公害の被害が生じた場合の原状復帰の費用等は基本的には加害者が負担するものです。
これを聞くと誰も当然のことであると捉えると思います。
しかし日本で公害の被害が生じた際に負担するのは殆どの場合は被害者です。
なぜか?
「騒音被害者は頭のおかしなクレーマーにすれば良い」
例えば騒音被害が生じて行政に相談した場合です。
(地域によって名称は違いますが埼玉県川口市の場合は環境部 環境保全課)
私も騒音被害を受けていますが、用途地域は商業地域で罰則が無いから行政では何も出来ませんと言われてお終いです。
測定すら行われないので公害元の企業は単なる被害者を単なる頭のおかしいクレーマーとして扱えます。
なぜか?
まず行政としては騒音の測定やって原因が何か調査して解決の為の調整取るなんて面倒くさいでしょ?
だったら罰則が無いとして行政は何も出来ませんとした方が楽です。
どうせ個人相手なんですから訴訟に訴えるなんてことは稀です。
大抵の場合は引っ越します。
そうなれば人口60万人以上の都市からマイナス1で解決です。
数字で見たら誤差でしかありません。
このように騒音公害等が起きた場合ですが、大抵の場合は罰則すら決められていないケースが殆どです。
私の場合だと深夜も騒音が響いています。
埼玉県環境保全条例の中には深夜の騒音を起こしてはならないとありますが、川口市の行政にその旨を伝えた所、
彼等も頑張ってます。
検討します。
罰則が無いので何も出来ません。
条例ってなんですか?と問えば、罰則が無いんで解決なんか出来ないです。
どうせ解決しないのでこれ以上の対応もしません仕方ありません。
一応、環境省の定めた環境基準というものもありますが、測定しなければ存在しないのと同じです。
はい。お終い。
濡れた犬は叩けば良い
川口市ほど酷いケースは流石に稀だと思うのですが・・・
(そう思いたい!)
たしかに行政の立場に立ってみると、弱い個人を踏み潰した方が圧倒的に楽なんです。
加害企業も無視したが方が楽です。
仮に訴訟を起こされたとしても日本の公害被害者への損害賠償額は99%位は雀の涙なので負けたら仕方ないからその時に対応すれば良いやと殆どの企業は考えます。
仮に私の場合だと加害企業はスーパーとコンビニの合いの子みたいな小売店の室外機からのものですが遮音工事などをすると数百万円単位の費用が掛かります。
勿体ないですよね。
行政も面倒な対応をしないように1dBの蚊の鳴くような音も60dBを超えるような環境基準を超える騒音も苦情があれば同じ苦情として扱わなければならないというのを逆手に取って、課の方針として罰則のない騒音はどうせ対応するので騒音測定はしないとしているので加害企業もそれに乗って苦情者をクレーマーとして扱えます。
ほら、数百万円の被害がお金を掛けずに解決出来ました。
このように殆どの場合は公害を発生させている企業というのは、寧ろ公害を起こした方が利益に結び付け易いのです。
SDGS?環境問題への取り組み?
ナニソレ オイシイノ?
「いつ被害者を救うと言った?」
川口市の場合だとクルド人問題が話題ですが、彼等は解体業や資材置場で大きな収益を挙げています。
解体業で出た廃材は資材置場で夜になってから燃やせば川口市なら取り締まりはありません。
何でかって?
だって夜は環境保全課の人達も寝てるからです。
翌営業日に対応するとなっていますが、その時は小さなたき火をしていたと言えば問題ありません。だって野焼きには罰則が設けられていても小規模なたき火は罰則はありません。
実際にたき火か罰則の発生する大規模なものかどうかは実際に見てみないと分からないですよね。
どうせ火災になったら消防署が対応しますし、それも翌営業日に小さなたき火が燃え移っちゃったとすれば川口市役所としては「じゃあ仕方ないよねゞ(≧ε≦*)」で責任を問われることもありません。
騒音?振動?
大丈夫です。彼等の資材置場の置かれているのは「市街化調整区域」と呼ばれている場所でこれまた罰則が無いので騒音も振動といった公害を起こしても取り締まられることはありません。
これらに対して対策をすると多額の資金が必要です。
でも行政は罰則が無いから何も出来ません。
「とても残念です。
僕らもどうにかしたいんですよ
悔しいです[┐`皿´┌]」
とでも嘯けば良いのです。
「行政の正しい姿」
実際はこういった罰則の無い環境問題が起きた場合は環境測定を含めた公害調査を行った上で原因を明らかにして行政指導で解決に導く。
それでもダメなら条例を制定して解決します。
ほら、面倒くさそうでしょ?
ですが資材置場問題としてマスコミにも取り上げられてしまったので仕方なく奥ノ木市長自ら問題を解決するとして資材置場条例を制定します。
「驚愕する資材置場条例の中身」
その内容は
・条例制定前からある問題を起こしている資材置場は規制対象外
・500㎡以下の面積の資材置場も規制対象外
・規制対象に入っても環境問題は1.8mの板塀を立てれば問題なし!
以上の内容となっています。
これを見た時は冗談抜きで
つД⊂)ゴシゴシ(゚Д゚)え…ってなりました・・・
(現在は主な被害を受けている川口北部の人達の反発が大き過ぎたのか改訂することになっていますが、パブリックコメントで公表された改訂案を見る限りでは解決しないものでした。市長も今期で引退と言っているので、そこまで時間稼ぎが出来れば良いという考えなんですかね?)
「川口市の正しい姿」
因みに条例は市議会と市長のどちらかが反対すれば成立しません。
この100%問題を解決することの出来ない条例を市長と川口市議会が認めたということです。
この明確な悪意とも言える条例を制定させた川口市長も川口市議会も共犯です。それか問題が解決しないことを想像することも出来ない程の無能のどちらかです。
ここで気が付きました。
この条例は被害者を救済するでなくて資材置場側を条例で擁護することで解決するとしているのではないでしょうか?
そうであれば完璧な条例です。
「被害なんて存在しないことにすれば良いんだよ」
川口市の資材置場問題とは言ってみれば地域的な公害問題です。
これを解決する為に川口市が取った方法は公害の定義内にある
「公害」とは、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる・・・
とあるのですが相当範囲にわたるに明確な定義がないことを利用して
「明確な定義が無いため公害かどうか分かりません
アッカンベー σ(゜┰~ )」
とすれば環境部 環境保全課として失点になることもありません。
え!被害者?
そこは心頭滅却すれば火もまた涼しで解決!
精神力が足りないだけ。
「公害を起こした方が儲かる」
この状況で資材置場の経営者がどう考えるか?
環境対策費用って結構、金が掛かるんだよな・・・
でも川口市なら公害を起こしても取り締まられることは無いから、公害を起こして仕事じゃんじゃんこなした方が儲かるじゃん!です。
「寝て起きたら公害問題が解決している魔法の方法」
こうすれば川口市だって面倒な対応をしなくて済んで楽が出来ます。
被害者の川口市民たちに対しては言い訳として定期的な巡回を行っています。
そこでは行政指導としてパンフレットを適当に置いて来てます。
これだって定期的な気晴らしのドライブが出来ると考えれば楽しそうじゃないですかw
どうせ本当に被害者も本当に辛かったらさいたま市辺りにでも引っ越していなくなります。
するとどうなるか?
川口市から被害者がいなくなるということは問題が解決したということです。
だって被害者がいなければ問題自体存在しないことになりますよね?
ほら!解決した。
寝て起きたら小人さんたちが仕事を全て片付けてくれたとしか思えないようなような魔法の解決法です。
みんなには内緒だよ( ̄b ̄)シーーッ!!
でもこうすれば業者も公害問題を解決するべき行政も得をする正にwin-winの関係です。
被害者は救われないですけどね・・・
「最後に」
このように公害によって健康被害を受けて医師に掛かれば医療費用。
諦めて引っ越すなら引っ越し費用といった物的な損害の費用は被害者が支払います。
野焼きについても解体業で出た廃棄物を燃やしているという話も聞きますが、そうなると土壌汚染が発生している可能性もあるのですが、これは資材置場の土地の所有者が別にいるなら土地の所有者が負担するので問題ありません。
(地主にとっては大問題ですが川口市はそんなこと知ったこっちゃないですから苦情を言っても「罰則が無い為に僕も悔しいです」[┐`皿´┌]とでもひとネタ噛ませば良いんですw)
公害が生じた場合の関係は主には
・加害者
・行政
・被害者
公害かどうかは行政が決めるのですから行政が分からないとか確認できない、断定できない等と適当なことを言ってお茶を濁して、食い下がる被害者はクレーマー扱いしていれば、本当に辛いんだったら引っ越すか早死にするかして解決します。
加害者は行政の判断に乗っかれば良い。
従って、公害被害によって発生する費用は被害者が支払うのです。
って言うかやっぱり川口市に住んでる方が悪いのかな・・・
なんか自分が悪いような気分になってきてしまいましたw
それでは本日この辺で