タイトルには体はと書かれているが、とても感覚的な描写の多い物語が多かった気がする。
おそらくは、感覚、感情といったこれらのものは全て体の一部分であるという事なのだと思うけど、女性のストレートで複雑怪奇な感性をそのまま描かれているといった印象を受けた。
女性の作家の作品を読むと、男と女はやはり違う生き物なんだなぁと思うことが多かったのだけれど、これは特にそう思うことが多かった。俗に女は「子宮でものを考える」と言われる所以が何となく分かった気がする。
まぁ、結局の所は体が悪ければ精神面も良くならないし、体が求める行動を取る事が精神面を救う事もあるという事なのだろうという話が多かった気がする。