真田丸22話感想「裁定」④北条・真田、裁定結果の調整

裁定結果の報告

裁定結果の報告

前回は裁定結果を出す為に石田三成が領地を削る真田との調整を済ませ、最低の結果は沼田領の三分の二を北条、残りの名胡桃を含む三分の一を真田とすることで決着となりました。

江雪斎は戻り結果を報告します。
氏政「戦になった時に我らの動きが全て悟られてしまうではないか」と名胡桃を渡したことに納得しません。
それでも江雪斎は「ご隠居様、京に参りましょう。関白殿下様は上洛と引き換えに沼田を下さったのです。今はとにかく京へ」

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氏政は関白を上と認める江雪斎の言葉に「うぬは誰の家来だ?」と怒りが炸裂し、秀吉の裁定に不服であることを示す為、沼田周辺に1万程度の兵を置く事を指示します。江雪斎は「秀吉公は城の受け渡しの際は千人以上の兵を動かしてはならぬと仰せられました」と諫めますが氏政は「2万にしろ」と更に兵を増員することを決めます。

それは誠ですか

それは誠ですか

今まで氏政はやたらと狩に出ている場面が多かったなぁと思っていたのですが、領地の地形把握の意味合いも兼ねていたのですね。名胡桃の重要性を説いているこ所を見て合点がいきました。
(逆に言うと名胡桃を残すことに成功した昌幸は豊臣側が沼田地域の特性を知らない点に上手く付け込んだとも言えます)

その点から見て氏政は戦に自信を持つ大名なんだなぁという印象を持ちました。だからこそ秀吉の下につくのが我慢ならないのだろうとも思いました。
それに対して江雪斎は現実を正確に理解しています。
依って彼の発する言葉は正確です。江雪斎の正しい言葉の一つ一つが氏政のプライドを刺激してしまう。その度に氏政が反発するという悪循環となっているように見えました。

つまらんな

北条は攻めて来ないんだ、つまらんな

この北条氏が行った兵の配置については豊臣側も掴みます。
秀吉は「北条は戦を仕掛けるつもりか」と三成は「その様子は見えません。名胡桃の抑えとしたつもりかと」と答えます。
「つまらん」と秀吉は言いますが本音は正にこれなんでしょうね。

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叔父上殿、納得してくだされ

一方、真田の側では、
信幸が沼田城の城代である矢沢頼綱へと城の明け渡しを説得する為に信幸が言います「理不尽なことを申しているのは分かっております。どうか堪えて下され」と頭を下げます。
信幸と頼綱の子である三十郎とでいくつか話が交わされますが、頼綱はブツブツと小さく呟き続けます。信幸が「なにを言っておられるのだ」と聞くと、三十郎は頼綱の口元に耳を寄せて答えます。
「分かりません」

(分かんねぇのかよ!!)

(分かんねぇのかよ!!)

その後も頼綱に注目して耳を澄ませますが何を言っているのか分かりません。
暫くブツブツと言った後に頼綱は言います「この沼田城を守る為に死んでいった者たちの名前を思いだしていた。教えてくれ、あの者たちに何と言って詫びれば良いのだ。あやつは何の為に死んでいったのだ」と言うと飛び出して行ってしまいます。
この言葉に信幸も目に涙を浮かべます。
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しかし、信幸は頼綱が出て行った後、三十郎に「おまえもそろそろ家督を継いだらどうだ」と勧める辺りに信幸がリアリストである点が垣間見える気がします。頼綱の言うことは感情として理解できるが、現実の選択としては受け入れられないといった所なんでしょうね。

そして頼綱は「この城と共に死ぬ」と柱に自分の体を縛り付けていますが信幸に「多少、乱暴に扱っても死にはせん」と強制退場となりました。
因みに頼綱はこの時72歳、80歳まで生きます。

儂は城に残る

儂は城に残る

強制的に連れていかれる信綱

強制退場となる信綱

何はともあれ、これで無事に沼田も引き渡されて一段落となりました。

続きます。

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