川口市に資材置場問題を解決する気がないと思う理由

本当に住みやすい街大賞2022第2位ではないと思う 徒然日記

今までクルド問題と言えば川口市だったのですが、これが他の越谷市にも広がりを見せ始めています。
クルド問題というと治安問題というイメージだと思うのですが、彼等が何の為に来日しているのかという部分に注目すると産経新聞がスクープしたように出稼ぎということであればルールを守らない解体業、資材置場も問題となっており、特に川口市だと公害の担当部署である環境部 環境保全課は土日夜間は対応していません。

川口市でも野焼き(野外焼却)は禁止されています(笑)
出典:「野焼き(野外焼却)は禁止されています」-川口市役所 環境保全課 川口市役所


資材置場側もそれを知っているのか夜間に野焼きを行っており、その点について地域の被害者から陳情書が出される始末です。
特に野焼きは廃棄物処理法で禁止されているのですが軽微なものは対象外です。
つまり夜間に焼却して次の営業日に環境保全課から人が来た際には「軽微なものである」と言い張れば罰せられることはありません。
通報者が市役所の人間になぜ罰せられないか聞いても証拠が無いとしか教えて貰えない筈です。
騒音の対応についても騒音等の測定を行っていないと聞くので行政指導という名で「苦情が来てます」と口先で注意だけはしてくれるようですが、これも相手が「改善した」と言い張れば測定をしていないので「相手が改善したということなので解決です」で終わりにされている可能性すらあります。

クルド人が日本に来るのは日本で解体業や資材置場を運営すると利益が出るからです。
資材置場で利益が出るのは通常であれば掛かる騒音や振動といった対策として掛かる環境コストを掛けなくて良いからです。


川口市で資材置場を規制する条例が出来ているという声もあるかもしれません。

川口資材置場条例は実質的に骨抜きにされています。

その理由は下記を規制対象外としているからです。
・資材置場条例を制定する前からあるものは規制対象外
・面積が500平方メートル未満のもの

特に条例制定前からある資材置場が公害を発生させている為に規制条例が作られた筈なのですが、肝心の資材置場を規制対象から外す暴挙には驚くより他ありません。
100%解決する気のない事が分かります。

且つ条例は市議会で議決した上で市長が公布するというプロセスを経る必要があります。
依って、議会で議員がこのクソの役にも立たない条例で解決する筈が無いですよね?ということで反対することが出来ます。
加えて議会の決定を経た後でも奥ノ木市長が公布を拒否して、味噌汁で顔洗って条例の中身ちゃんと確認しろよと差し戻すことも出来たのです。
つまり100%問題を解決することの出来ない条例に川口市議会と市長の両者が賛成したということです。
奥ノ木市長自ら解決すると宣言してこの為体です。

これだけだと市長も寄る年波には勝てなかったのだろうか?と思ったのですが、そんなことはありません。
今でもしっかりされていますよ。

なぜなら地方自治体は基本的に市長派のオール与党になりがちです。
しかし市議会議員も地域の市民から陳情を受けており資材置場問題が深刻化している赤芝新田の辺りにいる市議は特に問題解決を期待されている筈です。
その市議達をまとめ上げて何の役にも立たない条例を議決させて制定させる剛腕を持っています。

更に市長になる人は違います。
ただでさえ何の役にも立たないと思われるこの条例を更に骨抜きにしています。

条例を制定するには市議会の議決を経た上で市長が公布して初めて効果を発揮するようになります。
従って条例を通す際にはパブリックコメント以外にも市議会と市長による確認が必要になります。
しかし施行規則については市長だけで公布することが出来ます。

資材置場公害問題の内容は騒音や振動、野焼きによる土壌汚染や大気汚染といった公害を発生させていることです。
その為、資材置場条例には下記の規制を掛けています。

(3) 資材置場の利用者以外の者の立入り及び騒音、振動又は粉じんの発生による 周辺の生活環境の悪化の防止を図るために必要な措置を講じていること。

引用:「川口市資材置場の設置等の規制に関する条例 第7条第1項第3号」より

この条文を条例施行規則で骨抜きにしています。

(2) 条例第7条第1項第3号の措置は、高さ1.8メートル以上の板塀その他これに類する囲いを設置することとする。ただし、周辺の状況により立入り及び 周辺の生活環境の悪化の防止に支障がないと市長が認める場合は、この限りでない。

引用:「川口市資材置場の設置等の規制に関する条例施行規則 第8条第2項」より

良いですか?
1.8mの塀が立っただけで騒音や振動、野焼きによる煙といった被害を防ぐことが出来るのでしょうか?
出来る筈ないでしょ。

せいぜいが被害者に隣の資材置場に塀が立ったってねえ。
へー、かっこいー
(塀、囲い)
と言う持ちネタが一つ増える位のものです。

このように市長は資材置場に対して念には念を入れて解決出来ないようにしています。
更に条例でなく廃棄物処理法で罰せられる野焼きについても夜間休日にやれば環境保全課が働かないので現場を押さえることが出来ないので罰せられることのないよう守っています。
(野焼きにも例外があり、軽微なのものは対象外になってしまう)

この資材置場公害問題を解決する気のないやったアピールだけの為に制定されたとしか思えない条例ですが、当然ですが問題を欠片も解決出来なかったので、被害者が黙っている筈もなく仕方なくなのか知りませんが改訂されることとなりました。

改定案についてもパブリックコメントの募集がされていましたが、改定案の中身だけで判断すると解決する気があるとは到底思えない内容でした。
特に市長は来期は市長選に出馬しないと言っているので、やりたい放題なのか知りませんが実施される際には問題を解決して被害者を救うことの出来るものに改善されていることを願わずにはいられません。

しかし今までの経緯から判断すると川口市議会と市長のやることですから、またお為ごかしの領域を出ないものになるのではないかと個人的には思っています。

それでは本日この辺で