真田丸感想39話「歳月」①全部こんな感じですの巻

2016-10-02-23-55-14

前回では昌幸達は九度山に流されて十年が過ぎました。上田に戻ることを願う昌幸でしたが、その願いは叶わぬままに生涯を終えます。

昌幸の死を知った信之は九度山の真田屋敷を訪れます。
「さぞご無念であったろうと」と信之は呟くと父の死を嘆きます。
幸村は信之に昌幸が綴った「兵法奥義」を見せます。
信之は孫子の兵法にも匹敵する貴重なものではないかとと早速、書物を紐解き中身を確認します。そして書物の数項を確認すると「凡人には全く分からん」と言います。

昌幸の戦術指南書の中身

昌幸の兵法奥義の中身

昌幸は中身に文字を使わずに図で表現しようとしたようです
信之は先に中身を確認したであろう幸村に確認します。

全部こんな感じか?

全部こんな感じか?

「全部こんな感じか?」

全部こんな感じです。

全部こんな感じです。

「全部こんな感じです」

2016-10-02-23-58-55
その後、信之は集まった真田の者達に「父上が亡くなった事もあり、少しでも早くご赦免頂ける様これからも・・・」と言いますが、言葉の途中で幸村は春と顔を見合わせます。その様子に気付いた信之が言葉を止めると「兄上のお気持ちは嬉しいのですが、これだけ長く居りますと今の暮らしに何の不満も無くなってしまいました」と幸村は言いますが「儂を気遣ってそう言っておるのだな」と信之は曲解すると、幸村は首を横に振り「いえ」と短く答えます。
他の者も同じ気持ちであると言います。
春は「旦那様といる間が多いので、ここに来られて本当に良かったと思うております」
きりは「村の女の人達に縫い物を教えたりして、かなり満ち足りているんですよ。これが」
佐助は「森で見つけた茸です」と言って丹念に描かれた絵を見せます。
他に梅と大助については幸村が「九度山の暮らししか知らないので、無理して上田に戻らずとも・・・」と言葉を濁します。
信之は「しかし、ここで一生暮らすというのは・・・」と言うと大助に「信濃や京、大阪へ行ってみたくはないのか」と聞きますが幸村の顔を伺いながら何も答えません。それを見たきりは「こっちはこっちで何とかやっておりますんで、左程ご心配される事もないと思いますよ」と言うと次に信之は内記について聞きます。

儂もパカラッパカラッっと殿に迎えに来て貰うんじゃ!!

儂もパカラッパカラッっと殿に迎えに来て貰うんじゃ!!

幸村の口から内記は昌幸の亡き後に追い腹を切ろうとして幸村と佐助の二人に止められて、今は頭を丸くして呆然と過ごしていることが伝えられます。
これを聞いた信之は「父上とは、儂等が生まれる前からの仲だからな」と内記の気持ちを考えますが、きりは「ご心配なくすぐに元気になりますから」と直ぐに回復するようには見えない内記の事を言います。

これから儂はどうしたら良いのじゃ

これから儂はどうしたら良いのじゃ

幸村は「兄上こそ大変なのではないですか。大名として領内をまとめて行くというのは」と信之を気遣います。信之は仕事は多いが地道な仕事の方が自分には向いているようだと語ると、ここでもきりが「お互い収まる所に収まったという事で、よろしいんではないでしょうか」とまとめます。これを春は何でおまえがまとめているんだという顔をして見ますが、幸村は特に何を言うでもなく受け入れるのでした。

2016-10-03-00-00-24

信之「このドブロクというのは素朴な味がして良い」 幸村「兄上、早く焼酎を送って下さい」

その夜、幸村と信之の二人はどぶろくを飲み交わします。
世間話の流れから子育ての話となりますが幸村は「私は子供を育てるということがどういうことか良く分かっておりません」と話します。信之は昌幸という手本があったではないかと言いますが「私は放ったらかしでした」と漏らします。信之は「あれほど父上に愛されておったのに」と幸村を羨むような事を言います。これに幸村は愛されていたのは信之であると言うと信之は「幼い頃、儂は叱られてばかりだった」と言いますが、それこそが愛されていた証だと幸村は言います。「大人になってからは事あるごとにお前は面白くないと言われ、事が起きた時には、いつも蚊帳の外だ」と信之が不満を漏らすと「兄上に何かあっては困るからです。そんな兄上が羨ましかった」と幸村も言います。どうやらお互いがお互いを羨んでいたようです。ここで三十郎が「私に言わせれば大殿はどちらも愛しておられたと思いますよ」そう言って立ち上がると幸村の茶碗にどぶろくを注ぎ「大殿は大殿なりにお二人を育て上げ、そしてお二人とも立派にお育ちになられた」と言い。信之は「子育ては人それぞれ、自分に合ったやり方を見付けるしかないのかもしれんな」と子育て論争を上手くまとめます。
そこで幸村は改まって「兄上、一つ。お願いがあるのですが」と居住まいを正します。信之は「申してみよ」と言うと殆ど空になったどぶろくの残りを茶碗に注ぎます。幸村は「ここでの暮らし、何の不自由もないと申しましたが、あれは嘘です」と告白します。「借金が嵩み、かなり暮らしはきついです」と言います。信之は「仕送りが足らぬか、浅野家からもお手当てがあると聞いておるが」と聞くと「実は父上が生きて居られる間は惨めな思いをさせぬよう暮らし振りだけは無理をしてきました」と理由を話すと「そうであったか」と頷きます。「その付けが回ってきました。きりは北の政所様の侍女をしていた腕を活かして村で縫い物を教え、佐助も若い衆を相手に忍びの小技を指南して小遣い稼ぎを、しかし焼け石に水」と嘘を全て暴露します。「分かった何とかしよう」と信之は約束すると「こんな事、お願いして申し訳ありません」と頭を下げると「これ以上、ひもじい思いはさせん」と信之は引き受けるのでした。

そして信之は急ぎ京に上る必要があると言い次の日の朝に九度山村を出発すると、京で小野お通に寧々との面談する為の仲介を頼みますが、それが駄目だと分かると今度は小野お通自身を口説き始めるのでした。

信之、面白すぎる男です。

真田丸39話「歳月」感想つづきます
真田丸感想一覧