3月15日に上野をぶらついて来ました。
基本的に自分は引き籠りニートの類の人間なので休日は殆ど外出しません。
そんな自分なんですが1年に一度位の割合で起きる謎のやる気によって出掛けようと決意。
そういった場合にどうしたら良いか人に聞いてみると友達を作って一緒に出掛ければ良いらしいと聞くも、そんなものを作る力があるなら、こんな惨状に始めっからなっとらんわ!!と激しく反感を覚えます。
しかし無理矢理に出掛ける予定を作るのは良いことかもしれないと思い直し、セールをしていた水月ホテル鴎外荘の宿泊を取って出掛けて来ました。
ホテルのチェックインは15時からなのですが、早めに行って上野をぶらついてみようということで、午前中に到着。
個人的に上野は好きです。下町情緒が何となく残りながらも都会感もある、古さと新しさが同居した雰囲気が良いなぁと思います。
先ず初めはアメ横を歩いてみます。
やはりコロナウイルスの影響なのか外国人観光客の数が少なく、人通りも少なめで、いつもなら威勢よく声を張り上げられている呼び込みの声も大人しめです。
通りにある立ち飲みでも入って軽く何か食べようかとも思うものの、やはり一見だと何となく敷居が高く感じてしまいアメ横の通りから外れた場所にある立ち食い寿司で軽く食べます。
しかしアメ横の外れの方にある、いかにも個人商店で昔からありますという風情のお店では店番をしているおばはんがこっくりこっくりやっていたりするのを見て癒されたりします。また売りものを見てみると安いけど得体の知れない胡散臭いのばっかりなのはポイントが高いですね。
その後は、上野公園に入り不忍の池から散策をスタートします。
桜の名所としても知られる不忍の池ですが、この日はまだ花を付けていません。代わりと言っては難ですがゆりかもめが出迎えてくれます。
流石に触れることは出来ませんが人に慣れているのか近くに寄れるので、ここぞとばかりに持って来たカメラのシャッターを切りました。
しかし他人ごとではあるものの、その気になれば捕まえることも出来そうなので、こいつら渡って行く先の状況によっては焼き鳥にされちゃうんじゃないかと心配になります。
少し歩くと子供の頃に、こういう雰囲気の人って絶対に関わっちゃいけない人だよと教わった雰囲気を漂わせるキンクロハジロが泳いでいます。どんな非人道的なことをする悪い奴なんだろうと思いながら眺めていたのですが、池に潜って取って来た水草を主に食べている様子でした。
見た目だけなら泣いて嫌がるメスを強引に連れて来て焼き鳥屋に卸すとか鳥の道に反する行いをしそうな雰囲気。
何かのメス鳥「あんた上手いこと言って私のことを騙したのね」
キンクロハジロ「精々うまい鍋か焼き鳥にでもなって客を歓ばすんだな」
何かのメス鳥「この人でなし!!(?)」
といった修羅場でも薄笑いを浮かべてやっていそうだと思ったので安心しました。
更に少し歩くとサギも見つけました。
しかしサギって本当に詐欺を働く小狡そうな顔をしていると思います。
痩せていて、その癖、目はぎょろぎょろと間断なく辺りを見回してターゲットになりそうなカモを探している雰囲気です。
いや、まぁ完全なる思い込みなので「いや私は小銭も拾ったら交番にきちんと届ける正直者ですよ」と言われたら、それは申し訳ない。と謝る他ないのですが。
いや、やっぱりサギの事ですからね。
いやあさっきは悪いことしちゃったなぁ。
アレ?アレ?財布が無い!?
サギ「他人を信じるのも程ほどにした方が良いかもしれませんね」バサッバサッ(どこかに飛んでいくサギ)
といった事は十分に起こり得ると思いますよ。
更に適当に池の淵を辿って歩いていると、カモの甲羅干し?的なことをしているのに遭遇します。
そんなのんきに過ごしてるとお前ら本当に時代が時代だったら網で捕まえられて鍋にされて煮込まれて美味しく食べられちゃうぞ。平和な時代に生まれることが出来て良かったなと思いながらシャッターを切るのですが、時々、目を開いてこっちを見て来るので意外と警戒していて捕まらないのかも、カモなだけにとも思います。あと目がさっきのキンクロハジロもそうでしたが、いま目の前にいるカモも目を開くと何か怖って思いました。
それでは続きは気が向いた時に書きます。
今回この辺で