就職活動で面接を受ける機会があるかと思います。
アレはとても緊張します。担当面接官との相性が悪いと最悪です。
露骨に見下してくる奴とか本当に死ねば良いと思いますし、それで落とされたら自分の全てを否定されたような気分になります。

と言いつつ私も採用を担当していたことがあるので、その経験から今日は就職活動で面接で落とされても別に気にしなくて良いかもよということを少し書いてみようと思います。
ただし私が採用担当をしたのは人気のない中小企業です。
従って大企業や人気企業の採用については分からないです。
その点を踏まえた上で読んで貰えると幸いです。

通常、企業側が求める人材は優秀な人材を求めていると普通の人は考えると思います。
従って応募する側としては自分の能力が高ければ採用されると考えるのではないかと思いますし、もしも採用面接で落とされたなら自分の能力が劣っていると判断されたのではないかと考えるのではないかと思います。
と言うか私はそう思っていました。

そんな私が採用面接の担当になって思ったのは、採用される際には意外と能力以外の要素である相性や現場の状況といったタイミングのような外部からは知る由も無い運の要素が強いんだなということでした。

従って応募者の中での相対比較で能力の高いと思われる人を落として能力の低いと思われる人を採用するケースは意外とあります。

例えば離職率が高い現場は当然、仕事を辞めなさそうな人を欲します。
どんなに優秀な人でも直ぐに辞められたら採用の手間とトレーニング費用を捨てるだけだからです。そのため優秀な直ぐ辞める人より能力の劣る辞めなさそうな人の方が採用する企業にとっては価値が高くなるケースがあります。
そういった企業で採用側は今まで辞めてしまった人の年齢や性別、把握している性格等と照らし合わせて、なぜか妙齢の女性は続いているけど若年層の男性だと辞める率が高いということが分かっていれば求人を掛けて男性で性格も良さそうで能力もありそうなAさんと、女性で妙齢の性格が良さそうだけど能力は低そうなBさんが候補として挙がっていた場合にBさんを採用するケースはよくあることだと思います。

他にも現場の人員の年齢構成に偏りがあって事業拡大に伴って人員を募集しておこうとなった場合は人事としては現場の年齢層が高齢層に偏っていれば若い人を採用したいとなりますし逆に現場が若年層に偏っていればそれより上の年齢層の応募者を採用する傾向が強くなります。

しかし採用側のこういった事情が募集要項に書かれることはありません。それは何故かと言えば、それ以外の人の応募が少なくなるからです。
(それと例外もありますが基本的には「雇用対策法施行規則」でそういった制限は禁止となっています)
他にも求人を出せば直ぐに応募者の殺到する大企業や人気企業ならいざ知らず世の中の殆どは求人を出しても殆ど募集の無い中小企業が殆どです。
そういった企業で欠員募集が起きた際には人員の補充が何よりの最優先事項になりますので、現場の年齢が偏っていようが何だろうが望む人員の応募が無ければ妥協して採用します。
従って、募集時期が違ってアホだと思っていた友人が採用されて働いている企業が優良企業っぽいということで、あのアホでも採用されたんなら自分でも楽勝だと思って応募したら、その時はたまたま応募する人数が多かったり現場の求める条件とたまたま合致していなかったという理由で落とされるのもよくあるケースです。
しかも採用担当が裏側で「あの人は去年だったら間違いなく採用だったよね」と話している可能性すらあります。

また極端な例だと応募者にネガティブな要素を求めることだってあります。
以前、性格が明るくて良さそうな人を入れたら直ぐに辞めてしまった現場で再度人員を補充するとなって現場の状況を調べてみたら性格の暗い人しかいないと判明すれば次は出来るだけ性格の暗そうな人を採用しようとなるケースだってあるんです。
そうなれば多少の話し下手でも良いんです。必要最低限の能力があって現場の相性が良さそうで長く続きそうだとなれば採用されます。

他にも面接の時にたまたま事情をよく知らない上層部が思い付きで途中から参加してきて、別の人を採用してこの人を落とそうと思っていても上層部が気に入ったという理由で採用されることもあります。

更には幹部候補を募集しようとなって人事が優秀な人を一次面接で通しても所属部署の部長面接が通らない。経歴も面接での受け答えも全く問題が無いのに落とされた。
それは担当部署の部長が自分より仕事が出来そうというだからという理由しか考えられないことだってあるのです。ここまで来ると会社に対する背任ではないかと思うのですが人事より権力を持ってる人から言われたら従う他ありません。
因みにこのケースは業を煮やした経営者が落選者の履歴書を漁って何でこの人を落としたんだと人事を叱責した後に社長自身が再度面接して晴れて採用となりました。

また採用面接をする担当との相性の問題も当然の如く存在します。
私の知っているケースでは採用担当を副社長が行っていて、この人の採用した人は尽く禄でもない人ばかりだったというケースだってあるんです。因みに私の面接も副社長が行っていたので、この人じゃなかったら私も普通に落とされていた可能性が高いのでラッキーでした。

このように面接は意外と運の要素が強いです。これは裏を返せば人生一寸先は闇と言うのも本当であるということです。

以上のように人事だって暇ではないので書類選考を通って採用面接となった時点で応募者に最低限の能力はあると見込んでいるので残りの要素は運だと思って差し支えないです。

従って就職面接で落とされてもあまり考え込む必要はありません。正すべき点は正していくべきだと思いますが、採用面接でお祈りされても運が悪かっただけだと思って変に引きずらずに次の面接で頑張った方が勝率は高くなると思いますよ。

それでは今日はこの辺で

この記事をSNSでシェア!

投稿者: 悲しい笑い

ブラック企業を渡り歩き、どさくさに紛れて営業のマネジメントや新規事業の立ち上げをやったりしていました。