Go To キャンペーンについて思うこと

クーポンおくれ 社会派気取り

一時期は規模の縮小したコロナではありましたが、気付けば再び拡大している状況になります。その原因としてGoToトラベルがあげられ、現在は年末の利用を控えるようにと停止される事態となっています。

一時期観光業界の片隅に身を置いていた私としては、このコロナ禍で再び観光客の数が減少している中で年末年始の稼ぎ時にGoToトラベルの停止というのは大きなダメージになることは想像に難くなく、この年末年始の稼ぎで急場を凌ぐ腹積もりだったであろう宿泊施設も少なくないと想像すると年が明けた後にどうなるのかが心配です。

先程も書いた通り、人はコロナでも死にますが経済的困窮によっても死にます。
このコロナ禍で観光客が減少すれば観光業界の少なくない人たちが経済的に苦しむことになり、その結末として死を選ぶ人も出て来るのは避けられないと考えています。

私もGoToトラベルを利用させて貰って大型ホテルに宿泊した際のことを思い返してみると食事の際に広間に行ってみると大人数で来たであろう団体客が騒いでいた姿が思い浮かびます。
おそらくこういった人達がコロナを全国に広めていただろうと考えると停止も止むを得ないのかと思わざるを得ません。
そして同じ状況はGoToイートを利用した団体客が騒いでいる姿を見ていると、これも例外にはならないと思います。

ここまで読んで気付いた人、もしくは既に気付いていたという人も多いと思うのですが、コロナ拡散防止のためには三密。つまりは密集、密接、密室となる状況を避けよと言われ続けています。
しかしGoToトラベルGoToイートといったGoTo関連の施策が実施されたことで、大人数で密室に密集して話をするために密接するというコロナの広がる環境が整えられていたのだろうと思います。そう考えればコロナが収まる所か再び拡大した要因にGoTo関連施策が影響していたのは事実なのだろうと思います。

では、どうすれば良かったのかと言えば三密とならない状況を作れば良かったのではないでしょうか。

例えば、GoTo関連の施策を行うにあたって、キャンペーンを受けられる対象を一人客か人世帯に限定すれば良かったのではないかと思います。

前提条件として
・利用者はマスクをする
・食事中に喋る際には口にハンカチをあてる
・複数人が集まるような場所では出来る限り喋らないよう働き掛ける
・食事をする席はアクリル板で一人一人区切る

これらを条件を満たした上で
一人旅について
一人旅なら誰かと喋ることもないので密接することもなく、大人数で密集することもありません。せいぜいが部屋に帰って独り言を言う位ですから他の人に感染させる可能性は低く前提条件が整っていればコロナを移すことも移される可能性も低い。

家族旅行について
家族内にコロナ感染者が出れば高確率で家族全員に伝染します。しかし、この人達が外に出ても三密とならない状況であれば一人旅と同じくコロナを移すことも移されることもないまま過ごせます。

更に付け加えるなら体調が悪くなったとなった際にはキャンセル料が発生しない仕組みを作れればと思うのですが、この点についてはGoTo利用者に限ってはカード等で料金の前払いを条件にする等すればどうでしょうか?
こうすればキャンセルとなった場合に返金されるまでにタイムラグが発生する為に不当に利用使用する者に対してハードルを設けられることになるので、完全には不可能でもある程度の抑止力にはなるのではないでしょうか。

従ってGoToトラベルは現状、停止するより他ないと思いますが条件を付けることでGoToイートも含めて継続することは可能なのではないだろうかと思ったので今回は書いてみました。