水月ホテル鴎外荘に泊まってみました

コロナウイルスのお蔭で、かの森鴎外邸のあった場所に建つ
水月ホテル鴎外荘の宿泊費が元の値段は知りませんが、かなりお安くなっているらしいという情報をTwitterでゲットしたので、これ幸いと宿泊予約を入れて宿泊しました。

初めは、ん?水月ホテル鴎外荘とは、ホテルなのか何とか荘のどっちやねん。
アレか?水月ホテルでスタートしたけど森鴎外押しで行った方が良いとホテルとしてスタートした後に気が付いたのか?等と思っていたのですが、現地に着いてみたら敷地の中にホテルとは別に鴎外荘が建ってました。
うーん、そう来たか。と思いながらチェックイン。

実は上野の地は我が家から一時間も掛からずに到着する距離なんですが、彼の有名な森鴎外大先生にあやかっていっちょホテルに自ら缶詰めになって名文の一つでも拵えるかと思ったのです。
そんな気構えでチェックインしましたので、先ずは腹ごしらえと夕食を食べてから温泉に入って身を清め。部屋に戻って大きなベッドにやっほーいと飛び乗り、仮眠。いよいよ起きたらスマホを取り出してポチポチ。そんでもって、そうだ。プライムビデオで見ようと思ってたのがあるんだよなぁ等と思い出して見ようとしますが、どうも部屋運が悪かったらしくホテルのWifiがいまいち安定しないので中止。
そうか!これは尊敬する鴎外先生が我にノーベル賞を取れと仰っているに違いないと気付いた私は部屋に据え付けてある机に向かい。目についた宿泊アンケートを丁寧に記入。
いよいよ、このこれを書き始めた所でございます。
ただいまの時間は午前4時。いきなり徹夜です。

ホテルの感想としては、
やっぱり温泉が良いですね。
浴槽が檜のものと大理石のものとで別れており、日替わりで男女が入れ替わります。
なので自分の場合はチェックインした日は檜、次の日の朝は大理石タイプのものになっていました。大理石タイプの方が広いですね。
泉質がどうとかは良く分からないですが、やはり足を伸ばしてのんびり入れるのは嬉しいですし身体もポカポカです。
実は当初、コロナの影響なのか、はたまたボイラーがぼろくて調子が悪くなったのかは知りませんが浴場の清掃を行う兼ね合いで入浴時間がかなり制限されたものになるという悲しいお知らせが来ていたのですが、宿泊日には通常運営に戻ってくれていたので思う存分、温泉を堪能することが出来ました。
注意点としては脱衣室にセーフティボックスが設置してあるので、別にわざわざフロントで「温泉に入っている間に脱衣室の鍵を盗まれて、それを使って泥棒に入られたら私は破滅する。なぜだか分かるかね?そこに世界の全てを置いて来たからだ!!」
フロントスタッフ「ワンピース!!」
とか無駄なやり取りをしなくても良いです。
この辺りはチェックインの際に教えてくれるか部屋に置いてある案内にでも書いておいてくれると嬉しいかもしれません。スタッフの人は感じ良く預かってくれましたよ。
正直、自分がフロントスタッフだったら「ああ、鍵だったら脱衣室にセーフティボックスがあるから、そこにでもしまっとけよ。でもオマエの荷物なんか誰も盗まないと思うよ。なんか臭そうだし」「臭そうって何ですか!!ぱひwふぁいおpdふぁお@えrじ」となって無駄なクレームを受けそうな気がするのですが、ここのスタッフにそんな気配は微塵も感じません。実際にホテルスタッフの人はフロントにせよ誰にせよ、皆一様に笑顔で対応してくれるのは凄いなぁと思うところです。
今までホスピタリティって何じゃらほい?って思っていたのですが、こういったおもてなしの心と言うのがそれに当たるのかなぁ等と思います。

ホテルの作りとしては正直ボロ・・・、いやレトロな、旅館のノリでホテルにしてみました的な日本独自のホテル文化を勝手にジャパニーズホテルと名付けてみたのですが、その歴史を現在進行形で着実と積み重ねているホテルだと言えるでしょう。

それに加えて、たぶん小柄な人だと使い勝手が良いのだろうなぁという気がする作りの微妙な小ささが何とも言えません。年取って体もいい感じに縮んで来た親に冥途の土産で温泉でも適当に連れていって良い思い出の一つも持たしてやるかって時に良いのではないかと思います。更にホテルとは言え、むせ返るような昭和建築の匂い。宿泊していて妙に懐かしいような不思議な居心地の良さを感じさせる要因はこの辺にもあるのでしょう。
それと、これ大丈夫かなぁと思わせておいて実際には事足りるという、気が利いてるんだか利いていないんだかよく分からない所が妙味です。

それと私はシングルルームに宿泊したのですが備え付けの部屋備品のマグカップ一つだけ温めることの出来るIHサーバーは地味に欲しいって思いました。ほら、自宅でもティファールとかポッドを洗うのって何だかんだ面倒臭いですけど、鉄製のマグカップ一つ位ならそんな手間も掛からなくて良さそうじゃないですか。残念ながら部屋の据え付けなのでかっぱらって帰れないのが残念です。


そして森鴎外が住んで「舞姫」を完成させた場所となった鴎外荘ですが、これは実際に森鴎外が住んでいたことのある古民家です。
日本の観光地で言うなら修学旅行で長崎のオランダ坂を上って、オマエこれただの坂道やんけ!!ってツッコんだ時を思い出しました。

森鴎外の遺書

でも森鴎外の遺書が展示されててビビる


鴎外荘の中で食事が出来るようになっているので、ある程度、長い時間いて趣を味わう余裕があると感想が変わる気がします。回り廊下から見える窓から見えるこじんまりした庭は趣を感じるので、晴れた暖かい日には縁側に腰掛けてお茶なんか出来たりすると気持ち良さそうだなぁと思いました。

総括としては、細かいツッコミ所は多いんですが、例えると何だかんだ言われながら町の人から愛されている中華屋みたいなホテルだなぁというのが率直に思った所です。
他にも日帰り温泉や会食利用も出来るので実際に近所の人が利用するケースが多いホテルなんじゃないかと想像します。
個人的には東京砂漠に疲れて心が荒んだ時に訪れてみると意外に癒されて良いかと思いますよ。

それでは本日この辺で