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非正規公務員の給料を高くする方法

公務員の2割以上を占める非正規公務員の厳しい実態が明らかになりました。 民間団体が図書館の司書や保育士など非正規公務員を対象に調査し、1200人余りから回答を得ました。  全体の5割以上が年収200万円未満で、また全体の3人に1人が家計の主な担い手であることが明らかになりました。

yahooニュース「半数が年収200万円未満 非正規公務員の厳しい実態(テレビ朝日)」より引用

非正規公務員の年収の低さが問題として取り上げられています。

こういう話を聞くと同一労働同一賃金はどうなったのだ?と疑問が湧いてしまうのですが、このままいくと過去のものとして葬り去られてしまいそうな気がしてならないのでせめてもの抵抗として事ある毎に蒸し返していく所存であります。

話は戻りタイトルにある非正規公務員の年収が低い問題を解決する方法です。
みんな給与が安過ぎると言って辞めてしまえば良いんです。

言う迄もなく公務員というのは人気職です。非正規職でも他の非正規職そして有象無象のブラック企業よりかは非正規公務員の方が安心できるということで人気は高いのだと思います。
他にも給与は安くても子育てをしている主婦などから見れば勤務時間がきっちりしていたりある程度時間の融通が利くと想定できる公務員というのは非正規で給与が安かったとしても応募者と条件面で折り合うことが多いというか、折り合うこの出来る限られた職場でもあるのだろうとも思います。
従って採用倍率が倍率が1倍を切ることは稀だと考えられます。

もしも私が非正規公務員の採用担当者だとして、非正規公務員の年収が低いというニュースを見たらどう思うでしょうか?
間違いなく他人事です。
なぜか?
人が採用出来ているからです。
一年ごとの契約更新にするのはなぜか?
状況が変わったら契約更新を打ち切れば直ぐに切れると考えているからです。
通常ですと労働者の側から契約更新を断られてしまうリスクが考えられる筈なのですが、この方法が主流であるということは殆どの非正規公務員の人は契約更新を断らないということです。
そして非正規公務員の人の契約を更新せずに切り捨てた後にやはり必要であると判明したような場合は募集を出せば応募があって補充できると判断されているのだと思います。
詰り、一年ごとの契約更新を行うメリットとデメリットを比較するとメリットの方が大きいということになります。

これが非正規公務員として採用した人材の多くが給料が安いと言って辞める。
人材募集をしても応募が無い。
契約の更新を打診すると結構な確率で断られる。
以上のような状況になって始めて採用担当は給与を上げなくてはならないのかもしれないと考え始めるのです。
しかし現状でそういった話を聞かないということは人材の補充が問題なく行われているということです。
経済学的に言えば需要と供給の問題となります。
現時点の労働市場の中で非正規公務員の募集と言う需要に対して応募者という供給が多く低すぎるという給与は市場メカニズムで言う所の需要と供給の均衡点に存在している可能性が高いです。

非正規の公務員を募集するにあたって強制的に徴集しているという話は聞かないので
少なくとも現状では求人の応募者にとって非正規であっても公務員というブランドや勤務条件と給与額を考えた場合に他の会社等の人材募集より魅力的に写っているのだろうと思われます。

しかし実際に採用されて働いていみたら他の正規職員と同じ仕事をしているのに非正規という理由だけで給与が安かったり、思った以上に高度なレベルの業務を要求されているというケースも考えられます。
そう言った場合なのですが、労働市場の中で今いる自分の市場価値に対して不当に安い給与になっている状態であれば正当な評価をしてくれる会社に転職するなり給与を上げる交渉をするべきなのだろうと思います。
これが行われないと雇用者は労働者が今いる状況に満足していると考えるからです。
且つ労働市場というのは雇用者にとっても労働者にとっても余り動かないで済むのがベストとは言えやはり条件等が合わなければ移動することが望ましい。
そうしなければ需要と供給の均衡点にある給与額が是正されないからです。

結論としては現在の労働市場というのは余りにも不透明で公務員というブランドから不当に安い給与だとしても人が継続して在籍し続けてしまう。
従って先ほど述べた通り年収を上げるためには文句を言ってきちんと辞めて年収の高い職場に移っていくことで労働市場メカニズムを機能させていけば自ずと給与も上がっていくのではないかと思った次第です。

それでは今日はこの辺で