真田丸47話「反撃」①説得すべきは内にあり

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前回、徳川軍から発射された一発の砲弾が城に飾られた金鯱を直撃。それが茶々に大きな衝撃を与えます。

砲撃の様子を見た且元は家康に駆け寄りますが、家康は一切省みることはなく、且元は兵士に取り押さえられそうになりますが、それを強引に振り解きます。しかしその背後からは響く砲撃の音を聞くと、且元は膝から崩れ落ち自らの意に反して秀吉を裏切る事となった自分の運命を嘆きます。
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片桐且元は関が原以後の豊臣政権の中枢を担っていました。
この男は豊臣家を裏切ってしまった事を悔やみ続け、これより半年後に急死。病死とも自ら命を絶ったとも言われます。
実際に大坂の陣に於いては明石全登、後藤又兵衛、真田信繁を勧誘して来たのは且元であったと言われており、且元の果たした役割は決して小さなものではありませんでした。
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徳川の砲撃によって茶々の気持ちは和睦へと変わります。
修理がその事を幸村に伝えます。
幸村は「あの大筒は既に弾が尽きております」と述べると修理が「なぜ分かる」と聞きます。幸村は「撃って来ないのが何よりの証拠。今は和睦の時ではありません」と幸村は和睦に反対します。
実際に弾が尽きたのかどうかは不明ですがカルバリン砲は射程こそ長いものの、その威力はそれだけで城を崩せる程のものではありませんでした。幸村を始め多くの武将は大筒を戦略兵器として見ていたと思うのですが、家康はこれをを神経戦の道具として扱っています。この読み違いが大きな誤算へと繋がって行きます。
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茶々は神経を消耗してしまい、さながら夢現といった風情で呆然と座ります。大蔵卿局はその姿を心配そうに横目で眺めます。
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幸村は茶々と面会を求めますが侍女であるきりによって「今は、どなたともお会いしたくないそうです」と断られてしまいます。幸村は「お怪我はして居られぬか」と茶々の様子を聞くときりは沈黙して答えず、幸村は「なんだ」と何事かがあったのかを聞くときりは「そんなに心配でございますか」と聞き返します。「当たり前だろう」と幸村が答えると「お怪我はしておられません。私が死に物狂いでお助けしましたから」ときりは教えます。幸村が「お前が」と半ば信じられない様子で聞くときりは「そりゃ助けますよ。人として」と憤慨して答えると体の向きを変えて幸村と目が合わないようにします。
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幸村は「礼を言う」と言って頭を下げます。きりは「別に源次郎様に言われる事では」と幸村の態度に更に傷つきます。
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すると扉の開く音が響き中から大蔵卿局が顔を出すと「白湯をご所望じゃ」ときりに言いつけます。きりは直ぐに白湯を取りに向いますが、幸村はこれを機会と大蔵卿局に「今、和睦をすれば徳川の思う壺」と和睦の考えを変えるように促しますが大蔵卿局は「我等は戦に勝ったのですよ」と砲撃の衝撃から覚めないままのため力こそ籠もらない声ですが、そこに不快そうな響き含ませて答えます。幸村は「戦はまだ終わっておりませぬ」と食い下がりますが大蔵卿局は何も言わぬまま扉を閉ざします。

和睦の流れを説明致します

和睦の流れを説明致します


秀頼は修理に「修理これからどうなる」と今後の見通しを尋ねます。修理は「まず和睦の案を双方が出し合います。そして話し合いを進める中で落とし所を見出す事に」と和睦の流れを説明します。
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和睦の事については大坂城内に居る牢人達にも伝わり、有志が厨に集まり代表して団右衛門が「和睦に決まったというのは誠ですか」と又兵衛に質問します。又兵衛は頷いてから「らしいな」と答えます。団右衛門は続いて「戦が終わったら儂等はどうなりましょう。お役御免ですか」と苛立ち紛れに自分の名札を投げ捨てると「豊臣家に召抱えられるのではなかったのですか」と詰め寄ります。集まった牢人達も「そうじゃ」と合唱します。
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それを勝永は「うるさい」と一喝して黙らせます。勝永は膝を立てると「仮に和睦してもな。お前達の事は、ちゃんとこの兄貴が面倒見てくれる。心配するな」と言い又兵衛の肩を叩きます。又兵衛は「俺に任せとけ」と啖呵を切ります。勝永は又兵衛を見るとそう来ますかとでも言いそうな風情で何度も頷いて見ます。
そんなこと本当に出来るのか?

儂が言うのも難だが、面倒を見るなんてこと出来るのか?


又兵衛は勝永を睨み付けますが、やがて自分の言葉の責任をどう取ろうかと目を見開き考えます。
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幸村が城内の廊下を歩いていると背後から牢人より「なぜ和睦じゃ」と声がします。幸村が声がした方を振り返ると声を発した牢人達は急いで何処かへと去って行きます。この様子を見て幸村は和睦に対する城内の牢人達がどう受け取っているのかを見て取り考え込みます。そこへ重成と治房がやって来ると重成が「徳川はどう出るでしょうね」と和睦案に付いて幸村に聞くと「和睦案と引き換えに恐らく我ら牢人衆の処分を求めて来るだろう。一旦、和睦に持ち込み牢人達を追い出した上で改めて攻めようという腹と見た」と考えを述べます。それを聞いた治房は「和睦はならぬ」と言います。重成は「治房殿は自ら敵陣に斬り込むだけあって、家中では最も牢人達に近い立場に居られます」と治房の気持ちを説明すると「和睦はならぬ」と治房は繰り返します。そこへ修理が通り掛ると治房は修理の方に向き直りますが、話し掛ける事もせずにその場から立ち去り、重成もその後を追います。修理は幸村に評定が始まることを告げます。重成は自分が城内で和睦推進派と見られ嫌われている事を自覚しており、それに巻き込み幸村も同様に見られることになっている事を謝ります。幸村は「こうなった上は我らに有利となるよう話を運ぶのみ。まだまだ、これから」と微笑みます。
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真田丸47話「反撃」感想つづく
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