アメリカ人がマスクをいまいちつけない理由

マスクをするのにいまいち納得できない 徒然日記

新型コロナウイルスの影響でマスクを着用する人が以前と比べて大きく増えたように感じます。
少し前までダイソー等の100円均一で10枚セットで買えていたものがコロナ騒動で一転して転売ヤーに買い占めらたことで値段が高騰したり、本当かどうかは調べていないので知りませんがアベノマスクが全世帯に配布されることでマスクの価格を吊り上げようと狙ってストックしていた業者が大放出したことで投売り状態になりそうな気配で個人的な感想としてはざまあみろな悲しい笑いです。
商売で利益を出すことは良いことですが人の弱みに付け込んで市場を歪めるやり方は許すべきでありません。
ひとしきり愚痴らせて貰いましたが今回はアメリカでマスクがいまいち普及しない理由についてです。

アメリカのアラバマ州でスーパーマーケットの店内でマスクを付けないことを注意された女性が、それに応じず騒いでいたら警察にボディスラムをかまされて逮捕された挙句、ついでにマリファナを持っているのが見つかって麻薬所持の罪も加わるという微笑ましいニュースがあったかと思えば、ミシガン州では同じくスーパー入店に際してマスク着用を注意した警備員が注意をした相手の家族から撃ち殺されるといったことが起きています。

これらのニュースを見ていると、どうもアメリカ人というのはマスクを着用することに抵抗があるようです。
それはアメリカのトップであるトランプ大統領も例外ではなく2020年の4月3日に米疾病対策センターCDCが市民に対してマスク着用の方針を示した際にも「自主的なもので自分はしないだろう」と述べており、おまえは率先して付けないとダメだろうとテレビに向かってツッコんだ記憶が蘇ります。

そこでアメリカのマスク事情なのですが、実はアメリカの州によっては反マスク法というものがありマスク着用自体が禁止されているのだそうです。
なんでも悪名高い白人至上主義団体「クー・クラックス・ クラン(KKK)」のメンバーが活動する際に自分の身元が割れないようマスク等で隠していたことが理由なようです。

人というのは匿名性を帯びた際には、より酷いことをするようになるようです。この点はインターネットで匿名状態だと思って芸能人等のブログやSNSに酷い事を書き込んでいたら身元を特定されて挙句に起訴されて泣いて謝ることになった等という話を思い浮かべて貰うとイメージも湧きやすいでしょうか。
更にアメリカの場合は人種差別の問題も絡んで来ることが問題をややこしくしている要因の一つであるようです。
この点についてジョージア州オーガスタ市の市長は「根深い偏見が現実にある。白人がマスク姿で店に入るのと、黒人が店に入るのでは全く意味が違う」とワシントン・ポスト紙のインタビューに答えています。
現実にイリノイ州のスーパーでは黒人男性がマスクをしていることで警察から注意を受けたことで動画をアップして、これは警察が黒人がマスクをすると強盗などの悪事を企んでいる為の行動であるという決めつけによる人種差別であると警察の対応を批判し反響を呼んだようです。

アメリカでは昔からバンダナで顔を隠すのは犯罪者であるという固定観念も存在しており、マスクを付けるという行為について昔気質のテキサス州あたりのおじいちゃんなら「何がマスクだバカ野郎、コロナだかコロ助だか知らねぇけど、昔っからマスクしなきゃなんねえのは、銀行強盗だって相場が決まってんだ。べらんめい」と江戸っ子口調で怒るような人が多いということであるのかもしれません。

そう考えるとトランプ大統領は強いアメリカを復活させようという方針を持っています。
そのためマッチョなイメージ作りの為にも自分は後ろ暗いことをして顔を隠さないといけないような人間ではなく病気にも負けない強い人間であると言う演出としてマスクを付けないという行動が必要なのかもしれません。
まぁ昔の不倫相手に口止め料を支払った疑惑が持ち上がり、口止めどころか世界中に不倫したのは事実であると広がっている時点で十分に後ろ暗いから今更マスクを付けても特に影響しないんじゃない?と個人的には思うのですが、本人からしたら不倫は文化だから無問題的な認識なのかもしれません。

他にアメリカではマスクは重病者が付けるものという意識もあって、単純にマスクを付けていると周囲の人間が病気を移されてはたまらないということで避けられてしまうというのもあるようです。

マスク一つとっても国によって事情というのは随分と違うものだと思ったので今回はアメリカでマスクがいまいち普及しない理由について書いてみました。

それでは今回この辺で