Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」のMVが炎上しました。
問題になった理由は当該MVの中でコロンブスが辿り着いた先にいた類人猿に人力車をひかせるといった内容が差別的であるというものです。
それに関連して次のツイートが炎上しています。
一回見ただけで、MVも削除されたので、思い出せるのはこのくらいなのですが、別の専門家であれば、例えば室内に飾られていた絵画の選択を適切に解釈することもできると思います。人文系博士を雇っておくと、一回見ただけでもこれくらいのことは言えるので、大企業は雇ってみてはどうでしょうか?
— 渡部宏樹 Kohki Watabe (@kohkiwatabe) June 13, 2024
このツイートの問題点は人文系博士を雇ってという部分になるかと思います。
先ず私が思い浮かべたのは古き良き昭和の時代のヤクザでした。
昔は飲食店を開くとなるとショバ代というものをヤクザから請求されるケースが多くありました。
場所によって違いがあるようでショバ代を場所代、用心棒代はみかじめ料として別に請求されるケースとショバ代の中にみかじめ料が含まれている良心的?なケースとあったようです。
これを毎月組に支払っていました。
時代によってはショバ代が割高なおしぼりになったり、枯れそうな植木をこれまた割高な料金でレンタルすることになったりと形を変えています。
現在は暴対法の兼ね合いでお店がショバ代を支払った場合に店側も罰則を受けるようになったので無くなっています。
いくら暴力団でもある意味で警察はそれ以上の暴力組織ですから勝てよう筈もないので仕方ありません。
まだショバ代の支払いが行われていた時代の契約までの流れは大まか以下の通りです。
脱サラなり何なりして店を開きます。
どこからともなくおじさんが勧誘に訪れます。
「ここで商売するならショバ代払ってよ。店で酔っ払いとかが暴れたら家の若いのがぶん殴って追い返すからさぁ。契約して貰えないと上の人に怒られちゃうから頼むよ」的なことを言ってきます。
(用心棒代であるみかじめ料は別のケース有り)
そこで契約を拒むとどうなるか
親切なおじさんが「ここら辺は物騒だから支払った方が安心できると思うよ」的な忠告?を残して立ち去ります。
その後に大体は複数の男性が訪れて来て店で大暴れ。
その翌日位に再びおじさんがやって来て
「ほら、やっぱり用心棒入れた方が良いんじゃない?」
的なアドバイスをしてくれるので、お店の人はこりゃ良いタイミングだということで以降は毎月お支払いをすることが殆どです。
もちろんヤクザが土地の権利を持っているわけではないのでお店が支払う法的な根拠はありません。
昔は場所によっては地場のヤクザがしっかりしていると本当に町の安全を守るセキュリティとして機能していた所もあるようで、そういった地域の店でバイトをすると「むかつく客がいたらヤクザに絞めて貰うからキレても良いよ」等と言われ、お陰でカスハラとは無縁でいられたし何かあればヤクザがむかつく客をぶん殴ってくれたからそっちの方がずっとすっきりして良かったという声もある位です。
話が逸れましたが、言うまでもなくショバ代の支払いを拒否したタイミングでやって来て店で暴れた連中は高い可能性でショバ代を請求してきたヤクザのおっちゃんの仲間です。
これが手を変え品を変えネットの世界で続いているのではないか?と考える人がいるようです。
ネットで炎上させられるネタを探して炎上させる。
炎上したのが企業であるなら、今後は同じことが起きないよう顧問かコンサルとして付くので金を支払え。
これも場所によってコンサルに毎月支払う料金と個別の炎上案件に対処する料金は別になっているかもしれませんね。
これを支払わなければ今後も同じことが起きる。
このように多くの人が冒頭の提案に対して先述したショバ代を請求してくるマッチポンプを思い浮かべたことが炎上することになった歴史的な背景なんだろうと思ったので書いてみました。
それでは本日はこの辺で