朝日新聞は21年3月に続いて21年6月の株主総会で更に赤字額が膨らみ458億8700万円の創業以来の赤字額であること発表しました。
不調の主な要因はやはり紙媒体の不調によるもであるようです。
あれだけネットで反日だ何だと叩かれていた要因となっていた記事が誤報であることを誌面で小さくではあるものの発表したと思ったら海外版に向けてのページについては検索エンジンから検索出来ない設定にしていると外部から指摘される始末。
検索できない設定となっていたのは、平成26年8月5日付朝刊に特集「慰安婦問題を考える 上」に掲載された記事の英訳版2本。1つは朝鮮半島で女性を強制連行したと虚偽証言した吉田清治氏を取り上げた記事を取り消した記事。もう1つは、「女子挺身(ていしん)隊」と「慰安婦」の混同を認めたことを伝えた記事だった。
朝日新聞は不動産屋とも言われますがメイン事業は言うまでもなく新聞の発行です。
新聞の購買者は個人です。
ネットで朝日新聞に不信感を抱いているであろう人たちも個人です。
その個人から、あれだけ懸念を表明されている状態で成り立つのだろうか?
と思っていたのですが、その答えの一つがこの創業以来最大の赤字額の計上なのだろうと思います。
そして朝日新聞はデジタル事業部門の強化を大きな課題としています。
もちろん、これは昨日今日の話でなく以前から言われていたことです。
しかし何をとち狂ったのか朝日新聞は40歳以上のシングルに出会いの場を提供するとして、
「Meeting Terrace(ミーティングテラス)」という出会い系とは一線を画すと謳う出会い系サイトを作ります。
そのことを思い出して今はどうなっているのかサイトを見に行ってみました。
今で言うならマッチングアプリとも書こうと思ったのですがアプリ版は存在していませんでした。
(2022年2月22日現在)
検索結果の抜粋画面を見ると、やはり朝日新聞が主催であるという点を売りにしてアピールしているようです。
そしてサイトを見てみると。
事業譲渡して朝日新聞が撤退していました。
調査が秒で終わりました。
しかしこれですと余りに味気ないので少し深堀りしてみます。
入会金はweb申し込みだと3万9800円
紙での申込みなら5万円
月々の会費は9800円
イベント参加料金は別途。
まず紙で申し込んで来る人はサービスの対象外だと思います。
実際に紙で申し込んで来られたらどうするのだ?
ネットが使えないから何も出来ないと苦情が来そう等と思うと失敗する未来しか見えません。
金額だけ見ても世間を分かっていない印象です。
と言うか入会金を取っている時点でアウトだと思います。
しかも出会い系、今ならマッチングアプリを競合と仮定すると、
それらの月々の会費は男性で¥3000-4000円が相場と聞くので、
その2倍から3倍程度の月会費を支払ってまで入会する人間がいるのか?
という疑問を感じます。
この辺は料金の高額さについてツッコんで聞いてみたら
「いやぁ、うち女性会員がいないんで、さくらのバイト雇うのにどうしてもお金が掛かっちゃうんですよね。さーせんw」(想像)
とか返って来そうで怖くはあります。
そしてアプリがありません(2022年2月22日現在)
しかしマッチングアプリでは開けない実際のイベントを開けるからお得だ。
だから月の料金が倍以上でも全く問題ないと考えたと思うのですがイベント参加費は別途と聞くと、
やっぱりお得では無いような…。
入会金については結婚紹介所の料金形態を参考にしたのかな?という気もします。
そこで結婚紹介所とMeeting Terrace(ミーティングテラス)の料金を比較してみます。
結婚紹介所だと入会金が大体10万円ちょっと位で月の料金が1万5千円位。
結婚紹介所からの紹介機能を除いたから入会金は半額以下という安い値段で提供できるというのがPRポイントになると考えたのでしょうか?
紹介出来ないのもイベントがあるし。
何よりも天下の朝日新聞というブランドがある。
でもイベントを開くのだって大変です。
先ず参加したいと思える企画を作り実際に参加して貰わないとなりません。
参加者が集まらなかったらさくらでも使って何となく賑わっている雰囲気を作らないとならない。
おまけにイベントをスムーズに運営するのだって大変です。
これを新聞屋が出来るのかと考えると難しそうです。
ということで結婚紹介所とマッチングアプリという競合から、
それぞれ主要な機能を取り除いて料金面を都合良く解釈。
朝日新聞のブランドとイベント開催を売りにしてスタートしたら、
採算が取れる程の入会は無かったのだろうか?
等と思ったので今日は書いてみました。
それでは今日はこの辺で