真田丸感想50話最終回感想⑦母として

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大坂城の炎上を合図として徳川方の反撃が始まります。
家康本陣を襲撃するも未だに家康を見つけ出せずにいる真田幸村隊と毛利勝永隊に井伊直孝隊と藤堂高虎隊が襲い掛かりました。
その様子を見た隠れ潜む徳川秀忠も「風向きが変わった。我等も行くぞ」と号令を掛けます。
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襲い来る徳川軍と戦いながら幸村は「秀頼公はまだか、秀頼公は」と懸命に叫びます。
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「皆、秀頼公のご出馬を待っておりまする」大坂城では大助が秀頼へ出馬を要請します。それに対して大蔵卿局が「与左衛門は左衛門佐に斬られたと申しておる」と断ろうとすると、大助に付き従って来ていた佐助が「与左衛門、あの男は徳川と通じている事を知られ自害。寝返ったのは与左衛門の方でございます」と返します。この言葉に大蔵卿局と秀頼が驚きの表情を浮かべます。
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そこへ家来が「厨から火の手が上がりました」と報告に駆け込んで来ます。大蔵卿の局が「すぐに消し止めよ」と命じると入れ替わりに大野修理治長が「殿様~」と言いながら家来を引き連れてやって来ると「直ちにご出馬を。今こそ、その時。兵達の士気も上がり必ず勝ちまする」と自信を見せて秀頼に出馬を促します。これに秀頼は「あい分かった」と応じ、やり取りを見ていた大助と佐助が安心して頷き合っていると、次に「一大事でございます」と伝令が駆け込んで来ます。
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「何があった」と秀頼が報告を促すと兵士は修理の家来が持つ秀忠の馬印を指差しながら「殿様のお馬印が戻ってきた事で、負け戦と思い込んだ雑兵共が逃げ出しております」と報告します。これに修理は馬印を持つ家来に迫り両肩を掴むと「なぜ持って来た」と声を裏返して絶叫します。
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秀忠は立ち上がると修理に歩み寄り「まだ負けた訳ではない。私は今から出馬する。皆にそう伝えよ」と出馬を決断しようとすると、今度は別の伝令が「申し上げます。真田勢。敵に押し返され、退きました。毛利勢も苦戦の様子」と戦場の様子を伝えます。この報告を聞いて修理は愕然とします。秀忠も眉間に皺を寄せて「何だと・・・」言葉を接げないまま唇を戦慄かせます。修理はやがて肩を竦めて恐々と振り返り「どうやら、流れが変わった様です」と言います。
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これに大蔵卿局は息を呑み。大助は父の身はどうなっているのかを案じ、秀頼は呼吸を荒くしながら何故いままで城に留まっていたのか自らの不明を嘆くことも出来ず下を向きます。
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一時は家康を追い詰めた幸村隊と勝永隊ですが徳川方の反撃に遭います。
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先ず友軍の乱入により混乱に陥った為に幸村隊と行き違って進まざるを得なかった松平忠直隊が体制を立て直すと幸村の陣が敷かれた退却先である茶臼山を水野勝成と共に奪い取ります。これによって幸村隊は退却先を失う事となり体を休める暇なく戦い続ける事となりました。更に大和路方面で大野治房等との戦いが終わった徳川方の諸将も豊臣方に側面から攻撃を開始します。家康を見つけ出すことが出来なかった幸村と勝永は主要な諸将だけでも藤堂高虎、井伊直孝、松平忠直、水野勝成等による包囲網に囲まれる事となりました。
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当初は奇襲作戦で家康に突撃する為に船場に潜んでいた明石全登率いる三百の兵等は奇襲作戦の前提が崩れた後は秀頼の出馬を待ちますが、秀頼が現われることはありませんでした。そして豊臣軍は敗勢が強くなり明石隊は孤立します。やがて全登は秀頼の出馬を諦めて自らの隊も家康本陣へと向うことを決断。その途中で毛利勝永を追撃していた松平忠直隊を見つけると後ろから崩します。崩された忠直隊は水野勝成隊に逃げ込もうとしますが水野勝成は自ら先陣に立ってこれを叱責して押し止めると全登隊と激突。全登は勢いづいた勝成隊の前に敗北。撤退を余儀なくされた全登は豊臣方を包囲する徳川方の一角を崩して抜け出すと戦場を離脱しました。兵士に撤退準備をさせる中で全登は跪いて手を合わせると天を仰ぎ、己の無力さを嘆き、残された仲間の無事を縋るように祈ります。

その後、全登は今回の戦いによって討ち取られたとも、嫡子と共に九州へ落ち延びたとも、海を渡り南蛮へ渡ったとも言われていますが、以後の消息は不明となります。
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幸村は戦場で槍を猛然と振るい続けます。途中、幸村を狙う鉄砲隊の銃弾を作兵衛が自らを盾として受け止めます。幸村が「作兵衛」と絶叫すると「お行き下さい。早く」と作兵衛は傷ついた身体で槍を振るい敵に襲い掛かり「こっちじゃ」尚もそう叫び敵を自分に引き付けると幸村を先へと進ませます。
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大坂城では秀頼が遂に「討って出る」と出馬を決断します。大蔵卿局が「殿」と言って膝で立ち縋る様に引き止めようとしますが、立ち上がった秀頼は後ろで見守る父、秀吉の鎧を振り返り「私とて太閤の息子である。おめおめと城の中で腹を切るなど真っ平じゃ」そう言います。主君である秀頼をそこまで追い詰めた原因の一因を作った大蔵卿局は何も言うことが出来ずに項垂れます。
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「修理、ついて参れ」そう命じて秀頼が出陣しようとすると目の前に茶々が立ち「なりませぬ」と言い行く手を阻みます。秀頼は「母上・・・」と続く言葉を接げずに「どいて下さい」と頼みますが茶々は「城から出る事はならぬ」と断ります。「武士らしく・・・。死なせて下さい」秀頼は想いを吐き出します。その覚悟を見た茶々は「死んではならぬ。生きる手立てはまだあります」と懸命に反対します。それに秀頼は一度は言葉を呑み込みますが「最早、勝つ見込みなど」と自らの勝つ可能性が既に存在しないことを吐露しますが、茶々は秀頼に駆け寄り胸に縋ると「勝てとは言っておらぬ。生きよ。と言うておる。母に生き延びる為の策があります」この言葉に秀頼は半ば呆然としていると茶々は続けて「望みを捨てなかった者のみに道は開けるのです」と言い聞かせます。この様子に大助は父の命脈が完全に断たれたことを知り、修理は豊臣がこれからどうすべきなのかを必死に考え、大蔵卿局は目に涙を溜めながら自らの行動が招いた結果を見詰めます。
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茶々は秀頼の手を取ると胸にたまった息を軽く吐くと「恐れる事はありません」と秀頼を安心させようとします。秀頼は唇を震わせながら何事かを言おうとしますが、それを口にすることは出来ず、謝罪するかのように下を向き大きく息を吐きます。生きることを選んだ息子を見て茶々は小さく頷きます。
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幸村が茶々に託した最後の策が動き始めます。

真田丸50話最終回感想つづく。
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