真田丸感想25話「別離」④鶴松の死に際して


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今回は舞台は再び淀城へと戻ります。

淀城では平野と幸村が番をしています。
平野は例によって「俺は夜になると目が霞んでくるんだ。ここ任しても良いかな」と幸村に聞きます。この調子で明日も番が続けば「俺は夜になると眠くなってくるんだ」と言い出しそうな気がします。
そんなことを言っていると秀次ときりが見舞いにやって来ました。

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きりと一緒にやって来たので、いつの間にかきりは秀次の側室になでもなったのかと思いましたが幸村に「北の政所様の言い付けでこれを」と電々太鼓を鳴らすので、どうやら偶然いっしょになったようです。

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そう言っていると寧々が通り掛かり、きりが電々太鼓を渡すと「お棄てがこれを気に行ってよう遊んどったもんで」と受け取り、幸村から鶴松を診る医師たちに災いが及ぶのではという心配を持ち掛けられると対策済みである事を伝え、何かあれば呼ぶようにと言い残して自室へと引き上げます。
それに偶然、立ち会った大蔵卿局が寧々を見送ると「何かあったらなどと縁起でもない」と声を出すと幸村が「特に含みはないかと」となだめます。

気が付けば茶々は城を持つ程になり、寧々と対等と言って良い立場になっています。そして寧々に付き従う大蔵卿局も権力を持つ立場となっており、寧々とは対立する場所にいることに思い当ります。

家康の見舞い
鶴松が病床に伏せるにあたって従う者たちも疲れているだろうと夜食を持って見舞いにやって来ます。
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加藤清正の見舞い
鶴松死後の段取りをする三成と吉継のもとへ訪れ、
一緒に水垢離をしようと三成を誘いにやって来ます。
三成は一旦は断りますが、
清正と正則が井戸の水を被っている所に、
後から光成も参加します。
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豊臣一門の打ち合わせ

豊臣秀次
宇喜多秀家
豊臣秀俊(後の小早川秀明)
豊臣秀保(秀次の弟)
豊臣秀勝(秀次の弟)
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以上の5名と三成にて打ち合わせます。
三成は秀次に「これまで以上に殿下の支えになって頂きとうございます」と伝え、他の参加者へは「方々には、方々には中納言様をお助けし、豊臣家の繁栄にお尽くし頂きとうございます」そう言うと「何卒、よろしくお願い致します」と頭を下げます。

参加者の補足をしておくと、
宇喜多秀家
秀吉の猶子であり備前美作57万4,000石を領有する大大名。秀吉の養女(前田利家の娘)の豪姫を正室に持ち豊臣一門に数えられています。

豊臣秀俊
寧々の甥。幼少から寧々に育てられ天正13年(1885年)に秀吉の養子となる。序列としては秀次に次ぐ豊臣家の継承権保持者と見られています。後に小早川隆景の養子となり小早川姓となり、朝鮮出兵時に秀秋へと改名している。

この会談の目的は、豊臣一門の中で現在の序列として秀次が一位であり、他の者はこれに逆らう事なく協力するように言い含める為の意味を込めて行ったんでしょうね。

昌幸と家康の鶴松の死についての見解
昌幸は幸村に対して、
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家康は正信に対して、
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それぞれ鶴松の死が与える影響についてを述べます。
どうやら二人の意見は一致しているようです。

昌幸、もう子は出来まいなぁ(秀吉の年齢が55歳なので)
家康、鶴松の跡継ぎがいる事でこれからも豊臣の世が続くと思っていた
昌幸、鶴松の死で流れが変わった(昌相)秀吉一代で終わると人が思い始める
家康、鶴松が生まれる前に戻っただけではない。秀吉は年々、老いている
昌幸、今のところ、後を継ぐのは近江中納言秀次
家康、秀吉に比べればひ弱に過ぎる。荷が重い
昌幸、儂の読み通りになりそうだ。秀吉の世は
家康、そう長くは続かぬぞ、もう間もなくじゃ

そして家康は見舞いに来たことが伝われば十分と秀吉に会わず帰ることにします。

さて帰るとするか・・・

さて帰るとするか・・・

部屋を出て廊下を歩いているところで偶然に昌幸と会います。
家康は「(鶴松が)なんとか持ち堪えて下さるとよろしいが」と言うと、昌幸は「必ずご全快されると信じております」と返します。「儂等には祈る事しか出来ん」と続け、昌幸は家康の真意を探ろうと観察して「左様ですな」と答えます。

鶴松の死について考えることは一致していても二人の態度は違います。ここでの家康は鶴松の死を気遣っているように見え、昌幸は表情を崩さず観察に徹しているように見えます。
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その日の夜、鶴松は亡くなりました。
茶々は足元定まらない様子でふらふらと出て行きます。
残された秀吉は電々太鼓を鶴松の為にただ鳴らします。

茶々は中庭の前に佇み、後を追った幸村が「鶴松様のお傍にいて差し上げなくてよろしいのですか」と聞くと「だって、しんでしまったんですもの、よこにいたってしかたがないでしょう」と呆けたように答え「皆死んでしまう。私の大切な人たち」そう一人言のように言うと、またどこかへ歩き出します。
その先には寧々が立ち、茶々は声を出さず手をぶら下げたまま首だけを下げて礼をします。
茶々は寧々の横をそのまま通り過ぎようとしますが、寧々は行く手を遮り茶々の手を取り、俯いていた茶々が顔を上げ数舜、目を合わせてから抱き締めます。そのまま茶々は徐々に悲しみを思い出したかのように泣き声を上げ、崩れ落ちるように膝をつき、寧々もそれを迎えるかの様に膝をつき茶々は泣き続けます。
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第25回「別離」感想完了。

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