

どうやら営業マン信幸にはクライアント稲の体面を守る建前が提案から抜け落ちていたようです。
従ってここで商談終了です。

わがままな嫁と思われたくありません

チミチミ、私の体面を考えて貰わんと困るのだよ

オマエのそれがわがままなんじゃねぇの?と喉元まで出かかる信幸

体面て何だよ・・・

地元の梅干は美味しゅうございます

うちはちゃんとやってるから必要ないよ

信幸は戻り高梨内記に稲のことを愚痴ります。

鼻をギュッとね!

鼻をギュッとね!

高梨内記は鼻っ面を掴んで懲らしめれば良いとアドバイスしますが、そんな事をしたら忠勝の槍の錆にされてしまいます。本当に厄介な舅です。

そう言えば蜻蛉切はよく切れるらしいですな

そう言えば蜻蛉切は切れ味が抜群らしいですな

そんな風なことを愚痴っていると、忠勝が再びやって来たという知らせが入ります。

アイツまた来たのかよ!?

アイツまた来たのかよ!?

なんと忠勝は僅か数日で上田と駿府を往復して来ました(片道約200km)
内記も「ただ者ではありませんな」と感心します。
信幸は「することがないのだろうか」と嘆きます。
正に親バカここに極まれりといった風情がここでは漂います。

うわぁ本当にいるよ

うわぁ本当にいるよ

信幸が稲の部屋に赴くと忠勝が本当にいます。
かと言って無視する訳にもいかないので挨拶の為に「ご無礼仕る」と部屋に入ろうとすると忠勝に「無礼と思うなら入るでない」と睨まれてしまいます。
実家ですが完全なアウエー状態です。せめて中立国での試合開催を望みたいところです。
ついでに忠勝は信幸を完全に無視して稲との会話を再開します。
仕方なく部屋の敷居を跨ぐことが出来ずに廊下で控える姿には哀愁が漂います。

仕方ないので部屋の外で控える信幸

分かりました。無礼だから入りませんよ

そんなことをしていると「まぁ良いから入れ」とようやく忠勝に部屋に入る事を許されます。完全に入り婿ですね。

入っていいのはこのライン迄だからね

入っていいのはこのライン迄だからね

そこで忠勝からは再び稲のことを頼まれます。
そして最後に忠勝は言います。
「是非お主には稲に相応しい武士になってもらいたいのじゃ」
言い換えると「おまえ早く成長しろよ」です。
信幸は「精進いたしまする」と辛抱強く大人力の高い返答をしていると、今度は松がやって来ます。

「あのお婆さん、誰でしたっけ」
「婆様」

とお婆さんも婆様も一緒では?のやり取りが交わされた後に婆様の身体の調子が悪くなった事が伝えられます。

忠勝は「風邪がうつったらどうするのじゃ」と稲に婆様への面会を止めます。流石に信幸も「しかし・・・」と何か言い掛けますが忠勝の一睨みで解決です。

稲に風邪がうつったらどうするんだ?分かってるよな?

稲に風邪がうつったらどうするんだ?分かってるよな?

やはり忠勝の槍の錆にされては敵わんとでも思ったのでしょう「おまえはここにいなさい」と言い残して松と信幸は婆様の元へと向かいます。

笑いを堪えるのが大変でございます

笑いを堪えるのが大変でございます

世話されるとり

皆で介護します(上田の高級老人ホーム 「sanda」)

信幸が駆けつけると婆様が床に伏せっており、それをこうが甲斐甲斐しく世話します。おまけに「こうしてお近くでお世話できるだけでも、こうは幸せ者でございます」等と殊勝なこと言ってきます。

しかし、今回の上田城でのシーンは信幸がメインでしたが、稲には素っ気なくされ、舅の忠勝には早く稲に相応しい男になれよと言われる始末で、完全な婿養子状態となっているのが不憫です。かと思うと、元正室のこうは殊勝な態度で婆様の世話に勤しんでいるので、信幸が情に絆されて側室に迎える気持ちも分かるというものです。
この場面を見て、よく火サス辺りの2時間番組で婿養子に入って社長になった人物が心安らげる愛人を囲った後に、やはり都合が悪くなってその愛人を殺害して崖の上で追い詰められる気持ちも分かった気がします(信幸は婿養子ではないけれど)

今後、信幸と稲がどのように歩み寄っていくのかは気になる所ですね。

続きます。

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