真田丸感想50話最終回感想③決戦の幕が切って落とされる

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慶長二十年五月七日 早朝。
豊臣方は茶臼山から岡山にかけて布陣。別働隊として明石全登が船場口に待機しました。
徳川方は松平忠直、本多忠朝を主軸に数段に及ぶ陣を構えます。
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大坂城では秀頼が鎧支度をしていると修理が現われ「茶臼山の様子を見て参ります」と報告すると秀頼は「戦場で会おう」と答えます。これに修理は満足そうな表情を浮かべると一礼して戦場へと向います。残された秀頼は今回の戦いが初陣となり緊張した面持ちでいます。

家康の陣では秀忠が訪れ家康に「何故こちらから攻めぬのです」と聞きますが家康は茶を飲み一息つくのみで何も答えません。これに秀忠は堪え切れず正純に同じを問いをすると「秀頼の出馬を待っておるのかと」これに家康は「我が陣には豊臣恩顧の大名も多い。秀頼に出て来られては士気に関わる」と思案に暮れていることを打ち明けると正純は「これは如何でしょう。真田左衛門佐が我が陣に寝返ろうとしていると噂を流しましょう。おいそれと秀頼も出馬できなくなる筈。その上で今一度、秀頼に文を送り降伏を呼び掛けるのです。牢人の召し抱え、四国への国替え等、はい。向こうの喜ぶ話を織り込んで」と献策します。これに家康は「考える策も父親に似て来たな」と喜ぶと「直ぐに取り掛かれ」と実行を命じます。

実際に家康は豊臣恩顧の大名達が裏切ることを恐れ、特に福島正則を危険視して江戸に軟禁状態にしていたといいます。
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幸村の陣では勝永が修理に「秀頼公は」と聞くと「お支度に手間取って居られるのだろう」と答えます。勝永は「大蔵卿のばばあに止められているのではないか」と懸念しますが幸村が「それは無いと思いたいが」と答えます。修理は「取り敢えずこれだけは先に運んでおいた」と言うと配下の者に目配せをして豊臣の馬印である千成瓢箪を持って来させると「秀頼公のご出馬がなくとも、これがあればなんとか雑兵達は誤魔化せる」と最悪の場合を想定した策として提示します。
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幸村は「味方を欺くのは最後に取って置こう」と言って秀頼が出陣しているように見せ掛ける策は一旦は保留とします。修理は「いま一度、城に使いを出そう」と言うと改めて秀頼の出陣を促す為に陣を後にします。
修理を見送った後に勝永は幸村に「この戦、勝てるぞ」と言うと「私もそう思う」とにんまりと笑い答えます。勝永は「敵は三十万。しかし殆どの兵は誠の戦を知らぬ。加えて大名同士の繋がりも悪いと見た。あの陣形に落ち着く迄どれだけ時が掛ったか」と家康方の布陣状況から見抜きます。幸村も同様のことを見て取っており「秀頼公が城を出られたら、それを合図に我等で家康の本陣、目指して突っ込む」と兵の士気を最高潮に持って行くことで最大限の攻撃を仕掛けることを予定します。勝永も「毛利勝永の名を日の本に知らしめてやる」と意気込みます。そこへ作兵衛が報告に息せき切ってやって来ると「松平忠直勢が毛利様の御陣に鉄砲を撃ち掛けた模様です。毛利勢が其れに応じて撃ち返し」という報告に幸村は「まだ早い」と応じます。勝永は「俺の居ない間に」と憤り向かおうとすると幸村は勝永を呼び止め「もはや後には引けぬ」と最後の攻撃となるとことを告げると勝永は幸村の肩を両手で掴むと「家康の陣で待っている」そう言って急ぎ自陣へと向います。
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慶長二十年五月七日 午前十時過ぎ。徳川方の松平忠直隊から天王寺口の毛利勝永隊に向けて突如、鉄砲が打ち込まれます。勝永隊は応戦して態勢を立て直し目前に迫る本多忠朝隊を迎え撃ちます。

ここで抜け駆けをした松平忠直は、結城秀康の長男であり徳川家光、徳川光圀の従兄になります。抜け駆けに至る経緯は先日の木村重成と長宗我部盛親たちとの戦いの際に、戦に参加せず傍観していたことを家康から叱責されたことが原因であったと言われています。また、重成と盛親の戦いで大きく消耗した藤堂高虎は今日の決戦に於いて先陣を務める役を降りたと言います。その為に本来であれば徳川方きっての名将が先陣を切ることが出来なくなったが為に徳川方の陣形に乱れを生じさせたのだと考えると二人の敗北は決して無駄なものではなかったと思います。また、この戦が終わった後も松平忠直は論功行賞で不満を抱き後々に幕府への不満をも積もらせ秀忠の頭を大いに悩ませることになるのですが、これはまた別の話。
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勝永隊が敵と衝突した報せを受けた秀頼は「今すぐ討って出る」と宣言しますが、それを聞いた大蔵卿局が「なりませぬ」と止めようとします。それを秀頼は「皆が待って居るのだ」と撥ね除けようとしますが「大御所様への御返事はどうされるのです」と尚も食い下がります。秀頼は「こんなものが真に受けられるか」と言い手に持っていた家康の文を投げ捨てると「左衛門佐に約束したのだ」と言いますが「その左衛門佐が徳川に内通しているという噂がございます」と言葉尻を捉えて大蔵卿局が言いますが「ありえぬ」と秀頼は聞かずに出口へと向かいます。大蔵卿局はその背中に「左衛門佐の兄は徳川の大名。裏で通じていてもおかしくはございませぬ」と更に言葉を投げ掛けると秀頼は振り返り「ここまで我等を導いてくれたのは誰じゃ」と諭そうとしますが「罠かも知れませぬ」と大蔵卿局は畳み掛けると立ち上がり秀頼に「お城を出られてはなりませぬ」と途中甲高い声を混ぜながら歩み寄っての必死の説得に秀頼は躊躇しながらも「その噂の真偽、直ぐに確かめよ」と命じて出陣を遅らせてしまいます。

真田丸50話最終回感想つづく。
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