真田丸感想48話「引鉄」③束の間の再会

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前回、幸村は次の戦いの構想と下固めを始めました。

息子の大助を連れて幸村は三十郎を訪れます。
二人は再会を喜び同様に茂誠も幸村との再会を喜びます。
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そして甥っ子である信義と信政の二人と幸村は始めて顔を合わせます。幸村は「さすが兄上の子。立派になったのう」と感心すると大助を二人に紹介します。大助が二人に挨拶をすると信吉は笑顔を浮かべて答え、信政は構えた表情で大助の様子を伺います。
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幸村は三十郎と茂誠との三人で話します。茂誠は「我等はこれより沼田に戻ります」と予定を告げると三十郎は「この先どうなるのです。豊臣方は未だ戦うお積りですか」と幸村に膝を寄せて聞きますが、幸村は「左様に大事な事を敵方のお主に明かせる訳があるまい」と突き放します。これに三十郎は「はっ。哀しいなぁ三十郎は」と憤慨します。
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その様子を見て幸村と茂誠は含み笑いから段々と堪え切れなくなり二人で声を上げて笑います。幸村は憤慨したままの三十郎に「何より再び戦を起こしたがっているのは徳川家康だ」と言葉を掛けます。茂誠は幸村に「堀も埋め立てられ真田丸も無くなってしまった今、豊臣勢はどうやって戦うんだ」と素朴な疑問を投げ掛けると「誰が策を立てているとお思いか」と笑顔を崩さずに答えます。この対応に「ほら、ほら」と三十郎は嬉しそうに茂誠に言って「儂が言うた通りだろう。源次郎様はきっとまた。徳川をアッと言わせる奇策を考えて居られるんだ」とはしゃいで言うと茂誠は「徳川を追い払った後は」と戦後の構想を探ります。これに幸村は少しの間、考えますが「秀頼公は恐らく大坂を離れ四国に国替えをされる。私も誘われているが、まだ決めては居らぬ。戻れるものなら上田に戻りたいものだが」と希望を語ります。
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残った信吉は大助に「叔父上はどんなお方かな」と幸村の人物像を聞きます。大助は嬉しそうに「一口には言えません」と言いあぐねていると信吉は幸村と言う人物に深みが有ると解したのか嬉しそうにその言葉を聞きます。そこへ信政が「兄上、あまり親しげな口を利くものではありません」と信吉の態度を批判します。それを受けて「どうして」と信吉が聞くと「大助の父親は大御所様に逆らった大罪人です」と信政が理由を述べると「我等の叔父上だぞ」と信吉がその言葉を咎めます。しかし信政は「叔父上であろうがなかろうが。徳川に刃向かった事は間違いありません。許してはなりません」と繰り返します。大助はその言葉を不満そうに聞いていますが、やがて我慢できなくなると立ち上がり信政の前に立ち「父はいけない事をしたのですか」と真正面から問い質します。信政は「大助もその父も一族等と思ったことはないわ」そう言うと大助の胸倉を掴み引き倒し、その上から更に掴みかかると信吉が慌てて止めに入ります。
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そこへ騒ぎを聞き付けた幸村と三十郎、茂誠が現れると茂誠は「何事だ」と大声で呼びかけます。慌てて信政は大助の傍から離れると信吉は「・・・。相撲を取っておりました」と取り繕います。この返答に茂誠は幸村の様子を伺いばつが悪そうにしていると三十郎は「よし、俺が相手だ」そう言うと信政の前で相撲の構えを取ります。信政は横を向いて棒立ちのままでいると三十郎は「俺から行くぞ、おう」と掛け声を掛けると不意を突かれて狼狽する信政を背中から地面に投げ落とします。三十郎は「次・・・」そう言って掛って来る様に言うと信吉と大助は互いの顔を見合わせます。
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その後、三十郎は相撲による熱血教育が行われることになったようで、その間は幸村と茂誠の二人で話します。幸村は「私は城で戦ったことはあっても野で大戦をしたことがありませぬ」と不安要素を正直に言うと「兄上は武田家に仕えていた頃から何度も野戦をしてこられた。そこで伺いたいのですが」と戦上手と呼ばれ特に野戦に強いといわれる家康との戦いに備えて茂誠に教えを請おうとすると茂誠は「いやいや。儂なんかより後藤又兵衛や毛利何某といった、それこそ歴戦の強者が居るではないか」と満更でもないといった表情を浮かべて謙遜して笑っていますが幸村が黙ったままでいると、やがて「何が聞きたい」と幸村に笑顔で言います。

幸村は敵陣に突き入り大将の首を狙うのに良い武器がないか聞くと茂誠が答えます。
槍について
・戦場で敵に囲まれたらお仕舞い
鉄砲について
・馬の上からなら守りが堅くても上から大将を狙える
・戦場で敵に囲まれて引き摺り下ろされる
・敵の鉄砲隊から逆に狙い撃ちされる可能性あり

以上のように茂誠の豊富な経験を以ってしても最適な武器は見つかりませんでした。

野戦が得意だと言われる家康と戦い、且つ兵の数でも劣っている状態では騎馬の機動力で一気に敵の大将首を取るしかないというのが幸村の認識であるようです。嘗て三方が原の戦いで昌幸がまだ武田家家臣で武藤喜兵衛と名乗っていた頃、散々に家康を追い立て糞を漏らすほど追い詰めているのですから同様に武田家家臣であった茂誠に幸村が有効な手がないか聞きたくなる気持ちは理解できます。
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結局、上手い手を引き出すことが出来なかった幸村は江戸に居る信之と松に手紙を書くことを思い付くと硯を借りて手紙を認め始めます。
茂誠は苦悶の表情を浮かべて筆を取る幸村の背中を見詰めます。
敵の本陣に大将の首を取りに突撃を掛けた場合、仮に家康の首を取れても帰り道はありません。本来なら避けなくてはならない手を本気で検討をしなくてはならない幸村は自分の生きる道を捨てているとも取れます。
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幸村は大坂城へ帰ります。そこで庭を畑にして耕している作兵衛は土の中から箱を掘り当てます。その箱の中には馬上筒が収められていました。詰まりは馬の上から撃つ事の出来る鉄砲です。
元々、中庭は利休の茶室が建っていた場所です。鉄砲について幸村に教える勝永曰く、新しい武具ゆえ利休は商いの目途が付くまで隠して居ったのだろうとの事です。
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幸村は探し求めていた馬の上から大将首を狙うことの出来る武器を手に入れることが出来ました。

真田丸48話「引鉄」感想つづく
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