日本の最大野党は立憲民主党です。
嘗て現在の政権与党である自民党も国民の審判によって立憲民主党の前身である民主党に政権を奪われた時期がありました。当時を振り返ってみると国民は自民党の一党独裁に嫌気が差していたのだと思います。

当時、自民党に激しく攻撃を繰り返す民主党の姿に旧来の秩序を打ち壊し今よりも素晴らしい日本を新たに打ち立ててくれるのではないかという期待を抱いて国民は民主党に投票したのだと思います。残念ながら民主党政権時代の印象は多くの革命家がそうであったように壊し上手の作り下手を地でいったものでした。

そのため3年4ヵ月後の2012年12月16日に行われた第46回衆議院議員総選挙で自民党が再び政権与党に返り咲くこととなります。

一方の民主党は2016年3月27日に維新の党が合流して民進党に名前を変えた後、更に立憲民主党と国民民主党とに分かれはしましたが、今でも立憲民主党は日本最大野党の位置にいます。

しかし立憲民主党というと今までの民主党の系譜を受け継いだ攻撃的な姿を見せることが多く、それが正常な政権運営に文句をつけるクレーマーのように見えてしまうのかあまり良い印象を持たれないようで政党支持率は決して高いとは言い難い数字となっており且つその状態は続いています。

これは嘗ての民主党が自民党を攻撃して引き摺り下ろす格好で政権与党の座を得たという成功体験を忘れられず縛られているとも言えるでしょうか。

しかし今のままでは政権与党となることは出来ないとなれば立憲民主党も支持率を上げる為に変化が求められているのだろうと思うのですが、残念ながらそういった変化の兆しは見られません。

なぜでしょうか?

不思議に思っていたのですが、推測ですその理由が思い浮かんだので今日は書いてみます。

結論から書くと、立憲民主党が政党支持率を上げる行動を取らない理由は現時点で立憲民主党に所属している議員が選挙で落選しない為なのかもしれないと思いました。

2021年政党支持率
出典:報道STATION政党支持率推移

上の図を見て貰えれば分かる通り立憲民主党の政党支持率は概ね10%弱です。
立憲民主党が今の姿でいる限り政権の受け皿になり得ることはないでしょう。

それでは政権の選択肢として認められるにはどうしたら良いかと言えば政権支持率を上げることで政権与党として投票者から認められることです。従って政党支持率が自民党と同程度になるか上回るかすれば政権交代が見えてくるのだろうと思います。

その為には今の立憲民主党のスタイルを変える必要があります。

立憲民主党の政治家は主に現在の政権与党である自民党に噛み付くことで引き摺り下ろそうという攻撃的なスタイルを取っているように見えます。

前述した通り、そのスタイルが政党支持率の上がらない理由であると仮定すれば、これを改めて建設的な提案をして実施することで日本をより良い国に変えていくことの出来る政党なのだと国民に認識させることが支持率を上げる道であると思います。

では次に自分が立憲民主党に所属する政治家だったらと仮定してみます。

仮に政党支持率を上げる為に今の攻撃的なスタイルから穏健なものに変えたことで立憲民主党全体の支持を上げることが出来たとしても自分がそのスタイルに対応出来なければ選挙で落選します。
それは所属議員にとって今よりもリスクが増すということです。
繰り返しになりますが立憲民主党は政党支持率を概ね維持しています。

2019年政党支持率
出典:報道STATION政党支持率推移

上の図を見て欲しいのですが第25回参議院議員通常選挙は2019年7月21日に行われており、その直近7月14日での政党支持率は10.3%です。最近の政党支持率も10%弱程度で維持出来ているということは次の選挙でも同程度より少し減った程度の得票を望めます。
現在の攻撃的なスタイルを維持すれば立憲民主党の拡大発展は望めなくとも前回の選挙で勝てた得票を概ね得られるなら次の選挙でも立憲民主党に所属している議員は引き続き当選する可能性が比較的高い。

そうなると現在の立憲民主党に所属している次の選挙でも当選を見込むことが出来ている政治家にとって政権支持率を上げる為に政党の路線変更することはリスクが増すだけになります。従って彼等にとって生き残りの最善の行動を取っている姿が現状であると捉えると、生存戦略として変わる必要があっても変わるわけにはいかないのだろうと思いました。

それでは今日はこの辺で

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投稿者: 悲しい笑い

ブラック企業を渡り歩き、どさくさに紛れて営業のマネジメントや新規事業の立ち上げをやったりしていました。