真田丸44話「築城」④秀頼の決断

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前回は信之の手廻しによって大阪城の戦いで真田同士の戦いは避けられる目途が立ちました。

大阪城では幸村が出城を築いていることが豊臣首脳陣に発覚します。
修理はそれを「私が許しました」と述べてその責を負います。
有楽斎は「毛利や長宗我部、明石も勝手に陣を張っておるようだが」と追い討ちを掛けると「全て私が許しました」と修理はこれの責も自分で負おうとします。
大蔵卿局が「なぜそのような勝手なことを」と問い質すと「徳川を向え討つ為です」と答えます。有楽斎は「あんな所に出城を造らせて・・・。真田が裏切ったらどうするのじゃ」と首脳陣へ幸村への不信感を同時に喚起させる責め方をすると「真田が裏切る事はありませぬ」と修理が反感の情を露にして反論を続けようとすると「其方は黙っていなさい」と大蔵卿局がヒステリックに修理を嗜めます。修理が黙ると大蔵卿局は秀頼へ向い「やはり牢人共はならず者の集まり。下知に従わぬのは秀頼公に背く事。決して許してはなりませぬぞ」と牢人たちが秀頼に背いていると問題点をすり替えて言葉巧みに説得します。秀頼は「左衛門佐を信じてやりたいのだが」と決断を付けずに居ると今度は有楽斎が「あれの父親は裏切りに裏切りを重ねて生き残った男でございます」と幸村は信用に値しないと畳み掛けます。修理は秀頼をじっと見詰め、その姿を見る秀頼は尚も悩みます。
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有楽斎は出城造りの現場に赴き「お前たちそこまでじゃ。止めい」と呼び掛けながら幸村に近付くと「これは何ぞ。直ぐに中止せよ。誰も許してはおらん」と言います。後ろに付いて来た修理を幸村が見遣ると修理は顔を逸らします。
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有楽斎は「大野殿、許したのか」と聞くと「何の事やら」と惚けます。有楽斎は「直ぐ御城内に引き揚げよ。秀頼公のご命令じゃ」と伝えると、周囲の者達へ「お前達、さあさあ、お前達、作業は止めじゃ」と再び呼び掛け作業を止めさせます。幸村が何も言わぬまま立っていると、その横に修理は立ち「ここで止めれば御咎めなしと秀頼公は仰せられた」と言い幸村は修理の顔を見ると修理は「すまぬ」と謝り幸村の肩に手を置きます。幸村は深く息を吐き出します。
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夕方になり、幸村は一人出城の見張り台となる筈だった場所へと登り立ち尽くします。
そこへ勝永と又兵衛が連れ立って訪れ見張り台の下から勝永が「今夜、城を出る」と幸村に呼び掛けます。又兵衛は「お前も来ないか」と同行を誘います。幸村は背中を向けたまま二人の声を聞きますが、暫く沈黙した後「豊臣を見捨てる訳にはいかぬ」と短く答えます。勝永と又兵衛の二人は顔を見合わせます。しかし、その様子を他にも見ている者が居ました。足音が響くことに気付き幸村が振り返ると「殿様」と驚き秀頼達が現われた事に気付きます。幸村が急ぎ梯子を使って下に降り、勝永と又兵衛の二人も秀頼の元へと向い跪き迎えます。
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秀頼は「ここに出城とはよう考えたものだ。私は前々から思っていた。この城は南が弱い」と語ります。幸村が「左様でございましたか」と答えると、秀頼は更に進み出ます。その後に修理も続きますが、これには又兵衛は文句があるのか立ち上がり行く手を阻み睨み付けようとすると更に後ろを歩いていた治房が代わって睨み返します。
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秀頼は「流石は戦上手の真田、何やら仕掛けが沢山あるようだ」と造り掛けの出城を眺めると「左衛門佐。豊臣を見捨てぬというのは誠だな」と振り返らぬままに聞きます。幸村は勝永と又兵衛の二人を振り返り見てから「私は、亡きお父上、太閤殿下にお誓い申し上げました」と答えます。秀頼は幸村に振り返ると「この出城、仕上げよ」と命じます。この言葉に後ろに控える勝永が驚き立ち上がり、又兵衛と治房の二人も睨み合いを止めて秀頼を見ます。秀頼は続けて「私が許す」と幸村に言います。そして後ろの勝永と又兵衛達を見ると「私は其方等を信じておる」そう言い渡します。言われた二人は前に進み出ると幸村は「戦になれば、我等、存分に働き、命に代えても殿様をお守り申し上げます」そう言います。
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勝永と又兵衛もその言葉を証明するように真っ直ぐに秀頼を見ます。秀頼は僅かに頷くと近寄り幸村の手を取ると「頼りにしておる」と伝えます。幸村も秀頼の手を取ると、その手を掲げる様に深く頷きます。

秀頼は茶々の間へと向かうと茶々に向かい幸村の出城造りを許した事を伝えます。2016-11-13-03-19-43
茶々は「なりませぬ」と反対しようとしますが「この城の主は・・・。私です。この戦、牢人達の力を借りねば我等の負けでござる」そう言うと頭を下げ「御免」と言い残して出て行きます。大蔵卿局が残された茶々を横目で見ると、茶々は驚き目を見開いていましたが、やがて満足そうな笑みを浮かべ落ち着きを取り戻します。その目には僅かに涙さえ残ります。
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真田丸44話「築城」感想つづく
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