コンビニ通いを止めてスーパーに行くようになれば特に節約しなくてもお金は貯まる

コンビニで無駄金を払うの図 どうかしている

唐突ですが私はスーパーマーケットが好きです。
それは始めて英単語でSUPERを知った時は真っ先に近所のスーパーが頭に思い浮かんだ程です。アレはいいものだ。
(単語:super 意味:極上の,すばらしい)

まぁ正確にはスーパーマーケット(supermarket)なのはご愛嬌というものです。
同時にスーパーの冷蔵庫の下から謎の液漏れが起きているのを隠すことも諦めてタオルを被せているだけで済ます姿のどこがスーパーなのか?という疑問も抱きましたが、きっと子供の私が知らない何かがあるに違いない。もしかしたら冷蔵庫の下から滲み出ている液体も強盗とか来たらアレがあーなってこーなって悪党が「うぎゃーッ!!」と悲鳴を上げて溶けていくに違いないのです。知らんけど。

そんな私もスーパーから縁遠くなっていた時期があります。
いつの頃からか?
あれはそうです。高校生の頃にコンビニでバイトを始めたことで大富豪となった頃からです。
当時の私が中学生の頃に親から貰っていた小遣いは月に1500円。バイトで入って来る金額が月々3~5万程度。この世の富の全てを手に入れた気分になっていました。
俺長者番付1位です。年に一度お正月にお年玉という大イベントの時に一時的に入って来る程の大金が毎月コンスタントに入ってくるのです。
しかもお年玉は母ちゃんが将来の為に貯金するからね!と言って速攻で回収され、それから20年以上経った今も全く手元に戻ってくる気配が無いのと比較してバイトの給料は丸々使うことが出来ます。
従って私は調子に乗りました。
コンビニで毎回豪遊しました。
菓子パン、スナック菓子、アイス。果てはコンビニスイーツにまで手を出すという暴挙に及び、当時の私は正に贅の限りを尽くしていたのです。
スーパーに行けばこれらの殆どの品が割安で買えることは知っていました。
しかし、ひとつなぎの大秘宝ワンピースを手にしていた私は菓子を買うにしてもコンビニよりもスーパーで買った方が安いことを知りながら「スーパー?ハッ。安いって言っても小銭だろ」と鼻先で笑い尚も近所のコンビニに躊躇うことなく入るようになっていました。思えばコンビニに通いという習慣はこの頃に付いたものでした。

そして高校生はいつしか社会人になり、何の因果かスーパーの直ぐ近くに引っ越すこととなり、そこは近所にコンビニが無いという立地でした。
仕方なく私は渋々とスーパーに向かいます。
そこには驚きの光景が広がっていました。
ジュース安っ!お菓子も安い!弁当も割引が入って、え!これ半額なの?
おまけに惣菜コーナーにいると変な外人が「コレはブタニクはいてますか?」って聞いてくる!!
(そんなもん知らんので店員にバトンタッチした)
久しぶりに行ったスーパーは私に大きなカルチャーショックを齎しました。

そうして入社した早々に直属の上司が飛ばされたり、仕事でやらかして始末書を書いたり、それで仕事が嫌で嫌で仕方なくて会社近くの公園で会社行きたくないなぁと30分くらいボーっとしてから出社するという生活が1年程経過して自分に起きた変化に気付きます。
あれ?なんで俺こんな金持ってんだろ?
いつの間にか預金通帳に見たことの無い金額が記載されていたのです。

自分の行動を振り返ってみます。
今までも別にキャバクラに通ってたりギャンブルに手を出していた訳でもなく友達も大していないので交際費や娯楽に費やす金額は悲しいですが今までと大して変わりありません。
給与額も大して変わっていない。
特に何かを我慢してお金を貯めようともしていない。
酒も飲んでるしつまみも適当に買っている。
なんだ?
小一時間ほど悩んで気付きます。
それはコンビニ通いを止めたことでした。

今までコンビニに行けば
朝:朝食のサンドイッチ等、飲み物で500円位。
夜:弁当と酒とつまみで1500円位。
昼:弁当とジュースで1000円位。
更に出先で適当におやつ買って都度500円位。

コンビニで毎月使用している金額を適当に概算で出してみます。
朝が500円×30日=15000円
夜1500円×30日=45000円
昼1000円×30日=30000円
おやつ500円×10日=5000円
合計:95000円
なんとコンビニで毎月これだけの出費をしていたのです。

これがスーパーに切り替わるとコンビニと同じ品目を買っても出費が7,8割程度に抑えられます。
それとやっぱりコンビニよりスーパーに行く方がかったるいので一度で明日の朝の分と間食用のスナック菓子も買っておくかとなるので、何となくコンビニに行って目に付いた新製品を買ったり、ビニ弁も飽きたなぁとぼやきながら昨日と同じ弁当を買ったり、レジで並んでいて目に付いた大福でも買うかぁといったついで買いも減らせます。
更に言えばスーパーには野菜や肉といった材料も売っているので、明日の昼の分は適当に材料を炒めて焼きそばでも作るかぁとかなるのです。

思い返してみると自炊をするようになったのもこの頃からです。
コンビニ以外に気が向いて飲食店に入れば昼で1000円位。夜はビールもいっとくかで3000円位。
私の当時の月の食費は月に13、4万円を軽く超えています。
本人も気付かずに起きたレボリューションでした。

当時の私もこの食費はやばいことには気が付いてはいたのです。そう。やりくり下手で特売のお肉とか野菜を大量に買い込んで節約した積りでばんばん腐らせて食材を無駄に捨てるお母さんの一家4人一月分位の食費じゃないかということに…。
(因みに総務省の統計データだと2021年における4人家族の平均的な食費は約8.7万円らしいです)

当時の私は正に妻の不倫に気付いているがそれを指摘したら間違いなく家庭が崩壊する。だから俺は今日も家族の為に気付かないふりをして砂上の楼閣であることを知りながら今日も妻と向き合うのだ。とかやってるお父さんの如く明らかに異常値となっている食費の高さに気付かない振りをして、更にぐれ始めた娘の持ち物に分不相応なブランド品が増え始めている気がするし間違いなく喜ばないたこ焼きをお土産を買って家族との繋がりを維持しようと努めるような節約はしていました。
それは晩に居酒屋で飲んで、まだ飲み足りないけどビールのおかわりは我慢してコンビニで買って家で飲んで節約しようという全く節約になっていない所か無駄なツマミを買って寧ろ割高になっているというものでした。愚行ですよ。

それがコンビニ通いからスーパーに変えただけで食費が半分程度に収まるようになったのです。そりゃ金も貯まるわという話です。

キャバクラ通いをしているでもなくパチンコやスロットにはまっているでもない。薄給のブラック企業で現在進行系で搾取され続けていますという状況でもないのに何故かお金が貯まらないという人は意外とコンビニ通いでそれと気付かずに散財している可能性があります。これを読んで思い当たる人は先ずはコンビニ通いをスーパーに変えてみることをお勧めします。

それでは今日はこの辺で