2022年3月にイオングループのまいばすけっとがオープンするにあたって設置された室外機からの騒音と低周波音および振動を発生させる公害被害に遭った為、こういった問題の解決をする埼玉県川口市環境保全課に対応を依頼しました。
因みに発生している騒音値は59.9dB。環境省の定めた騒音の環境基準に準じて作られた川口市の夜間の騒音値の規制値は50dBなので立派な公害です。
ややこしいのは私の居住地域は商業地域で騒音規制法と条例で罰則のあるものが存在していないことでした。
行政は罰則が無くとも行政指導、もしくは条例の制定などによにって解決を求めていく義務があります。詳しくは下の記事に書きました。
しかし、これを書いている日時は2022年12月18日現在も全く解決の兆しは見えていないのでグチを書きます。
川口市環境保全課が公害対応として行ってくれたこと
その間も私は何度となく川口市環境保全課には何度も解決してくれと催促をした結果、川口市環境保全課が行ってくれた主なことは下の二つです。
1.調査として騒音があった感想を述べてくれる
2.まいばすけっとに解決を求めない
1.調査として騒音があった感想を述べてくれる
公害の発生元と思われる室外機の前に立って騒音が聞こえるような気がしていますという感想をまいばすけっとに伝えてくれました。
これが川口市環境保全課の公害調査なのです。
しかも低周波音と振動についての調査も依頼したのですが、それは騒音を発生させている室外機と関連している可能性が考えられますという回答でした。感想の更に感想を述べてくれました。
何が原因なんですか?と聞けば「冷蔵庫の室外機だというのは分かりました。業者に調査を依頼するように伝えました」
THE!丸投げ!?
※因みに室外機には何の室外機かのシールが貼ってあるので小学生でも何の室外機か分かります。
じゃあ調査結果を出して下さいという要求に対しては「そういうのはやってないですね」
つまり川口市環境保全課は根拠の無い思い込みを調査としているという極めて愉快な事実が分かっただけでした。しかも責任逃れに調査結果は出さないという小狡さまで発揮。
因みに総務省の公害等調整委員会の解説公害紛争処理法に書いてある公害調査についてです。
・苦情の原因となった公害について、被害の程度、範囲、原因等について調査し事実を明らかにすること
驚くべきことに何一つ明らかにされていません。
2.まいばすけっとの担当に求めない
川口市環境保全課はまいばすけっとに対して公害の解決を求めなくてはなりません。
その川口市環境保全課がまいばすけっとに対しての案内です。
解決するかどうかは任意です。解決してもしなくても良いです。
以上のような案内をしてくれました。
お陰で私はまいばすけっとの担当者から「川口市役所から解決しなくても問題ないと言われました」と言われる始末です。
この点を川口市環境保全課に指摘すると
任意→認めることも認めないこともしていない→配慮を求めている
以上のような変遷を辿って辻褄を合わせに躍起になるばかりです。
最後に
正直、今回の公害問題を解決する為の一番の障壁は川口市環境保全課ではないかと思っています。
実は埼玉県庁でも公害相談を受け付けているのですが調査等については川口市環境保全課で行うことになっています。
つまり川口市環境保全課が何らかの理由によって消滅してくれると県庁が対応してくれるようになるのです。
埼玉県庁が有能かどうかは分かりませんが、他の地方自治体の公害問題の対応を行っていた人に川口市環境保全課のことを話すと驚かれるので県庁の方がまともな可能性が高いように思えます。
これが「本当に住みやすい街」として2年連続(2020年、2021年)で選ばれた川口市の有り様です。
川口市では騒音被害に遭った際に行政の協力を得ることは出来ません。