おっさんが「うっせえわ」を聞いて若者について思ったこと

怒り
怒り

最近「うっせえわ」なる曲が人気です。
YOUTUBEで公開されてから僅か5か月で再生回数1億回と聞くので、その勢いは相当なものです。
と、いうことで乗るしかないこのビッグウェイブにということで筆者も聞いてみました。
まず聞いて思ったのはカラオケで歌ったら喉を壊しそうだけど覚えやすく口ずさみやすいメロディーの曲だなと思いました。
なので普段イライラした時なんかに思わず口ずさむ気持ちが良く分かりますし、それで繰り返している内に何となく好きになってしまうだろうか等と思います。

しかしこの曲を親が子供に聞かせたがらないという話も耳にします。どうも繰り返される「うっせえわ」という部分が反社会的なイメージを抱かせてしまうようです。
過去を振り返れば尾崎豊にかぶれて「夜の校舎窓ガラス壊してまわった(尾崎豊「15の夜」)の歌詞を真に受けて本当に夜の校舎に忍び込んで窓ガラスを壊してまわったお調子者たちもいるので「うっせえわ」について心配する気持ちも分からないではありません。

ついでに私も久しぶりに「15の夜」(尾崎豊)を聞き返してみるとやっぱり良い曲だと思いながら「うっせえわ」と比較して若者の怒りの対象が当時と微妙に変わってきているのかもしれないと思ったので書いてみます。

両者について歌詞の内容について視聴者が共感した上で支持していると仮定します。
尾崎豊について言えば、当時の若者の怒りの対象というのは学校や会社といった組織であったり拝金主義や学歴志向といったものを作り上げているかと思えば同時に女子高生ブームに踊らされる大人たちへの醜態から見えてくる不審や疑問といった、これから自分達が取り囲まれていくであろうシステムのようなものについての怒りというのが根底にあったのではないかと思います。
それに対して「うっせえわ」の歌詞を見ていると、現在の若者たちは前述のシステムに取り込まれた中での閉塞感や圧迫感のようなものについての怒りが共感を呼んでいるのだろうかと思います。

そして現在の「うっせえわ」を聞いているであろう若者世代について思うと、就職活動を頑張って会社に入ってステップアップしてやろうと思いはしても事務職や営業などでは上が詰まっているので直ぐに昇進とはいきませんし好待遇で他社に転職というのも難しい。以前よりも転職が一般的になったとはいえ今でも何だかんだ言いながら長く会社にいることが有利なように出来ているのは昔も今も変わりないので現状が気に入らないからといって会社を直ぐに辞めますとはいきません。
そうなれば必然的に多少のことは堪えて我慢する場面が増えるのだろうと思うのですが、そうなるとストレスが溜まります。

思うにそういった若者が不満や怒りを持つ気持ちは正しい。
日本の政治が高齢者寄りと批判されるのは、この国のシステムを作っているのが若者ではなく年寄りだからです。
そして自分がかわいいのは年寄りだろうと若者だろうと一緒です。
ということは上司や役員といった年寄りたちが自分たちに有利な組織運営をする一方で、その分の負担が若者に押し付けられて割を食わされる仕組みになっているのは必然です。

その流れの中で割りを食わされている若者世代はもっと怒っていいと思います。
世代ごとの格差というのは確実に存在していますし今後も確実に広がって行きます。
そういった組織の不公正のようなものを変えることが出来るのは若者だけです。そうでなければ年寄りは黙って自分たちに有利な現状維持に努めるだけだからです。

尾崎豊の活動期間は1983-1992年なので嘗ての若者も就職氷河期やリーマンショック等の割りを大いに食わされてフリーターや派遣などの非正規雇用に追いやられたりしながら、どうにか大手に就職して生き残った連中は既得権益層に差し掛かっているところなので頼りになりません。
個人的には今の若者はこういった既得権益層と大いに争って欲しいと思っています。

結局のところ日本というシステムは、いま以上に刷新しないといけないのだろうと思います。
そうなれば改革の主な担い手は若者になります。
年寄りもそれを知っていますが誰もが自分がいる間だけは嘗て若者だった自分が苦労して習得した陳腐化しているスキルの重要性を維持したいと思っています。
IT化して業務の効率化を図らなくてはならない。
日本の人口動態から考えれば国内市場は確実に小さくなるので海外展開を図らなければならない。
これらのことを知っていますが自分以外の誰かがやってくれると思って手を付けず、その問題を解決する為の稟議が上がってきても内容を理解できなかったり自分たちの立場が低くなる可能性があれば否決して足を引っ張り続けているというのが連綿と続いて茹でガエル状態になって衰退を続けているのが日本なんだろうと思います。
だから今の若者はもっと怒っていい。
もっと給料を上げろ、もっと業務権限を寄こして好きなことをさせろ、年寄りの不勉強や下らない社内政治の為に足を引っ張るな!
若者が活発ではなく年寄りばかりの国は衰退していくだけです。それを避ける為にも若者は年寄りと対立して良いのではないかと思いました。

以上のようなことを若者に私には被害が出ないように頑張ってね(ハート)と言ったら「うっせえわ!」と言われました。
お後がよろしいようで。
それでは今日はこの辺で

この記事をSNSでシェア!

作成者: 悲しい笑い

ブラック企業を渡り歩き、どさくさに紛れて営業のマネジメントや新規事業の立ち上げをやったりしていました。