みのもんたのツイッターが炎上した背景

凝視 社会派気取り

みのもんた画像twitterより

フリーアナウンサーのみのもんたさん(71)がツイッターを2016年4月20日から開設し、初つぶやきをしたところ、いきなり「大炎上」した。

みのさんは、九州での大地震について「自衛隊きちんとして欲しいね」などとつぶやいたため、「自衛隊は頑張っている」などと大反発を受けた。
JCASTニュース

みのもんたtwitterを始めていきなり炎上させる

『午後は○○おもいッきりテレビ』で主婦からの電話相談を受けていたことが主婦層から支持を受ける事となり、気が付けば「朝ズバ」なる番組でのセクハラ疑惑と次男逮捕のダブルパンチで出演自粛という引退に追い込まれた人というイメージだったのですが、何を思ったのか今度はTwitterを始めて僅か2ツイートで炎上させるという離れ業をやってのけています。

みのもんたは空気を読む天才であった筈

この炎上騒ぎを見て思ったことなのですが、みのもんたは芸能界の大御所と言われていました。芸能界の第一線で活躍できるということは世間一般の流れみたいなものを読むことに関して、日本の中で屈指の能力を持った人物であった筈です。

今年御年71歳になるので耄碌したと言えばそれ迄ですが次男が逮捕された2013年の69歳までは現役で芸能界のトップランナーであった実績を考えると現在も能力的にはそこまで下がっていないのではないかと考えています。

その人物がTwitterで炎上騒ぎを起こしたのは何故なのでしょうか?

炎上したツイート

先ず原因となったツイートを見てみましょう。

このツイートが炎上した理由は?

今回のツイートが自衛隊への批判と受け取られたことが炎上した理由として説明される事が多いです。
私もツイートを見ると、そりゃあ炎上もするよね。と思うのですが、彼の立場になって考えてみました。

みのもんた世代の情報リテラシーについて

残念ながら私はみのもんたの知り合いではないので、総務省の出す情報通信白書から70代のデータをと思ったのですが、60代までしかなかったので一般的な60代のデータを利用して「みのもんた=60代」として考えてみたいと思います。

SNS年代別利用率

平成27年度 情報通信白書 SNS年代別利用率

またツイッターのSNSの利用率に関しては上図を見ると20代以下が一番高いので、ここでは60代と20代の比較を行う事で深堀りとしてみたいと思います。

平成27年度情報通信白書 主なメディアの平均利用時間平成27年度情報通信白書 主なメディアの平均利用時間

平成26年度の年代別で見たネット平均利用時間について

60代のネット平均利用時間32.2分
20代のネット平均利用時間151.6分
全年代のネット平均利用時間83.6分

60代のネット平均利用時間と比較

20代の平均の約21%程度
全年代平均の約38%程度

というようにネットリテラシーに関しては、
残念ながら低くならざるを得ない状況です。

60代の使用する主なメディア

次に60代の人間はどのようなメディアを主に使っているのか見てみたいと思います。

図を見ると全年代と比較するとテレビの視聴時間が突出して高く、続いて新聞の購読時間の長い事が特徴であるように見えます。

60代のデータと20代と全年代平均でテレビ視聴時間と新聞購読の平均時間を比較

平成26年度60代のテレビ平均視聴時間

20代の約215%(約2.1倍)
全年代平均の約150%(約1.5倍)

平成26年度60代の新聞購読の平均時間

20代の約1304%程度(約13倍)
全年代平均の約150%(約2.5倍)

ここから見てみると、
60代以降の情報収集を行うメイン媒体はテレビと新聞であり、他の年代と比較すると突出して高い事が分かります。

従って60代の情報リテラシーの基礎はテレビと新聞であると言えると思います。

情報リテラシーが違うことで何が起きた?

先ず自衛隊に関してですが、一般的に新聞やテレビでは取り上げられない傾向が有り同時に取り扱う場合は批判される事が多いと言われています。

そして60代が主に利用するメディアはテレビと新聞がメインであり、20代が主に利用するメディアはネットです。

そうなるとテレビ新聞を見る機会が多いという事は自然に自衛隊への批判が頭に刷り込まれるようになり、その情報と今回の熊本地震の援助物資が届かない等の情報が組み合わさった事で今回のツイートになったのだろうと思います。

それとは対照的に20代はネットを活用しています。
ネット利用をする中で今まで知られなかった自衛隊の活躍を知る機会が多くなっており、今回の震災ではSNSによって特にテレビ局の取材の有り方について批判される機会が多くありました。みのもんたはテレビ界の大御所であり、その為にテレビ側という見方をされやすい立ち位置です。

つまり、みのもんたのツイートはインターネットSNSを主に利用する20代から震災の現場で横暴を働き批判されるべき対象であるテレビ側であるみのもんたが懸命に働いている自衛隊を不当に批判しているように見えた。

まとめると

今回の炎上の背景ですが、高齢者と若者の間には利用するメディアの違いによっても認識に差異が生じており、その関連で自衛隊の認識にも違いが生じていた。

震災でのテレビ局の取材方法等は批判の対象となっている。

みのもんたはテレビ側の人間と認識されている。

結果として周囲から今回のツイートは批判の対象であるテレビ側の人間が不当に自衛隊を批判していると理解された。

以上の点から炎上に至ったのかと思いました。