真田丸46話「砲弾」②ネバネバする信之の巻


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前回、徳川方から昼夜を問わず鳴り響く鬨の声が豊臣方に浴びせられることで思わぬ効果を齎す兆候が見え始めました。
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江戸の真田屋敷では平野が信之を訪ねると兵糧の輸送計画を話します。その中で平野が豊臣を思う様を見た信之は単にするめ好きな親爺ではなかったかと「平野殿が、そこまで豊臣家のことを思って居られるとは意外でござった」と正直な感想を述べると平野は「賤ヶ岳の七本槍なんだよ。俺は」と不快感を顕わにして次は「七人の内、誰一人として秀頼公にお味方する者が居ないとはどういうことだ」と嘆きます。「虎之助は死んじまったが、市松も孫六も甚内も正之助も、みんな豊臣を裏切った。あの抜け作だって今じゃ徳川方だ」そう言って信之に近付き距離を詰めると「だとしたらだ、せめて俺位は秀頼公のお役に立ちたいじゃねぇか。そうでもしなけりゃ、余りにも太閤殿下がお可哀相でさ・・・」そう言うと信之の手を取ると泣き出しそうな顔で「だからこうして、柄にもねえ事を」そう言うと堪え切れずに泣き出します。そこへ綱家が「殿」と声を掛けて障子を開くと荷を全て船に積み終えた報告をします。信之が無言で頷いて答えると、そこへおこうが「干し飯でございます。道中、お召し上がり下さい」と差し入れます。それを見て信之は「では参りましょう」と出発を促すと平野は信之の覚悟を見て取り頷きます。

第一の関門、稲見参!!

第一の関門、稲見参!!

信之と平野の二人が出発しようと出口に向う廊下の先に稲が立ち「左衛門佐様を思うお気持ちは痛い程わかります。しかし、これは余りにも無茶でございます」と信之を思い止まらせようとします。信之は「分かっておる」と稲の言葉を理解した上での行動だと言います。尚も稲は「目をお覚まし下さい」と信之の理性に訴えようとしますが「稲・・・。儂の一生の馬鹿を許せ」と全て踏まえた上での選択であると答えます。稲は幾つもの言葉を懸命に飲み干し項垂れて深いため息を吐くと「これ以上、何を申し上げても無駄のようですね」と諦めると信之の進む道を空けます。
すると今度は道の先に有る障子が開かれ昌相が現れます。

第二の関門、昌相!!怪我でヨロヨロだぜ!!

第二の関門、昌相!!怪我でヨロヨロだぜ!!

刀を杖代わりにしてふらつく足取りで現われた昌相に信之は「出浦・・・」と声にならない言葉を発します。古傷の癒え切らぬ昌相は「大坂へ行ってはなりませぬ」と信之を止めようとしますが信之は「おとなしゅうしてねば駄目ではないか」と逆に昌相に養生するよう促し「折角、江戸の医者に・・・」と窘めようとした言葉の言い切らぬ内に「大坂へ行ってはなりませぬ」と昌相は繰り返します。しかし信之は「もう決めた事なのだ」と聞く耳を持ちません。「もし、これが徳川に知れたら真田は終わりだぞ」と昌相は危険性を改めて主張しますが信之は「知られなければ良いことだ」と子供のようなことを言います。

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おまえは厨二病に掛かっているだけだ!!


それを昌相は「徳川の目を盗んで城に兵糧を入れるなど出来る訳があるまい」と頭から否定しますが「やってみねば分からぬ。父上も源次郎も散々無茶をして来たではないか。儂だって一度位は」と今まで押し隠してきた気持ちを苛立ちと共に吐き出しますが「其方の父はどんなに無茶に見えても、常に先を見据えていた。お前がやろうとしている事は其れとは違う」と信之の行おうとしている事が単なる無茶に過ぎないと断じます。
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更に昌相は怒りを滲ませて「お前の父親が必至に守って来た真田の家を滅ぼす積りか」と信之の行動が破滅を招く以外の何者でもないという事実を突き付けます。信之が何も言い返せずにいると昌相は長刀の柄を信之の首に押し付けると「この儂が行かせん」と宣言します。その様子を見ていた平野は自分が信之に取り返しの付かない選択をさせようとしている事に改めて気が付き「先に行っておる」と信之の判断が覆ることも厭わないと先に出口へと向かいます。

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行かせん!!真田忍法ねばねばの術!!

信之は平野に遅れまいと押し付けられた刀の柄を掴み首から離すと「すまん」とだけ言うと足早に昌相の横を通り過ぎ平野を追い掛けます。それを昌相は追い掛けようとしますが怪我の癒えない足はいう事を聞かず倒れそうになる体を刀に寄り掛かり必死に支え、そのまま膝を床に付けて体を固定すると懐から何かを取り出して信之に投げ付けます。
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平野は入り口の縁側に腰掛けて信之を待ちますが、代わりに綱家がやって来ると「この件に付いて我が真田は一切関わりございませぬ」と以降の関わりがないことを確かめると平野は「心得た」と答えて立ち上がり綱家を真正面に見据えて「兵糧は何としてでも大坂城に届けてみせる」と決意を語ります。
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信之はおこうと稲の二人掛りで昌相の投げ付けた粘着物質を取り外そうとしますが、一向に取り去る事が出来ず、信之は「何なんだこれは」と駄々っ子が泣くように嘆きます。

信之の右手の痺れは暫く続きそうです。

真田丸46話「砲弾」感想つづく
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