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上野公園の不忍池にいた鷺(サギ)

情報商材を購入することで誰でも高収入のライターになれない話

情報商材は悪である!として断罪する声を数年前から耳にすることが増えました。そんな状況ですから今では情報商材も廃れてすっかり下火になっているのだろうと思っていましたのですがそんなことは無いようです。

例えば在宅で月収1000万円を稼ぐと聞いて凄い時代になったなぁと思ってどう稼いでいるのか少し調べてみると情報商材を売っている人だと分かって驚きます。

では情報商材を購入することで人は何を得られるのでしょうか?

販売にあたっての煽り文句を見てみると、
・副業として安定収入を得られる
・誰でも簡単に高収入

以上のような文言を眺めていて既視感があるなと思っていたら、一昔前に流行った内職商法と殆ど同じ煽り文句であることに気付きます。
その頃は雑誌の広告や新聞の折り込みチラシを入口として主には主婦を騙していたようなのですが今はSNSを入口とすることが多いようです。

消費者庁に注意喚起するニュースリリースによると、やはりSNSを入口として初めは少額の支払いを求めるものから始まり、そこで一度支払うと情報商材販売業者からターゲットと認定されて電話による執拗な勧誘が始まり気が付いたら高額な支払いをすることになったりサロンなどの名目で毎月ちまちま搾り取られたりするようです。

ここまで書いて素朴に思うのは一点です。
宣伝文句としてよく聞く在宅で誰でも高収入を得られて特別なスキルは必要ないというのを目にすると、じゃあ自分達でやれば?
と思います。

では、これをやらない理由は何だと言えば儲からないという事実に他ならないです。

「実際に儲かっている人もいるんですよ」と言うなら儲かっていない人がいる時点で誰でも高収入では無いのです。

よく見るのは在宅ライターとして高収入というのを目にしますが、在宅ライターとして稼ごうとした場合クラウドソーシングでライター募集の案件を見てみると
1記事1500~1800文字で報酬が2000円なので1文字あたり1.3円~1.1円。

こういった条件下で月に20万円稼ぐにはどうしたらいいか計算してみます。
最低限の1500文字で100記事(150,000文字)を作る必要があります。
1記事あたり下調べ含めて3時間掛かると想定して時給に直すと労働時間300時間で時給666円でダミアンもビックリです。
因みに月の労働時間が250時間で過労死ラインです。
東京都の最低時給が930円。
在宅ライターで高収入など受け取れる筈がありません。

情報商材を購入することで同じ在宅ライターでも高収入ということであれば、私だったら同じように低料金で請け負ってくれる人に書かせて差額をピンハネします。
誰でも出来るということはネットで募集した知らない人でも出来るということです。
一般的な労働市場メカニズムで言えば在宅ライターは志望者が多く需要よりも圧倒的に供給が多い。つまりは在宅ライター志望者が多いということです。一般的にそういった状況になった場合にどうなるかと言えば仕事を出す依頼者側が「嫌なら他の人に頼むからいいよ。オマエの代わりなんかいくらでもいるんだぞ」的なことを言ってライター志望者への報酬を安く買い叩けるということです。

もちろんライターとして食べている人も世の中にはいますが、そういった人は専門知識を持っていたり、超人的な速さで仕事をこなせる等の特殊な経験や技能を持っている人に限られるようです。
つまり高収入を得られるのは限られた人だけです。
(稀に一般的な能力で高収入を得ている人もいますが、それは石油を掘り当てるような幸運に恵まれた人で、これは幸運という限られたものを持った人です)
従ってライターで高収入を得ている人が高収入を得ている源泉はライティング技術ではなく、その人の持つ特殊な経験や知識か技能です。従ってライティングノウハウが詰まっているという触れ込みの情報商材を買って高収入を得ることは出来ません。

かく言う私も美味しい仕事に有り付きたいと思って調べたことがあるのです。
そのインフルエンサーという名の販売業者の人は動画で言ってました。
「わざわざ会社で辛い目にあわなくても、家で楽して稼げば良いじゃないですか?」
これを聞いた時は本当に痺れました。
我遂に天啓を得たり!
「この在宅で高収入を得られる知識がたった○○○円」
ここで一気にトーンダウンしました。
なんや無料ちゃうんかい!
とは言え無理をすれば支払えないことも無い金額なので迷ったのです(この時は心が弱っていた)。しかし気付きます。あれ?雑誌やネット等々でこの人クレジットの書いたものって見たこと無くない?
そこで気が付くのです。
あれ?もしかして?この人が本当に自分が書いたもので高収入を得られているなら、そのお金を支払っているのは在宅ライター志望者じゃね?

誰でも高収入のライターになれるで描いた私のイメージ
購読者:一般人
収入の仕組み:私の書いた素晴らしい記事を読んで広告をクリックする
もしくは私の素晴らしい記事を読みたいが為に広告を見る

インフルエンサーという名の業者さんの実態
(本当にライティングで高収入を得ているなら)
購読者:在宅ライター志望者
収入の仕組み:在宅ライター志望者がお金を出して業者の書いた誰でもライターになれるノウハウとやらが書かれたものの販売収益と後のライター志望者への営業活動もしくはオンラインサロン等への誘導によって得られる販売収益。

そうです。
彼が収益源として金を巻き上げる為に狙っていたのは私だったのです!

結論としては、情報商材を買っても幸せになることは殆ど不可能です。悪いことは言わないので止めるが吉です。
例えば、私が購入を考えているのは在宅ライターになる為のノウハウで値段も安いから違うと思っている人もいるかも知れませんが、それは実際に買ってみると業者からカモ認定されて電話営業によって地獄に吸い寄せられていくことになるか、オンラインサロンだか何だかに入会させられて洗脳されて細く長く吸い取られるか、どっかのタイミングでドカンと巻き上げられるかどちらかのタイプの情報商材である可能性が高いです。

結論として、ノウハウや資料という名の情報商材なんか買わなくてもクラウドソーシングでライター仕事自体は結構な数が転がっているので、どうしても家庭の事情などで在宅仕事をしたいということであればそこから普通に仕事を請けましょう。
在宅でのwebライターってなけなしの貯金を投資するリスクを負ってなるものではないですよ。

それでは今日はこの辺で

女子のスマホ画面がバキバキの理由

なぜ女性のスマホの画面はバキバキなのでしょうか?

電車に乗っているときや周りにいる女性のスマホ画面を見ると高確率で画面が割れてバキバキになっているように感じます。

なぜなのだ?
スマホの画面が割れているのは女子力の証なのか?
なんでやねん。
しかしここで思考を放棄してしまえば正解に辿り着けなくなってしまうので、もう少し推測を進めてみます。
そうか女子力が高まると共にやがてスマホの画面が耐え切れなくなってしまうのではないだろうか。
例えば北斗の拳でケンシロウが人間の潜在能力の全てを出し切る呼吸法「転龍呼吸法」を行うと服がビリビリに破れる訳ですが、これと同じことを女性も行っているのではないでしょうか。
通常の女子であれば女子力は30%までしか使うことが出来ませんが、それを極限まで引き出す「全集中の呼吸 CanCanの型」とか何かそれっぽいのあるのではないかと思うのです。すると極限まで出された女子力によって、この前も絡んできた男性を「おう!こら!CanCanぞ!」と言って輩の体をズタズタに引き裂いたネイルでスマホをコツコツやっていると、その衝撃に耐え切れなくなったスマホの画面が割れてやがてバリバリになる。
いやいや、流石にそんな恐ろしい能力を持っていたら世界中の女子が女子力の高さを競って戦い合う世界女子力トーナメントとか開かれている筈だからこれは違います。

他にどんな理由があるだろうか?
もう少し常識的に考えてみましょう。
普通に考えて自分の力でスマホの画面をバリバリにするには相当大きな力が要求される筈です。
うーん、トンカチ?
新しく買ったスマホを箱から取り出して「わーい。新しいスマホだ嬉しいなぁ」とキャッキャッ言ってひとしきり喜んで机の上に置いたスマホにトンカチを振りかぶる理由ってなんだ?
そうか!メンヘラなのかもしれません。
今時の女子はスマホを片時も離すことなく持ち歩いています。その姿はまるでメンヘラ女が彼氏に依存するが如くです。
しかもメンヘラ女子というのは自己評価が著しく低いと言いますからね。
せっかく買った新しいスマホを眺めて思い出すのです。

むかし彼女の元から逃げ去っていった男、嘗て親友に奪われた男。

もしかしたら割賦払い36回で買ったこのスマホも他の女に盗られてしまうかもしれない。あの泥棒猫のように。
そこで閃くのです。そうだ。盗ろうという気がなくなれば良いんだ!
そうして彼女は工具箱からトンカチを取り出してスマホの画面を叩き割るのです。
そして言うのでしょう。
「フハハハッ、これで貴様は私のものだ。その身に刻んだ傷が痛む度に私のことを思い出すがいい。私を永遠にその身に刻むが良いわ!」
うわぁ病んでんなぁ。超怖え。という理由。
ですが、これだと私の知っているスマホの画面がバキバキの同僚もメンヘラ女性になってしまうので、あの人もきっと隠れメンヘラ女子に違いないのです。
怖いですね。
いや、待てよ。私の同僚でスマホの画面がバキバキになっているあの人は幸せな家庭を築いてた筈。メンヘラ女子ってそういうのを自ら叩き壊していく筈なので、どうもイメージが合致しません。

そこで直接聞いてみよう思ったのですが、なんだか聞くとウジ虫を見るような目で見られて立ち直れなくなってしまうのではないかという怖さが先に立ちます。そこで、いてもいなくてもどう思われてもどうでもいいやという人たちに聞いてみた所それっぽい意見が出たので挙げてみます。

女性がスマホの画面を割ってしまう理由
・女の子は直ぐにスマホを落っことして割ってしまうドジっ子説
・ネイルでコツコツやっている内に会心の一撃が出て撃破する会心の一撃説

私がドラクエ好きなのとネイルで会心の一撃って女子っぽくて良い!!ということで会心の一撃説を推したい所です。
そう言えば画面がバキバキのあの女も生意気に爪を伸ばしてネイルアートとかやってましたよ。

ここまで書いて新たな疑問が湧いて来たのですが、なぜスマホの画面がバキバキの女性は買い替えたり修理したりせずにそのまま使い続けているのでしょうか?

これについてはスマホが割れている理由って思ったより怖い理由じゃないのかつまらないなぁと思ったのでスマホの画面がバキバキの当の本人に聞いてみました。
下記が結果です。

画面が割れている理由:スマホを落としたら普通に割れた。女性の手は小さいのだからメーカーはもっと対策に力を入れるべき、私は悪くない

修理したり買い替えない理由:もう少ししたら割賦払いが終わって新しいスマホに買い替えるからそのままにしている。修理も買い替えも高い。だから私は悪くない。

つまんねえ女だなって思いました。

それでは今日はこの辺で

「うっせえわ」を聞いて思ったこと

最近「うっせえわ」なる曲が人気です。
YOUTUBEで公開されてから僅か5か月で再生回数1億回と聞くので、その勢いは相当なものです。
と、いうことで乗るしかないこのビッグウェイブにということで筆者も聞いてみました。
まず聞いて思ったのはカラオケで歌ったら喉を壊しそうだけど覚えやすく口ずさみやすいメロディーの曲だなと思いました。
なので普段イライラした時なんかに思わず口ずさむ気持ちが良く分かりますし、それで繰り返している内に何となく好きになってしまうだろうか等と思います。

しかしこの曲を親が子供に聞かせたがらないという話も耳にします。どうも繰り返される「うっせえわ」という部分が反社会的なイメージを抱かせてしまうようです。
過去を振り返れば尾崎豊にかぶれて「夜の校舎窓ガラス壊してまわった(尾崎豊「15の夜」)の歌詞を真に受けて本当に夜の校舎に忍び込んで窓ガラスを壊してまわったお調子者たちもいるので「うっせえわ」について心配する気持ちも分からないではありません。

ついでに私も久しぶりに「15の夜」(尾崎豊)を聞き返してみるとやっぱり良い曲だと思いながら「うっせえわ」と比較して若者の怒りの対象が当時と微妙に変わってきているのかもしれないと思ったので書いてみます。

両者について歌詞の内容について視聴者が共感した上で支持していると仮定します。
尾崎豊について言えば、当時の若者の怒りの対象というのは学校や会社といった組織であったり拝金主義や学歴志向といったものを作り上げているかと思えば同時に女子高生ブームに踊らされる大人たちへの醜態から見えてくる不審や疑問といった、これから自分達が取り囲まれていくであろうシステムのようなものについての怒りというのが根底にあったのではないかと思います。
それに対して「うっせえわ」の歌詞を見ていると、現在の若者たちは前述のシステムに取り込まれた中での閉塞感や圧迫感のようなものについての怒りが共感を呼んでいるのだろうかと思います。

そして現在の「うっせえわ」を聞いているであろう若者世代について思うと、就職活動を頑張って会社に入ってステップアップしてやろうと思いはしても事務職や営業などでは上が詰まっているので直ぐに昇進とはいきませんし好待遇で他社に転職というのも難しい。以前よりも転職が一般的になったとはいえ今でも何だかんだ言いながら長く会社にいることが有利なように出来ているのは昔も今も変わりないので現状が気に入らないからといって会社を直ぐに辞めますとはいきません。
そうなれば必然的に多少のことは堪えて我慢する場面が増えるのだろうと思うのですが、そうなるとストレスが溜まります。

思うにそういった若者が不満や怒りを持つ気持ちは正しい。
日本の政治が高齢者寄りと批判されるのは、この国のシステムを作っているのが若者ではなく年寄りだからです。
そして自分がかわいいのは年寄りだろうと若者だろうと一緒です。
ということは上司や役員といった年寄りたちが自分たちに有利な組織運営をする一方で、その分の負担が若者に押し付けられて割を食わされる仕組みになっているのは必然です。

その流れの中で割りを食わされている若者世代はもっと怒っていいと思います。
世代ごとの格差というのは確実に存在していますし今後も確実に広がって行きます。
そういった組織の不公正のようなものを変えることが出来るのは若者だけです。そうでなければ年寄りは黙って自分たちに有利な現状維持に努めるだけだからです。

尾崎豊の活動期間は1983-1992年なので嘗ての若者も就職氷河期やリーマンショック等の割りを大いに食わされてフリーターや派遣などの非正規雇用に追いやられたりしながら、どうにか大手に就職して生き残った連中は既得権益層に差し掛かっているところなので頼りになりません。
個人的には今の若者はこういった既得権益層と大いに争って欲しいと思っています。

結局のところ日本というシステムは、いま以上に刷新しないといけないのだろうと思います。
そうなれば改革の主な担い手は若者になります。
年寄りもそれを知っていますが誰もが自分がいる間だけは嘗て若者だった自分が苦労して習得した陳腐化しているスキルの重要性を維持したいと思っています。
IT化して業務の効率化を図らなくてはならない。
日本の人口動態から考えれば国内市場は確実に小さくなるので海外展開を図らなければならない。
これらのことを知っていますが自分以外の誰かがやってくれると思って手を付けず、その問題を解決する為の稟議が上がってきても内容を理解できなかったり自分たちの立場が低くなる可能性があれば否決して足を引っ張り続けているというのが連綿と続いて茹でガエル状態になって衰退を続けているのが日本なんだろうと思います。
だから今の若者はもっと怒っていい。
もっと給料を上げろ、もっと業務権限を寄こして好きなことをさせろ、年寄りの不勉強や下らない社内政治の為に足を引っ張るな!
若者が活発ではなく年寄りばかりの国は衰退していくだけです。それを避ける為にも若者は年寄りと対立して良いのではないかと思いました。

以上のようなことを若者に私には被害が出ないように頑張ってね(ハート)と言ったら「うっせえわ!」と言われました。
お後がよろしいようで。
それでは今日はこの辺で

キレる働かないおじさん

働かないおじさんの類型の一つ

最近になってリモートワークが増えて来た影響で、社内にいる何をしているのかよく分らないおじさんが実は本当に何もしていなかったことが判明したという話を耳にすることが増えたように思います。

そういったおじさんを働かないおじさんと言うそうなのですが、そういったおじさんが社内にいることを許されている理由とは何なのでしょうか?

課長辺りに聞いてみれば「いや、あの人は俺にしか見えていない妖精か何かだと思っていたんだよ」といった答えが返ってくるのかもしれない等と考えていたところ一人のおじさんを思い出したので書いてみます。

私が以前に勤めていた会社はブラック企業でしたので当然の如く社員は馬車馬が如くこき使われていました。そんな中で一人だけ社内で何をしているのかよく分らないおじさんがいました。
Sさんというおじさんです。当然ですが社内にいる幻の妖精といった雰囲気は欠片もない、いつも不機嫌そうな表情で機会があれば、例えば課長が新人に説教をするのを聞くと自分に関係ないのに横から入ってきてキレ散らかしているような人でした。
彼はエンジニアでした。役職は付いていましたが会社に長年いれば誰でも自動的に付く役職です。
技術者としての腕は中堅所に入った技術者が自分の腕の未熟さを嘆く際に「俺もまだまだだけどSさんよりは出来ると思うんだけどなぁ」と陰で言われる位でしたので技術者としても大した人ではありません。
本人は出世に興味が無いとうそぶいてはいましたが本気で出世しようとしても当時の現状と大して変わらなかったのではないかと思います。
しかし彼は裏で馬鹿にされてはいましたが表立って軽んじられていたかと言えばそうでもありません。
なぜか?
Sさんは大した技術も持っていませんし顧客から好かれることもありません。また本人は指導力を発揮しているつもりのようですが先に述べた通り勝手にキレ散らかしているか面倒な仕事を後輩に押し付けているだけです。

従って同僚から好かれることはありません。
繰り返しになりますが彼はよくキレて怒鳴り散らしている人でした。
そのお蔭で管理者より社歴が上ということもあいまって腫れ物として丁重に扱われていました。
噂では会社の暗部を知っているからだとも言われていましたがその点については怪しい所です。

Sさんからよくぶち切れる要素を除いたら単に技術のない使えないおっさんでしかありません。そうなれば社内では当然の如く軽く雑に扱われていたと思われます。しかしSさんは丁重に扱われています。
Sさんが元々の厄介者だったのか、それとも後天的にキレ芸を身に付けたのかは不明ですが少なくとも彼はキレることで現在の立ち位置を獲得しているのは間違いないようです。

重要なことなので繰り返します。
仕事は出来ない。
人から好かれることはない。
会社に協力的ではない。
社歴と年齢だけは重ねている。
以上の要素を満たした人は通常は会社のお荷物でしかありません。であるにも関わらず彼は社内では腫れ物として少なくとも表面上は馬鹿にされることもなく厄介者として丁重に扱われているのです。
キレ散らかしている賜物です。

当然Sさんの消化する業務量は多くありません。
同僚たちが終電まで仕事をこなす中で一人だけ定時で悠々と帰ります。
仕事の割り振りとしては、難しい仕事はベテランが担います。簡単な仕事は新人があたります。普通の仕事は中堅どころが消化します。
Sさんが担当するのは新人以上中堅未満の微妙な仕事です。ただこの仕事も新人が中堅にランクアップする為には必要な仕事ですので優先的に割り振られるのは新人になります。

Sさんとは管理者もなるべく関わり合いになりたくないと思っているので注意することもありませんので忙しい社内で一人だけ余裕があります。というか割り振られている仕事も大して無いなかで何をして毎日を過ごしているのかは本人しか知りません。
ぶっちゃけいなくても問題ありません。それどころかSさんがいなくなると通常の業務量をこなしてくれる人が入ってくれるので有り難い位です。
他にもSさんの人柄から複数人で連携してあたる必要のある難しい仕事は滞ってしまうので実はSさんは現状のままどうでもいい仕事をこなしてくれる方が会社にとっても本人にとってもプラスなのです。

そもそも論として当時の現状に至った理由としては厄介者のSさんのことを管理者が今まで放って置いて隙あらば他の支社に飛ばして各地を転々としている所だけ見ると同情する余地もあるのではないかと思うのですが、いかんせん間違いを正すには時が経ち過ぎており、これを正すことが出来るのかと聞かれれば難しいのではないかと答えざるを得ません。


つらつらと述べましたが、世に言う働かないおじさんの類型の一つがSさんなのかもしれないと思ったので書いてみました。

それでは今日はこの辺で

幹事

自民党の幹事長の役割とは?

最近、自民党政治に於いて二階俊博幹事長の悪評を耳にすることが増えてきたように感じます。
それは日韓議員連盟の常任幹事を務めていたり、日中緑化推進議員連盟に加盟しているといったり嘗て小沢一郎氏の側近を務めていたという点から来ているのかなという気がします。
実際に悪行を働いているのかどうかは後世の歴史家が解き明かしてくれると思うので任せるとして彼の就く自民党の幹事長というポストは本来どういったものなのかということを書いてみたいと思います。

先ず政党の中の幹事長の役割を調べてみました?
まず幹事長は政党の中のナンバー2のポジションになり、選挙対策、国会運営、党務全般を担っています。
よって自民党内だけではなく民主党にも幹事長はいます。
共産党だけは幹事長ではなく書記局長という呼び方をしています。
会社で言うなら副社長。身近な所で例えるとバイト先の居酒屋の副店長。
なので組織内の取りまとめはこの人が担うことになりますし、何か問題が起きた際の相談を先ず受けるのもこの人で解決に向けて実際に動くのもこの人。

自民党の中での幹事長
通常の政党の中においての幹事長はナンバー2ですが、これが政権与党に限ると政党内の実質的なトップになります。
なぜでしょうか?
通常の政権与党のナンバー1は総裁、代表と呼ばれますが、政権与党のトップは通常であればイコール内閣総理大臣です。自民党総裁が総理大臣であるということは普段は自民党にいません。
そうなると残ったナンバー2の幹事長が繰り上げで実質的な自民党のナンバー1となります。

(副総裁という役職も存在しますが現在は空席)

幹事長の持つ権力
先ず政治資金244億9千万円(2019年度)の使い道を決めることが出来ます。
これだけでも相当な権力を持つことになるですが幹事長の権力はそれだけに止まりません。
自民党の公認を誰にするか決められます。
幹事長の一番の権力の源泉となっているのはこれではないでしょうか。

それでは選挙で自民党の公認を受けられるメリットです。
・公認を得られれば公認料という選挙資金を貰える
・選挙参謀や運動員の派遣
・党の幹部も応援に来てくれる

昔から政治家、落選すればただの人と言われますからね。立候補者にとって公認を得られるか得られないかでは天国と地獄のような差が生じます。
公認を得る為には幹事長の靴の裏を舐めることも辞さない!という人が大勢いる訳です。しかも選挙は定期的にやってくるのですから、新人議員が幹事長に逆らうことは二世議員でよっぽど堅い地盤でも引き継いでいなければ無理だという話です。
おまけに地方の国政報告会にも応援で来てくれるとなれば、恩義でますます頭が上がらなくなるのです。

以上のような理由から幹事長というのは総理大臣への登竜門の役割もあるようで安倍首相も幹事長を経験しています。
幹事長経験無しで総理となったのは最近だと小泉首相。菅首相です。

菅首相については今まで安倍首相に代わって党内の取りまとめを行っていた関係と人事を握っていた兼ね合いから二階幹事長の協力は必要不可欠なものであった筈です。その影響力から見て幹事長が次の首相を決めたと言っても過言ではない程の影響を与えたと想像できるので、おそらくですが自民党内において二階幹事長の影響力というのは今まで以上のものになっているのではないでしょうか。

しかし改めて振り返ってみると二階幹事長はずっと自民党にいた訳ではなく小沢氏の側近として鳴らして自由党結党に参加したりと、さながら凄腕の傭兵といった生き方です。その上で自民党に戻って来て要職である幹事長の重役を任されているというのはやはり異色です。こういった昭和の大物政治家といった風情の人が生き残っているのが政治の面白さなのかもしれません。それと次に書くのは全く真偽不明の噂ですが、バカ息子にどうしようか頭を悩ませたり、時にはその息子からバットを持って追い回されたこともあるという話を耳にすると何となく微笑ましく思ったりするのは私だけでしょうか。

それでは今回この辺で

はーい。あなたの腐った歯が抜けましたよ♪

まともな歯医者を知っていることはそうでないより確実に幸せになれる話

歯医者でレジンという被せものを奥歯にしました。
昔、奥歯に虫歯が見つかったことで銀歯を入れたのですが、それから冷たいものを食べると沁みるようになり、激痛ではないものの地味にストレスとなっていたものがようやく解消されました。
ここまでの道のりは長かった・・・。

時は遡ること6年前、奥歯に虫歯が発見された時です。
この時に発見された虫歯は私の想像を超えて進行していました。
すると歯医者さんは突如として知らんおばはんを召還します。そして私はそのおばはんに「まぁこっちにどうぞ」と言われて別室に連行されます。
そこで「セラミック治療について延々と説かれます」保険範囲で収まる銀歯を選ぶのは人として有り得ない位のことを言われます。たった五万円で貴方のセラミックライフが始まるのです。その時のおばちゃんは正にセラミックの伝道者という趣きさえ漂わせていました。
その熱を目の当たりにして私はぶっちゃけ奥歯なんか人に見える訳でもないしお金も掛かるので銀歯で良いですとは言い辛いなぁと思いながら聞いていました。
他にもこんな感じの会話をしました。
「あなたスポーツしますよね?」
「いいえ、しません」
「セラミックは本物の歯と見分けが付かない位によく出来ているんですよ」
「ヘー、ソウナンデスカ、スゴイデスネ」
相手からすると私の反応は糠に釘と受け取られたのか10分位すると、じゃあ私の話はこの位にして次の治療時に答えを聞かせて下さい的なことを言われて、ようやく解放されました。

1週間後に再び訪問した私は問い掛けられます。
「私はあなたの答えを知っていますが念のために聞きます。どんな治療をお望みですか?」
「あ、保険範囲内でお願いします」
その時の引き攣ったおばちゃんの笑顔を今でも覚えています。

そうして歯根を残して奥歯を削り取られ
目出度く銀歯を取り付けられました。
グッバイ奥歯♪
ハロー銀歯♪

こうして生まれ変わった銀歯さんを試してやろうとウキウキで食事をします。
そこで気付きます。
あれ?冷たいものや熱いものを食べると銀歯に沁みて痛い。
なんだこれは!?
次の治療で歯医者行った時に最初に対応してくれた助手?の女性に言います。
「あのー銀歯が冷たいものや熱いものを食べると沁みて痛いのですが・・・」
「え、そうなんですか?じゃあしっかり先生に言った方が良いですよ。それじゃあ私はこの辺で」
ビックリです。他人事です。いや、まぁ実際に助手の人と私は赤の他人には違いないのですが・・・。
いや、違う。そこは同じ歯医者の従業員として適切なアドバイスをくれるとか先生に伝えるとか色々あるんじゃないですか?
そのとき同時に彼女と私の間で今まで取られたコミュニケーションが思い浮かびます。
それはお会計の際に次回の診療予約を取ろうとした時でした「あー、先生は学会で忙しいんで、この週は無理ですね」と言ってニヤリと私に笑いかけてくれて「お、おう」という、どうでも良いやり取りでした。どうでも良いですね。

そして先生がやって来てにっこりして言います。
「歯の方はどうですか?」
「いやぁちょっと沁みるようになっているのですが」
そう言った瞬間、先生がいきなり無表情になってビックリです。
「あ、そうですか、大変ですね」
おまえも他人事かよ!と二度びっくりです。
「いやいや、先生、これはどうにかなりませんか」
そういったやり取りをして歯に、どこら辺が沁みますかねぇとか言いながら歯垢とかを取る際の強い水圧の水を出す機器を銀歯に当て、終いには隣の歯にドリルを当てて「ここですかね?」と言ってきます。「いや、削られたら痛いですよ。それと歯の表面ではなくて噛み合わせ・・・」「はーい、じゃあ3か月経ったら診療予約を入れて下さいというハガキを送るので、そこでね。はい。じゃあ次」
その後は3か月経とうが1年待ってもハガキが送られてくることはありませんでしたとさ。めでたし、めでたし。

とはいえ私の銀歯は沁み続けます。
耐えがたい苦痛では無く小さな痛みとは言え、やはりこれはストレスなのです。
かと言って、このファッキン銀歯を取り付けてくれた上にこちらをクレーマー扱いしている歯医者に行く気は起きませんので違う歯医者に予約を入れます。
そこの先生に銀歯に変えてから沁みるので困っていると伝えます。
「あー、銀歯ね。やっぱり3か月位は様子を見ないとね。やっぱり神経がね」
「あのー、もう一年以上経っているんですが・・・」
「まぁ、取り敢えずクリーニングしたら変わるかもしれないから」
不安で一杯な新しい歯医者さんとのファーストコンタクトです。
クリーニングをしました。
確かに歯垢は取って貰えました。
次の診療時に言います。
「あのー先生、まだ沁みるんですが」
「じゃあ次はね。虫歯がいくつかあるからそれを治療しましょうか」
まぁ虫歯があるのなら仕方ありません。
そのあと2回ほど通って歯をガンガン削られます。
それも終わります。
「それでは、あの先生。銀歯は相変わらず沁みるのですが」
「あー、そう?でも銀歯だとレントゲンで撮れないから分からないからね。様子を見ましょうね」
「え?もう一年ほど様子を見ているのですが・・・」
「じゃあもう少し様子を見ましょう」
ここで診療予約が直ぐに取れて、いつ行っても空いている訳が分かった私は歯が沁みることを受け入れるしかないとここで諦めます。

しかし数年たったある日、気が付きます。
それは正に天啓と言って差し支えないものでした。
あいつら両方ともヤブ医者だっただけじゃね?

そうです。全国の歯医者の数はコンビニよりも多いと聞きます。今まで行った二つの歯医者がヤブであった可能性は充分にあります。取り敢えずGoogle先生にあの二つの歯科医院について調べてみると結構な数の悪評が直ぐにずらずらっと出て来てくれたので、どうやら私は考えられる限り最悪の選択をしていたようです。
そうか、今まで通っていた歯医者はヤブであったか。
仕方ないので今度は評判の良い歯科医院を探すことにします。

そこで行ったのは、
・実際に行ってみて歯科医院の様子を見てみる
・広告費を掛けたことでお客さんの数が一時的に増えている可能性があるので三月ほどお客さんが継続して来ているか様子を見てみる

結果、待合室がおしゃれな感じでいつ表から見ても人が待っている歯医者を見付けます。予約を入れると次の月を指定されます。
これは期待できそうだ。予約がこれだけ取れないということはそれだけ多くの人がこの歯医者の先生を頼っているに違いない。きっと赤ひげの歯医者版がいるに違いないと決めつけます。


グラスドクターの後始末を求めて予約を入れた私は、予約時間に訪れた後も結構な時間を待合室で待たされ、ようやく先生と出会えます。
「あのー歯が沁みるんですが」
「あ、そうですか。じゃあレントゲン撮ってみましょうか」
そう言ってレントゲン室に連れて行かれると顔の周りをスキャニングする為にグルグルと回るレントゲン機で歯を撮られます。
レントゲンの画像を見た先生は
「あー残っている歯根が腫れていますね」
そう言って腐った銀歯を引っこ抜いてくれます。
そのあと通うこと3回。
腐った銀歯から白色で他の歯との違いが分かりにくいレジンにしてくれた上に奥歯も沁みなくなりました。

良かった。
今回の一連の出来事を経て私はようやく理解出来ました。
まともな歯医者を知っているということは幸運なことなのだと。

今回、学んだのは下記になります。
・歯医者の先生の腕には上手い下手がある
(どうも私の物を噛む力が強いことも原因に含まれるという話をされたので、推測するに最初の歯医者で入れた銀歯が他の歯よりも若干高くなっていたことで銀歯に余計な負荷が掛かることで歯根が腫れていたのではないかと想像しています)
治療器具は最新のものがあるに越したことはない
(2番目に行った歯医者ではレントゲンが撮れないと追っ払われた訳ですが、最後に行った歯医者さんにあるレントゲン機では撮れた訳ですから、単純に症状に応じて使用する事の出来る機材の有る無しの問題もあったのだろうと今では思います)

以上のことを知らず歯医者なんてどこでも一緒だろと思っていたが為に6年もの長き渡り銀歯が沁みるという苦痛を味わう羽目になっていたのですが、今回の歯科医院に初めに行っていたなら、そんな目に遭う事も無かった訳です。
たかが歯医者と侮るなかれ。歯のトラブルに見舞われた際に良い歯医者に掛かれるかどうかは大きな違いとなりますので皆さんも注意してください。

それでは今日はこの辺で

おまえに食わせる油そばはねぇ!

注文を忘れられる

世の中にはどうも珍しいと思われる事件に複数回見舞われる人間というのが存在するようです。
例えば、雷に打たれて助かったら、また再び雷に打たれるといった具合です。
これが宝くじの1等に当たるといった目出度いことなら良いのですが世間から聞こえて来る話は不幸な出来事の方が多いようです。

私も同じように、そう何度も起こることか?と思う出来事に何度か見舞われているのですが、それは店でした注文を忘れられることです。
それも複数注文した内の一つが抜けているとかではないです。
丸っと全ての注文を忘れられるのです。
これを5回ほど経験しています。
私は店に入ると店員さんに「あ、あのお客さんの注文は忘れなきゃ」と思わせる何かがあるのでしょうか?
しかも注文を忘れられた内1回はファミレスだという話をすると驚かれることが多いです。
そりゃそうですよ。私だってビックリしたんですから。

私も注文が来ないなぁと思って10分くらいで店員さんに「あの~、私の注文はまだでしょうか?」とでも聞けば良いことは分かっているのですが内3回は初めて行った店で起こったのです。
初めてだと勝手が分かりません。そのため注文ぜんぜん出てこないけど、店側で小麦を収穫している所なのかな?とかいま畑を耕している所なのかしら?と思うとなかなか時間が読めないのです。
それで私の後に来たお客さんの注文が先に来たら聞いてみよう等と思うのですが、都合よく隣にでもいてくれれば良いのですが席が離れてしまうと、それも難しくなってきます。
そして、これも被害を大きくする要因になっているのですが、ただ待っているのも退屈なので読書やスマホを眺め始めてしまうと気が付けば30分経過となってしまっているのです。

これを今回もやりました。
新しく出来た油そば屋に結構お客さんが入っているので期待できそうだという情報を仕入れて意気揚々と向かったところ既に2人並んでいます。これは期待できそうだと私も並ぶこと3分程度経過して入店することが出来ます。
上手く値段と品質とボリュームが折り合えば通える店が開拓できるかもしれないと期待に胸を膨らませます。

そこは先に食券を買う方式の店なのですが油そばの並盛と大盛りとW盛りが同じ値段です。
これは並盛も大盛り分の値段を取ってるんだろと思いはしますが、それならW盛りを頼もうと思うとお得感が高いです。
そしてトッピングにチーズなどが並び、味が単調になりがちな油そばにトッピングで味にバリエーションを付けることで飽きが来ないようにしているようでした。
こういう試みは嫌いではありません。おすすめとある食べるラー油を20円(この値段も良かった)で購入して合計800円という国家予算並みの金額を券売機にぶち込んでやります。
店内の客席はカウンターだけだったのですが、キッチンとカウンター側を透明なアクリル板で遮られている端っこの席に案内されました。
嫌な予感がしました。
他の席はアクリル板の切れ目から直接注文物が渡されている様子なのですが、私の端っこの席だけはアクリル板の切れ目から遠く店員が持ってくるタイプだったのです。
店の中で特異なオペレーションが必要となってくる席というのは経験則から言うと酷い目に遭う可能性が非常に高いです。
例を挙げてみるとコンビニで言うならファミリーマートでキャンペーン期間中に特定のペットボトル商品を買うとレシートに商品の引換券が印刷されて渡されるタイプのキャンペーンの際に、いつもレシートを渡さない店員さんだと、その商品引換券の印刷されたレシートがやっぱり渡されないといった所が近い所になるでしょうか。

嫌だなぁ。怖いなぁ。嫌な予感がするなぁ。と稲川淳二風に怖がりながら待ちます。
性懲りもなく読書をして待つことにしたのですが、これがいけなかった。
気付くとカウンターの向こう側から「9番席の人、食券買ってる?」とか聞こえてきます。時計を見ると席に着いてから30分が経過していることに気付きます。そして次の予定が15分後に迫っています。10分で食べてギリです。
そして後ろから店員さんから「あのー、お客さん、何を注文しましたっけ?」という声
を無事に掛けられます。これで料理が出てくるのを待っていると完全に遅刻となってしまうので「あ、すいません。次の予定が間に合わなくなってしまうのでキャンセルでお願いします」すると店員さんは「あ、そうですか。こちらのお客様、次の予定が間に合わないとのことでキャンセルになります!」とカウンターの店員さんに呼び掛けると、カウンターの向こうの店員さんが「何を注文されてます?」と問い掛けて来ます。
あ!そうか、私が食券を払わず金だけをせしめて帰ろうとする輩である可能性だって考えられるのです。
しかもこのお店は購入した食券の半券を残すといった方式ではなく、一枚まるまる渡してしまうので、お店側が「あなたから食券なんか預かっていません」と言われたら、こちらが食券を買った証拠なんか一つも無いのです。そうなると最悪の場合、逆に私が警察に突き出されて御用される可能性もあるのだという事実に気が付き震えます。
「えーと油そばとトッピングの食べるラー油を頼みました…」ともう、お金だけ巻き上げられて帰ることになっても致し方ないと観念して答えます。すると別の店員さんが「あ、私、食券預かりました」と助け舟を出してくれます。
きっと食券を確認もしないで席に案内した責任を後で問われることを恐れたんでしょうねとは、ここでは思わず素直に感謝します。
カウンターの向こうの店員は完全な証拠を掴んでポリスへ引き渡すことは難しいと判断してくれたようです。どうにか泥棒扱いされることなく店員さんが券売機のボタンをポチポチと押して「あー、10円玉ばっかりですいません」そう言ってお金を返却してくれました。お蔭で私は腹を膨れませることは出来ませんでしたが財布をパンパンに膨らませることが出来ました。

外に出た私は泥棒扱いされなくて済んで良かった~と無駄ポジティブシンキングを働かせて一息つくと外の空気は美味しいと感じました。
ああ~、美味い油そば食べたかったなぁ。
そうして隣の松屋で牛丼を急いで食べて次の約束に向かいました。

その後、家に帰って布団に入り気付きます。そういえばあの店で謝られたのって代金800円の内100円分が10円玉10枚で渡されたことだけだったな…。
えーっと、う、うん。別に泣いて謝ってほしいとは思ってはいないんですよ。
でもね。人として一言位あやまってくれても良かったんだと思うんですよ。
そうすればね。こちらも「いいえ、私ももっと早いタイミングで店員さんに声を掛ければ良かったんで全然気にしないで下さい。次の予定があるので今日は帰らせて貰いますけど、また寄らせて貰いますから、その時はよろしくお願いしますね」とか言えるんですよ。
人がミスをするのは当たり前ですし、こちらとしても通えるお店が増えるのは有り難いことなんですから。
そうすれば今日は油そば食べられなかったけど、まぁ謝って貰ったし30分ばかり待たされたとはいっても読みたかった本は読めたわけだし話のネタも手に入って来てお金も返って来なかった訳でもないしと考えれば逆に幸運であったと思い込むことも出来るのです。
そう思うと無性に腹が立ってきてギリギリギリと歯噛みします…。
という訳で今日も枕を涙で濡らしてぐっすり寝てやりましたよ。

それでは今日はこの辺で

怒る猫

猫パンチを喰らう

いつかのブログでも書きましたが筆者は猫が好きです。
ですが残念ながら私の住む我が家は賃貸でペット不可の集合住宅なので猫を飼うことは出来ません。
それでも時々モフりてぇと身体が疼くのです。
私もいい大人ですから、ここは金で解決すれば良いと思うのですが、残念ながら我が家の近くに猫カフェ等という気の利いた店はありません。

どうすれば良いか悩んだ結果ですが、最後に希望の残されたパンドラの箱よろしく近所の公園には何故かやたら野良猫が生息しているのです。
おお!なんたる幸運!!
まぁ実際に目にしてみるとまん丸いクリッとした目ではなく野性味溢れた隙の無い鋭い目を光らせている猫が多く、中にはアル中で痩せ細ったヤクザを彷彿とさせるような猫も居ますが同じ猫科だし良いかな?いや、これは女なら何でも良いに通じるダメな奴なんじゃなかろうかとも思うのですが、こちらは何せ撫でさせて貰おうと飼い猫として養うでもなく、ただ撫でるだけでは、そんなもんは猫からしたら撫でられ損のくたびれ儲けという奴ですから私に文句を言う資格はありません。

しかし野良猫達を見ていると、猫とライオンて同じ猫科なんだよなぁと思わせる彼等ですから、そうおいそれとは撫でさせてくれません。
触らせて貰えるまでは心が何度も折れそうになりました。
ですが何処かの雑誌で凄腕のナンパ師がナンパは確率、どんなブサメンでも100人に声を掛ければ一人位は引っ掛かる的なことを言っていたような気がするので次々と猫達を見付けては撫でさせて貰おうと近寄ります。
そう地道な積み重ねこそが成功の一番の近道なんです。
私で一日に遭遇できる猫の数は10匹いかない程度、それを10日間繰り返せば1匹位は私が撫でさせて頂けるのです。

猫のナンパに成功した時ですが、先ず私の指先を嗅いできます。次に猫様が身体を擦り付けてきて、ようやく撫でることが出来るのです。

そんな猫を鳴かせ続けて来た凄腕ナンパ師の私ですが、この前は手痛い目に遭いました。
その日もいつも通り猫をナンパしていました。
その内の一匹が私の指を嗅いできました。
決まった。いつもの必勝パターンだ。
今日はクリッとした可愛い猫が引っ掛かったぜ。

クリッとした目の可愛い猫

最初はこんな感じにかわいかった。


と心の内でほくそ笑みながらかわいい子猫ちゃんを見下ろします。
私の指を嗅いだ猫は、あろうことか私が差し伸べた指に猫パンチをかましてきたのです。
まん丸い目の可愛い子猫のクリッとした目はしかめ面に早変わりして2、3歩後ずさりして喧嘩なら買うぞこの野郎という様子です。

やんのかこの野郎の猫

いきなりこんな感じに表情が変わってビビッた。


初めて猫を蹴飛ばしてやろうかと思いました。
しかし悲しいかな相手は畜生で私は人間様ですから、そこには生物としての圧倒的な違いが存在しています。
暫く私と猫は睨み合います。
ええ、結果はもちろん私が泣いて帰ってやりましたよ。

それでは今日はこの辺で






二条城入口

京都旅行2日目 二条城

京都旅行に来て、初日はいきなり雨に降られてどうしようと思い、ああ、そうか自分は旅行に行くことする許されないのですね。神様のバカヤローという祈りが通じたかどうかは知りませんが二日目は晴れました。神様ありがとう。

二日目は昨日ようやく辿り着いてみたら既に閉ざされていた東大手門を拝む羽目になった因縁の二条城です。
悔しかったので朝一で行ってやろうと思っていたら、まあね。朝って色々と忙しいですからね。実際に到着したのは10時位ですから随分と余裕を持った到着となりました。
入城には先ず入城料を支払う必要があります。入場料だけなら620円、二の丸御殿の観覧料を含めたものになると1030円です。
どうにか抜け道が無いかどうか考えてみたのですが、流石は敵から攻めづらいことを念頭に置いて作られた戦闘要塞であった二条城です。しっかり外堀に囲まれているので、落語が如く適当な垣根から「おっと出れねえ、おっと出れねえ」なんてやっていると城の管理の人が来て「お客様、そこは出口ではありませんので城の中にお戻り下さい」とか言われて「そうなのかい?こいつあいけねえや、しょうがねえから城の中に戻ることにするよ。こいつあ済まなかったね」という訳にはいきません。
どこにも抜け道なんかありませんよ。
それとどうにか二の丸御殿だけ見ることは出来ないかとケチって考えてみたのですが、二の丸御殿は二条城の敷地内にあります。従って二の丸御殿に辿り着く為には二条城の敷地を通る必要があるので不可能です。諦めて料金を支払うことにします。
グッバイ野口ッチャン。

二条城 唐門


先ずはやたら豪華な唐門をくぐり二の丸御殿へと向かいます。
そしてここは写真撮影禁止です。なんてこったい。
二の丸御殿に入って直ぐの場所にあるのが遠侍の間です。
ここは当時、遠路遥々とやって来た侍が待機させられる場所です。
金襖に虎の絵が描かれています。なんでも江戸時代の頃の日本に虎は存在しなかったのだそうです。待たされる者達は、聞いただけの霊獣である虎が描かれた壮大な空間で待たせられることで幕府の権威をひしひしと感じて畏まること請け合いです。かと思えば柳の間は公家向けに植物を題材とした絵が金襖に描かれており、この辺は硬軟を使い分けている印象です。

そして大政奉還を表明した大広間一の間二の間は思った程の広さではなかったのが意外でした。勝手に描いていたイメージでは3、4百畳もある広大な広間を埋め尽くさんばかりの侍が平伏している光景だったのですが、実際は一の間48畳、二の間44畳の合計92畳となるので想像の半分もない広さでした。
しかし、よくよく考えてみれば江戸時代に拡声器なんてものはありません。実際にそんな広い場所でいくら声を張り上げても隅々まで届くわけが無く、それを聞かされる侍は「将軍、声ちっせえな」となって権威丸潰れになってしまうと考えれば、将軍の声が届く丁度良い広さというとこれ位が頃合いなんだなぁと思い直します。
大広間一の間は二の間から見ると一段高く見上げる格好であり、且つ互いを隔てる位置からせり出した鴨居と一段上がった帖台構で作られているので二の間に並ぶ者達から将軍の姿は遠近法と相まって遠くにいる大きな存在に見えるような演出が為されています。ここでも二の間に控える者と一の間の将軍の権威を見せ付ける演出に余念がありません。

中に入り鶯張りの廊下を歩くと音が鳴ります。想像ではギシギシというものを創造していたのですが、実際はキュッキュという甲高い鳴き声のような音がします。やはり現地を見ないと分からない事というのは思った以上にあるものなのだと思ったりします。

次は本丸御殿へと向かいたかったのですが、ここは保存修理工事中とのことで残念ながら見ることは出来ませんでした。
仕方ないので内堀をぐるりと周って天守閣跡から京都の町を一望して少し休憩します。そこでは、観光客のおじさんを捕まえたおばちゃんが私は海外生活が長くて常にここに居るのよと自己顕示欲丸出しの話を延々と聞かせていました。おじさんが「じゃ、私はこの辺で」と私が見ているだけでも2、3回言っていたのですが、おばちゃんのトークは全く燈る気配が無く、わざわざ京都くんだりまで来て災難な目に遭っているなぁという微笑ましい光景を目が合わないように横目で見ていました。

二条城二の丸庭園

途中で通り掛った二の丸庭園


次に展示収蔵館に行ってみます。
中に入って驚く料金徴収があります。やぁ、これが竹の子剥ぎという奴かぁと観念して数百円を支払います。
入って直ぐの部屋は土中から出土した瓦などが来たものが並べられていて、いやぁ損したなぁ等と思っていたのですが、続く部屋にガラスを挟んで御殿で飾られた実際の配置に置かれた黒書院造の障壁画は、やはり迫力がありました。真ん中に腰掛けられるようになっていて、ここに座って見てみると、これを城で実際に見せられたら自分も畏まってしまうだろうなと感じます。なので、ここも二条城に行ったら見るべき場所になるかと思います。

そんなこんなで二条城を後にして次は京都御所へと向かいます。
それでは今日はこの辺で


観覧謝絶

そうだ京都に行こう!!1日目 其の2

久々に旅行に行こうと思い立ってから京都旅行に来たら雨が本降りになって来て酷い目に遭い続けながらの京都旅行1日目の続きです。

西本願寺 御影堂門 渡廊下

西本願寺 御影堂門 渡廊下の段差に腰掛けて庭を眺めると良い感じ


まったく期待していなかった西本願寺が意外にも感心すること仕切りで御影堂の中で暫く黙祷を捧げるおじいさんの気持ちも分からないでもないなぁと思いながら、私も気付けば10分程度で切り上げる筈が気付けば1時間近く滞在していました。最後はやはり御影堂の縁側で腰掛けて休憩していたのですが、そこから眺める先にある大銀杏を晴れた日にのんびりと見ていると気持ち良いんだろうなと思うので行かれた際の小休憩に是非どうぞ。
私の場合は腰掛けていたらいよいよ本降りとなった雨を見ていて気付けば頬を伝うものが雨なのか涙なのか分からなくて困りました。

とは言え、まさか京都観光に出て一か所目の観光地でいきなり雨に降られたからといって泣いてホテルに帰ればチェックイン時間前だからフロントのお姉さんにこいつうぜえと思われながらロビーで待つように言われて、そこでメソメソしていたでは悲し過ぎるということで土砂降りの中で観光を継続です。

土砂降りの島原大門

土砂降りの島原大門。雨うぜえとか独り言を言っていたら地元の人に鼻で笑われた感じで横を通り過ぎていかれて恥ずかしいやら悲しいやら


島原大門
次は島原大門に向かいます。
嘗て花街であった場所です。
新撰組の隊士は昼間は訓練で汗を流して、この門を鼻歌交じりにくぐって楽しく過ごしていたのかと思うのですが、私は雨でずぶ濡れになりながら到着ですので楽しくも何ともありません。
いま書いていて気が付きました。
そうだ。ここでホテルに戻ってしまえば、今日という日が、ただ新幹線に揺られて遠くまで来て雨に濡れてホテルで寝て過ごしただけの思い出になってしまうことを何が何でも回避して楽しい思い出だったことにするんだという意地で回っていたことに気付きます。
なので、この門を昔の男たちはわくわくして通り、女は絶望して潜っていたのだろうか等と思いを馳せる余裕は無く、この時に私が考えていたのは靴の中も雨でグショグショになっていて、これが切っ掛けで水虫になったりしたら嫌だな位です。
いま考えると早く帰った方が良かったですね。

 

角屋

遠くから訪ねて行ったら閉まっていた角屋ー。角屋ー。


角屋(すみや)
ここは中を見ることが出来るらしいのですが、時期によって入ることが出来ないので注意してください。私の場合はコロナ禍の影響で見ることが出来ませんでした。
仕方ないのでトランペットをショウウインドウから眺める少年の如く外観を見て我慢することにします。檻のようにも見える格子を見ていると、ここでしこたま飲んだ新撰組の初代筆頭局長の芹沢鴨は暗殺されているので酒と言うのは怖いもんだと思います。
他にも酒の失敗で失敗したなんて話は枚挙に暇がありません。その怖さのようなものはもう少し自覚しないといけないのかもしれない等と思います。
角屋の格子が見ようによっては檻のようにも見えるのは心情のせいでもあるのかもしれません。

和違屋外観


和違屋(わちがいや)
現在も舞妓さんや仕込みさんが生活する場としての置屋と舞妓さん等と遊ぶことの出来るお茶屋として営業中です。

観覧謝絶

コロナはゴメンどすぇ


到着するといきなり「観覧謝絶」の木札が目に入って来ます。
微妙に字が汚いのにイラッと来ます。
残念ながらここも見ることが出来ませんでした。
お茶屋で遊ぶにしても一見さんお断りという奴でしょうしお値段も歴史と伝統が乗っかると考えると文字通り敷居の高いお店のようです。
ただ、今の状態で無理矢理入ったとしても入り口で「お越しやすぅ。あらあら、うちがプールだったら良かったんどすけどねぇ。お茶漬けでもお出ししましょうかぁ」と、意訳すると「おまえみたいにずぶ濡れの奴が入ると家が汚れちゃうから早く帰れよ。あと何かおまえ濡れた犬みたいな匂いすんな」という言葉を婉曲に伝えられて、やっぱり泣いて帰ることになったのではないかと想像します。

歌舞練場跡

歌舞練場跡


歌舞練場跡
知らずに通り掛かったのですが、歌舞練場跡がありました。
文字通り以前は歌や舞の練習場であったようなのですが、残念ながら閉鎖されて今では介護関連施設として使われているようでした。
京都に嘗ての賑わいはなく、また昨今の京都はインバウンドで賑わっていましたが、考えてみれば一見さんお断りのお茶屋さんがインバウンド客を受け入れることはありませんので、こういった舞妓さん等の養成所の閉鎖に時代の移り変わりのようなものを感じずにはいられません。舞妓さんや芸妓さんが接待をするお茶屋さんは一見さんお断り等による敷居の高さをブランドイメージの構築に繋げて成り立って来たビジネスモデルだと思うのですが、他の客層を取り入れる転換のようなものが必要とされているのかもしれない等と思います。例えば、海外インバウンド客に対して直接接待するのは無理だとしても芸妓の芸を見せるショーのようなものを行うのは有りじゃないかなとも思いますし需要も十分にあるように思えるのですが如何でしょうか。

自販機売られる「ひやしあめ」を発見

自販機売られる「ひやしあめ」を発見!しかも100円で安いしラッキー!


それと近くの自販機で「ひやしあめ」を発見!これは京都っぽいと思って早速お金を投入したのですが売り切れで買えませんでした。無念。

大銀杏

大銀杏。写真で見ると何か倒れそうだな


とぼとぼと歩いていたらちょっと斜めになっていて心配になる大銀杏を発見。根元には弁財天が祀られていたので、ついでに雨がやみますようにとお願いしました。

壬生寺 千体仏塔

壬生寺 千体仏塔


壬生寺
千体仏塔が雨の薄暗さとのコンストラストで何とも不気味な印象を受けます。
ここ壬生寺は嘗て新撰組の兵法調練場として使われていました。
本来であれば新撰組のお墓や資料館などで沖田総司が近所の子供を集めたりといったような新撰組にまつわる話を知ることが出来たのかもしれないのですが、私が訪問した際はやはりコロナ禍の影響で殆どは閉じられていて見ることが出来ませんでした。
私の訪問は知らぬ人から見たらお寺の境内を不審者がうろうろしているなといった所だったでしょう。

後は二条城を見て帰ろうと思って向かい、ヘロヘロになって到着しますが、到着時刻16:50分。観覧時間が終わって入口の正門が閉じられる所でした。

やっぱり雨の日はどっかに引き籠ってるか屋内で何かしてる方が良いのかなぁ等と思いながらバスに乗ってホテルに帰りました。
それと京都の交通系ICカードはICOCAですがSusicaも使えます。バスの中でたしかSuicaも使えた筈と到着駅まで座っていたのですが、もしも使えなくて後ろに並んでいる人に舌打ちとかされたらホテルに戻らず、そのまま泣いて家に帰ったかもしれないので良かったです。

その後は適当に夕食を済ませてから宿泊するホテルに向かいチェックインして大浴場で体を温めて無事に眠りにつくことが出来ました。

京都観光1日目終了。