世には中2病と呼ばれる病があります。

これが何かと言えば厨二病とも呼ばれ、名前は思春期真っただ中の中学二年生の頃に掛かることに由来しており、主な病状としては自分を特別視して急に眼帯を付け出したり人に見えないものが見えるという設定で人に話をしたり、大抵は現実世界から別の世界と自分がやりとりをすることが出来て、その影響が身体に出ているといったことを宣うケースが多いようです。
他にも霊が見えるという設定も似たようなものであるかもしれません。
罹患していた頃のことは黒歴史と呼ばれ、病状が回復した後に自分が異世界との繋がりを書いたノート等を発見する等の黒歴史を発掘すると悶絶して苦しむことになります。
私の場合だとドランゴンボールに影響されて気を練って爆発的に強くなろうとしている所を母親に発見されて「あんた何やってんの?」と言われて「いや、別に…」等という心温まるやり取りをして死にたくなった思い出等が蘇り死にたくなります。ノート等に気の練り方なんかを書き残さなくて本当に良かった・・・。

さてこの中二病の根源とはいったい何なのでしょう?
と思って考えてみると、自分は人よりも優れた特別な存在でありたいという当たり前の願望のようなものであるのだろうと思います。
自分は選ばれた特別な人間でありたい。

思い出して見て下さい。無知で何も知らない子供のころ自分は何でも出来るし何にでもなれると思っていませんでしたか?
私は思っていました。
私の場合は成長するに連れて現実を知ることになりました。
サッカー部に入部してプロになって活躍してやると思ってみたら自分より上手い人間なんかゴロゴロしていて現実はレギュラーにすらなれない。
じゃあ勉強でと考えてみたら定期テストの順位を見てみたら普通に下から数えた方が早い。
そういった事実を知るに連れて自分はどうやら特別な人間でないみたいだと思い知らされました。
言うまでもなく世の中の殆どの人間は凡人です。
あまり認めたくはありませんが自分はその他大勢に過ぎません。
いえ、それどころかインドのカースト制度で言えば最上位のバラモンどころかバカモンの方が近いという事実を受け入れるには多くの時間を要したと思います。

そういった事実を突きつけられて尚、自分が特別でないことを認められなかった時に掛かるのが厨二病なんだろうと思います。

道筋としては、現実で自分は特別ではないと知る。しかし異世界と自分は繋がっていてそこで自分は認められているとなれば自分は現実世界でも特別な人間です。

この設定を人に言わず隠していれば結果として特別でない自分を慰撫することになり、やがて事実を受け入れて成長してから部屋の片づけ等の際にその時のいわゆる黒歴史を発掘して悶絶することになります。
これを人に言えば別な意味で特別というかアレな人として周囲から腫れ物として丁重に扱われることになります。触るな危険という奴です。

でも別にそれで良いのだろうと思います。
よく神を信じられる人間と信じられない人間とがいれば前者の信じられる人間の方が幸せであると言われます。つまりは心に掛かる負荷のようなものをある程度神という存在に預けられる方が良いという考えです。
厨二病も多くの場合は時限的ではあっても自分が特別な人間ではないという認められない事実によって掛かる心の負荷のようなものを異世界と繋がっていることで和らげて心が成長して事実を受け入れられるようになったら忘れてしまえば良い。

大人になった私たちが厨二病患者を発見した際には小さな幼児がイマジナリーフレンドと仲良くやっているのを見守るが如くなま温かい目で見守っていれば良いのだろうと思います。

それでは今日はこの辺で

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投稿者: 悲しい笑い

ブラック企業を渡り歩き、どさくさに紛れて営業のマネジメントや新規事業の立ち上げをやったりしていました。