情報商材は悪である!として断罪する声を数年前から耳にすることが増えました。そんな状況ですから今では情報商材も廃れてすっかり下火になっているのだろうと思っていましたのですがそんなことは無いようです。

例えば在宅で月収1000万円を稼ぐと聞いて凄い時代になったなぁと思ってどう稼いでいるのか少し調べてみると情報商材を売っている人だと分かって驚きます。

では情報商材を購入することで人は何を得られるのでしょうか?

販売にあたっての煽り文句を見てみると、
・副業として安定収入を得られる
・誰でも簡単に高収入

以上のような文言を眺めていて既視感があるなと思っていたら、一昔前に流行った内職商法と殆ど同じ煽り文句であることに気付きます。
その頃は雑誌の広告や新聞の折り込みチラシを入口として主には主婦を騙していたようなのですが今はSNSを入口とすることが多いようです。

消費者庁に注意喚起するニュースリリースによると、やはりSNSを入口として初めは少額の支払いを求めるものから始まり、そこで一度支払うと情報商材販売業者からターゲットと認定されて電話による執拗な勧誘が始まり気が付いたら高額な支払いをすることになったりサロンなどの名目で毎月ちまちま搾り取られたりするようです。

ここまで書いて素朴に思うのは一点です。
宣伝文句としてよく聞く在宅で誰でも高収入を得られて特別なスキルは必要ないというのを目にすると、じゃあ自分達でやれば?
と思います。

では、これをやらない理由は何だと言えば儲からないという事実に他ならないです。

「実際に儲かっている人もいるんですよ」と言うなら儲かっていない人がいる時点で誰でも高収入では無いのです。

よく見るのは在宅ライターとして高収入というのを目にしますが、在宅ライターとして稼ごうとした場合クラウドソーシングでライター募集の案件を見てみると
1記事1500~1800文字で報酬が2000円なので1文字あたり1.3円~1.1円。

こういった条件下で月に20万円稼ぐにはどうしたらいいか計算してみます。
最低限の1500文字で100記事(150,000文字)を作る必要があります。
1記事あたり下調べ含めて3時間掛かると想定して時給に直すと労働時間300時間で時給666円でダミアンもビックリです。
因みに月の労働時間が250時間で過労死ラインです。
東京都の最低時給が930円。
在宅ライターで高収入など受け取れる筈がありません。

情報商材を購入することで同じ在宅ライターでも高収入ということであれば、私だったら同じように低料金で請け負ってくれる人に書かせて差額をピンハネします。
誰でも出来るということはネットで募集した知らない人でも出来るということです。
一般的な労働市場メカニズムで言えば在宅ライターは志望者が多く需要よりも圧倒的に供給が多い。つまりは在宅ライター志望者は多い。一般的にそういった状況になった場合にどうなるかと言えば仕事を出す依頼者側は「嫌なら他の人に頼むからいいよ。オマエの代わりなんかいくらでもいるんだから」的なことを言ってライターの報酬を安く買い叩けるということです。

もちろんライターとして食べている人も世の中にはいますが、そういった人は専門知識を持っていたり、超人的な速さで仕事をこなせる等の特殊な技能や人が知りたがる特殊な経験を持っている人に限られるようです。
つまり高収入を得られるのは限られた人だけです。
(稀に一般的な能力で高収入を得ている人もいますが、それは石油を掘り当てるような幸運に恵まれた人で、これは幸運という限られたものを持った人です)
依ってライターで高収入を得ている人が高収入を得ている源泉はライティング技術ではなく、その人の持つ特殊な経験や知識か技能です。従ってライティングノウハウが詰まっているという触れ込みの情報商材を買うことで誰でも高収入を得ることは出来ません。

かく言う私もおいしい仕事に有り付きたいと思って調べたことがあるのです。
そのインフルエンサーという名の販売業者の人は動画で言ってました。
「わざわざ会社で辛い目にあわなくても、家で楽して稼げば良いじゃないですか?」
これを聞いた時は本当に痺れました。
我遂に天啓を得たり!
「この在宅で高収入を得られる知識がたった○○○円」
ここで一気にトーンダウンしました。
なんや無料ちゃうんかい!
とは言え無理をすれば支払えないことも無い金額なので迷ったのです(この時は心が弱っていた)。しかし気付きます。あれ?雑誌やネット等々でこの人クレジットの書いたものって見たこと無くない?
更に気付きます。
あれ?もしかして?この人が本当に自分が書いたもので高収入を得られているなら、そのお金を支払っているのは誰でも高収入を得られるというライティングノウハウを得ることの出来るという触れ込みのコンテンツにお金を出すライター志望者じゃね?

誰でも高収入のライターになれるで描いた私のイメージ
購読者:一般人
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インフルエンサーという名の業者さんの実態
(本当にライティングで高収入を得ているなら)
購読者:在宅ライター志望者
収入の仕組み:在宅ライター志望者がお金を出して業者の書いた誰でもライターになれるノウハウとやらが書かれたものの販売収益と後のライター志望者への営業活動もしくはオンラインサロン等への誘導によって得られる販売収益。

そうです。
彼が収益源として金を巻き上げる為に狙っていたのは私だったのです!

結論としては、情報商材を買っても幸せになることは殆ど不可能です。悪いことは言わないので止めるが吉です。
例えば反論として、いま購入を考えているのは在宅ライターになる為のノウハウで値段も安いから違うと思っている人もいるかも知れませんが、それは実際に買ってみると業者からカモ認定されて業者から営業を受けて地獄に吸い寄せられていくことになるか、オンラインサロンだか何だかに入会させられて洗脳されて細く長く吸い取られるか、どっかのタイミングでドカンと巻き上げられるかどれかのタイプの情報商材である可能性が高いです。

結論として、ノウハウや資料という名の情報商材なんか買わなくてもクラウドソーシングでライター仕事自体は結構な数が転がっているので、どうしても家庭の事情などで在宅仕事をしたいということであればそこから普通に仕事を請けましょう。
在宅でのwebライターってなけなしの貯金を投資するリスクを負ってなるものではありません。
更にダメ押しで繰り返しますが、今回はこれだけ覚えて置いて下さい。業者もしくはインフルエンサーと呼ばれる人がクラウドソーシングでのライター受注は報酬が低額だが、紹介するノウハウを買えばより高額なライター仕事を得ることが出来るというなら、業者は先述の通りクラウドソーシングのライターにそのノウハウを教えて低額で巻き上げれば良いだけで、業者が本当に利益として狙っているのはあなたの財布だということだけは覚えて置いて下さい。
それでは今日はこの辺で

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投稿者: 悲しい笑い

ブラック企業を渡り歩き、どさくさに紛れて営業のマネジメントや新規事業の立ち上げをやったりしていました。