教育を考えるなら住む場所は選んだ方が良い

教室 徒然日記

「そのビジネス経済学でスケールできます」という書籍を読んでいます。
その中でスピルオーバー効果についての章で教育について書いてある部分を読んで思ったことを書いてみます。

先ずスピルオーバー効果についての説明です。

ある出来事や結果が別の出来事や結果に意図せざる効果を及ぼすことを指す。
ある市が工場を新設したところ、工場が大気汚染を引き起こし、周辺住民の健康被害が生じるケースは、スピルオーバーの古典的な例だ。

出典:「そのビジネス、経済学でスケールできます。」

これを読んでもしも子供の教育などについて真剣に考えるなら住む場所は考えた方が良いのかもしれないと思ったのでざっくりと書いてみます。

人は影響を受ける生き物である

まず前提として人は影響を受ける生き物であるということです。
「朱に交われば赤くなる」ということわざがあります。
意味はご存知の通り人は付き合う人たちの影響を受けるという意味です。
つまり良い人々と付き合えば良い影響を受け、悪い人々と付き合えば悪い影響を受けるということです。

子供は学校に通います。
通う学校は私立なら資金と学力があれば選べますが公立校であれば居住地の学区によって決まります。
そうして子供は通う学校にいる教師やクラスメイト達から日々その影響を受けて過ごすことになります。

そして居住地の地価が安ければ一般的に所得の低い人たちが集まる傾向があります。
所得が低いということは社会的に見て成功している部類には入らない人が多いということです。
その子女は社会的に受け入れられているとは言い難い親に育てられて強くその影響を受けることで受け入れられ難い人間として育っている可能性が高い。
そういった子供たちの集まる学校に自分の子供が通えばどうなるでしょうか?
おそらく社会的に受け入れられ難い人間として成長する可能性が高くなるのではないでしょうか。

昔、親から〇〇ちゃんとは遊んじゃいけません等と言われていたことを人を差別してはいけないとして批判されることがありますが、悪い子供と関わることで自分の子供が悪い影響を受けてしまうことを懸念してのものと考えると筆者個人としては反感を覚えるのですが、やはり合理的な考えであることは否めません。

それなら良い所に住めば良いのか?

結論としてはその通りだと思うのですが、良い所とは何なのか?という疑問が出て来ます。
単にお金持ちの多い場所に住めば良いのか?
例えば年収1000万円位の人たちが住む場所に年収500万円位の家庭の子女が住んでみると世間一般から見て低収入ではない筈なのですが、相対的に見たら貧困層とされてしまって卑屈な子供に育ってしまいそうです。
そう考えると年収という軸で考えるならば住む場所というのは分相応と判断できる場所にするべきなのだろうと思います。
そうした限られた選択肢の中で最良の選択を出来るよう考えるべきなのかもしれません。

もう一つの要因である学校

子供が関わるのは子供と教師です。
しかし教師は個人の資質に依るので必ず良い教師の教えを受けられるとは限りません。
そうなると全体の傾向として良質な教育を施すことの出来ている学校をどう選ぶかが重要になってくるのだろうと思います。

例えば同じ足立区に住んでいても住んでいる学区によって通える中学校は限られてきます。
そうなると親は子供の教育を重視するなら評判の良い中学校に通える学区に住むという選択肢を持つことが出来ます。

良い学校に通った方が良い理由

米シカゴ市郊外の貧困層の多く住むエリアにシカゴハイツ幼児センターという早期幼児教育を行う施設があります。
ここでは学力につながる認知スキルを指導するクラスと学力以外のチームワークや忍耐力といった非認知スキルを指導するクラスとがあります。
スキルを早く身に付けた子供は自己強化のサイクルを生み出し、やがて全体の教育効果を高めていくのだそうです。
そして指導された子供たちは帰宅後に友達と遊びます。
指導された子供たちと一緒に過ごす子供たちはその影響を受けて教育を受けた子供たちの行動を真似ることで教育を受けていなくともスキルや能力が向上する結果が見られたのだそうです。
行動はやがて人を変えます。
但し、この効果は空間的な距離が近いほど効果が高まりますが言い換えれば距離が近くなければ効果の出ない局所的なものでもありますが接触機会を持つ相手がひどく限定的であるか接触する相手の殆どが高い能力やスキルを持った相手ということであれば同様の効果を持つことも期待出来そうです。

まとめ

以上のように良い人間は世間一般で言う所の良い学校を目指すと考えれば、そこに良い人間が集まっている可能性が高い。
良い学校に入学すると優れた教育を受けた良い人間と過ごす時間が多くなり、その影響を受けた子供もまた良い人間になる可能性が高くなります。
そう考えると公立の場合なら自分たちの選べる選択肢として良い教育を受けることの出来る小学校や中学校に通える学区を選んで住むことが先ずは必要になってくるのかもしれない等と思いました。

それでは今日はこの辺で

徒然日記
スポンサーリンク
シェアする
悲しい笑いをSNSでフォローして貰えると励みになります。
悲しい笑い